NANAOのメヒコ生活記

この歳でメキシコに住むなんて一大イベントが私の人生に用意されていたなんて、人生何が起こるかまだまだ分からん・・・

真っ黒いスープと真っ黒いクレープ

2007-07-27 11:14:22 | メキシコ生活記
決してイカ墨スープじゃありません。メヒコに住んでいた方・住んでいる方ならすぐに分かりますよね。これはウイトラコチェ(Huitlacoche)を使ったスープです。以前ウイトラコチェについてはご説明したので、詳しくは省きますが、黒穂病というカビが生えた黒いトウモロコシの事です。日本では気持ち悪がられて使われないそうですが、ここメヒコでは普通に庶民の食事に使われます(以前の記事へはこちらから2005年12月19日「こんな形のもあります」)。

ペニシリンたっぷりのウイトラコチェ。今まで
ウイトラコチェを使ったピザは食べた事がありましたが、スープは初めて。チャレンジャーNANAO、今回もLet's challenge

ウイトラコチェは癖が無いので、際立った特徴があるスープという訳では無かったですね。強いて言えば、ちょっとこくがあるコーンスープという感じ。凄いコメントを期待していた方、すみません。


こっちは別のレストランで食べた、クレープ。中身にウイトラコチェが使用されています。薄っすら黒く透けてるでしょ。
     
ウイトラコチェにはペニシリンが豊富に含まれていると書きましたが、今回「ペニシリンとはなんだっけ?」という疑問が生まれまして。。。 聞いたことはもちろんあるんですが、何かと問われたら答えられない。なので、広辞苑で調べてみました。

ペニシリン【penicillin】
“抗生物質の一。1928年A.フレミングが青かびペニシリウム-ノターツムから発見、41年フローリー(H.W.Florey1898~1968)らが分離抽出に成功し、その臨床的有効性を証明。葡萄球菌・連鎖球菌などの発育を阻止する作用を有し、肺炎・淋病・敗血症など多くの細菌性疾患に著しい効果を示す。ペニシリンの類とセファロスポリンC群の抗生物質は総称してベータ-ラクタム抗生物質といい、細菌壁の合成を阻害して菌を殺す。”
(広辞苑より引用)

いやぁ、何だか色々書かれていましたが、とどのつまり抗生物質のひとつって事な訳ですね。ふむふむ


クレープの中はこんな感じで、やっぱり真っ黒。
    
確かに黒穂病なんて聞くと気持ち悪いし、日本人が嫌う気持ちも分かりますけど、でも身体にいいのならもっと世界中で食べられてもいいのになぁ・・・って思いますが、どうですか。

さっきも書いたように、味は特に無いので「美味しい!」とは言いませんが、味に癖が無いなら余計に他の食べ物と組み合わせ易いと思うんですよね。以前食べたピザみたいに、ちょっと足してみるとか。皆さんは、食べてみる勇気ありますか?


ウイトラコチェとは関係ないですが、ホテルのレストランでトスターダスを頼んだらこのボリューム
    
いやはや、一体どうやって食べた物か一瞬考えましたよ。両手で持ってかじったら、案の定、上の肉やサラダが汚らしく皿の上に落ちました。。。
メニューにはトスターダス・ミチョアカン風って書いてあった気がするんですが、中に入っている具がミチョアカン風なのか、このボリュームがそうなのか、その両方なのか・・・とにかく凄かったです

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2 コメント

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美味しそうです! (Koharu)
2007-07-28 02:39:24
わぁ、こんな食べ物があるのですね。 以前の記事もリンクでたどって読ませて頂きましたよ~!
黒穂「病」じゃなくて黒穂「茸」って考えれば良いってことですよね~
抗生物質のペニシリンたっぷりってことは、風邪とかにも良いってことなのでしょうか。
それにしても、こんなに個性的な色なのにクセが無いってところが不思議ですね。

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そうですよね。 (NANAO)
2007-07-29 11:21:59
Koharuさん
関連記事も読んでいただいて、ありがとうございます。
アメリカではメキシカン・コーン・トリュフなんて言い方をされているぐらいだから、日本でも呼び名を変えたほうがいいですよね。不味いなら私もこんな記事は書きませんが、特に癖もないし。。。日本では知らない人の方が多いですよね。私もこっちに来て初めてしりました。
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