おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

環境に優しい麦間ユウガオ移植

2014年05月06日 00時00分00秒 | 農業

写真1 麦間の裸地を整えてユウガオ苗を移植中 2014/04/29


写真2 ユウガオ苗にビニールを四角錐状に被せる ユウガオ脇の粒は殺虫剤


写真3 四角錐状ビニールの上に稲わらを南北に斜めにかける


写真4 写真5

写真4 畑の両端に裸地を造り、ユウガオ苗を移植。蔓を畑の中央(今、麦)へ延ばす。道路と他人畑に挟まれた畑に適う方法を見る
写真5 麦を早期に刈り作土に混ぜ込んだ裸地 写真1と同じ裸地 2014/04/19

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 誰しも、作土に優しい、環境に優しい栽培方法を切望
 その一つが麦の間にユウガオ苗を移植する方法
 今どき珍しい

 ユウガオ苗を麦の畝と畝の間に移植するのではない
 ユウガオの匍匐茎・蔓が伸びる幅広い範囲の麦を早期に刈り作土に混ぜ込む
 その裸地を整え、日を経てユウガオ苗を移植する
 残った麦も、ユウガオ苗移植後、日を経て刈る
 麦は早かれ、遅かれ肥料となる。いわゆる緑肥
 このような方法を麦間ユウガオ移植と呼ぼう

 2014年04月29日、麦間ユウガオ苗移植の現場に遇う、幸運
 7年間狙っていたYさんの畑
 Yさん夫妻と後継者が移植中(写真1)
 この移植を行なうのはYさんだけ、筆者が歩いた7年間で

 麦間や被せるビニール、稲わらなどの効用を3人に伺うと次のよう
   麦は寒風避けになり、春の作土嵐も防ぐ(弊ブログ2013年03月12日
   畑の土埃、作土嵐には苦情がけっこう寄せられる
   苗に被せる四角錐状ビニールは防霜、防雹のため(写真2)
   その上に稲わらを南北へ向けて斜めにかける(写真3)
   苗が根づくまでの陽避け、陽陰つくりと防霜
   しかし、ビニールをトンネル状に張らない、稲わらで終わり
   移植が遅いので、厳しい防寒・防霜対策を必要としない
   さらに、同じ畑に連作しないので土壌燻蒸剤は不要

 上記のような移植・栽培方法を続けてください、Yさん
 今も、将来も求められています
 なお、Yさんの先代は独特のネットトンネルを造っていた(弊ブログ2013年07月12日

 引用・参考文献等:弊ブログ2014年04月30日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真1~写真4;2014年04月29日 写真5;19日 撮影地:栃木県下野市
コメント
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