急きょ
家をバタン
バタンと閉めて
戸締りして
出掛けた
◇
いい天気
もう
春だから
◇
◇
偶然
話に出た
その角
L字型の道は
私が夢で見た
イチバン美しい
温かい
話の場所で
◇
今まで
あまり大事にして
心の中で
しまっていて
ブログにも
書けなかった話の
そのピッタリ
その位置だったです
◇
私は
不思議なことに
子供の頃から
含めて
一度もその場所に
行った事はなく
家から
川を渡って
数十メートル
50mくらいの
場所なのにねえ
◇
そんな事が
あるんですね
◇
まあ
それで
それは心に
秘めておいて
ぽかぽか天気の中
兄と
生まれてこれも
初めて?
のんびり
散歩しましたです
◇
私の心の中では
一本橋を渡って
まっすぐ行って
大きな桐の木の根元の
うたかちゃんの家
◇
兄の気持ちの中では
崩れかけた
土蔵の脇をくぐって
右へ大きく曲がり
その桐の木の脇へ出て
そこから
もう一度
右へ曲がって
そこが
今は空き地になっているのが
ウタカちゃんの家
◇
兄の方が
正しかった
当然
◇
私は
来たことが
なかったから
◇
ふたりで
のんびり散歩していても
おかしいもので
それぞれの
胸の内は違う
◇
兄は
子供の頃
友だちと柿などを洗った
井戸の事
◇
現存
してました
◇
私は
母の親族の女性
女医さん
当時の言い方
お医者さんが
家に下宿していた思い出
そして
私が生まれてくることを
知っていて
それを
楽しみに
してくれて
それで
私が生まれてくる前に
なくなってしまった
◇
その思い出の話
◇
◇
どうも
親しみをもってくれる女性に
すれ違う
人生のワタクシ
◇
◇
お互い
違う感慨を
胸に持ち
兄と
ふたり
ぐるっと
歩きました
◇
散歩
いいものだね
と
またやろう
と
兄の娘が
新居を構えた
豪徳寺近辺の
寺町と
散歩の
最適コース
二つだね
と話ながら
◇
◇
戻ったら
お昼を過ぎて
さっき
お茶を飲んだから
今度は
コーヒーをいれて
◇
兄が
小さい風呂敷包みに入れて
発見!
発見!
などと言って
持って来た
おばあちゃんの
昔の写真
14才
19才
21才の頃の
写真とか見ました
◇
裏に
近所の人とかの
名前を書いて
くれてたのが
ありがたいですね
◇
今となっては
唯一の情報
◇
また
イトコのMちゃんとか
呼んで来て
散歩して
写真見よう
ビールで
と話しました
◇
しかし
今はもう
この写真や昔話
それに喜ぶのは
姉を入れて
4人だけに
なってしまったなあ
◇
とちょと
しんみり
◇
◇
まあそれで
兄は
ごきげんで
帰りました
◇
人生初
兄との散歩
◇
あと
このような日が
何日
あるかな
◇
案外
なかなかね
◇