写真1 細い花柄に釣り下がる黄色の花(花冠)、紅紫色の班点がある。キツリフネの花冠の先は開き、後部は細く閉まり下方へ曲がる。黄色花冠を含む全体の姿が釣り船に似るゆえ、ツリフネの和名となる。
写真2 釣り船もさることながら、口(花冠の前部)を開け、獲物を待つ魚・アンコウに似るキツリフネ
写真3 雨天、農業用水路の土手に咲いていたキツリフネ
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本種・キツリフネは山地の湿気のある所に生える1年草。黄色の花が細い花柄の先に垂れ下がる。
この全体の姿が「釣り船」に見なされ、ツリフネの名がついた。同じツリフネの名がつくのは、ツリフネソウ(後日紹介)、ワタラセツリフネソウ(後日紹介)、ハガクレツリフネ(未撮影)がある。3種ともに紅紫色の花をつける。
写真の個体は同一。
学名:Impatiens noli-tangere ツリフネソウ科 花期:6~9月。
引用・参考文献等:『山渓カラー名鑑 日本の野草』360頁、株式会社 山と渓谷社、1983
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年6月18日 撮影地:栃木県日光市