あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

春の歌あれこれ

2018-03-05 10:50:22 | 日記
昨日は、春の訪れを実感する穏やかな一日でした。
降り注ぐ陽光を体いっぱいに受け、愛犬と気持ちの良い散歩ができました。
見上げると 青空を 鷹がゆったりと舞い、木々の枝々では小鳥がさえずっています。
日当たりの悪い畦道の一画にはわずかに雪が残っているものの、道沿いのあちこちにこぼれ
落ちた青空のかけらのようなオオイヌノフグリが顔を見せています。
春の空気が大地いっぱいに充ち溢れているような感じがしました。もう春なんですね。

今日の天声人語に、この季節にピッッタリの チェコの作家カレル・チャペックが書いた言葉が
取り上げられていました。

 私が音楽家だったら「芽たちの行進曲」をつくるだろう。
 …小さな芽から若い葉が伸び、花がつき始めた木がある。
  一方で堅い芽のままの木もあり、
  「地中から、あるいは、空から発せられる『始め!』という号令のようなものを待っている」
  そんな号令で一気に芽吹き、春が開幕するのだと … 『園芸家の一年』より

春の開幕を告げる 地中や空から発せられる号令は、木々の芽だけではなく 春の訪れを今か今かと
待ち続けている 生きとし生けるものすべての耳と心に届くものなのかもしれません。

春を告げる歌の中には、思わず口ずさみたくなる 春の息吹を表現した歌詞がたくさんあります。
その一節を次に取り上げます。

♬「春の風」より        ルルル~ 春の風は かけていくよ ルルル~    
 作詞:和田 徹三     
 作曲:広瀬 量平       プクプク太った木々の芽をスィースィーとなでながら
                おはよう おはよう おはよう おはよう 春だよ 春だよ

                小川のはしゃいだせせらきにシャパシャパシャパッと歌わせて
                おどろう おどろう おどろう おどろう 春だよ 春だよ

                レンゲにタンポポつくしんぼ コチョコチョコチョッとくすぐって
                あそぼう あそぼう あそぼう あそぼう 春だよ 春だよ

♬「花の街」より        七色の谷を越えて 流れていく 風のリボン
 作詞:江間 章子       輪になって 輪になって かけていったよ
 作曲:中田 喜直       春よ 春よと かけていったよ

                美しい海を見たよ あふれていた 花の街よ
                輪になって 輪になって 踊っていたよ
                春よ 春よと 踊っていたよ

♬「春がよんでるよ」より    ひばりのこ すずめのこ 飛びながら 何を見た
 作詞:小林 幹治       ホーヨホヨヨ ホーヨホヨヨ 春がよんでるよ
 作曲:ポーランド民謡     あの土手に寝転んで お弁当食べたいな
               ホーヨホヨヨ ホーヨホヨヨ 春はすてきだよ 
               もぐらのこ かえるのこ 動き出せ 目を覚ませ
               ホーヨホヨヨ ホーヨホヨヨ 春がよんでるよ
               ほがらかに歌う空 若草も声合わせ
               ホーヨホヨヨ ホーヨホヨヨ 春の歌声よ

♬「どこかで春が」より    どこかで 春がうまれてる どこかで 水が流れ出す
               どこかで ひばりが鳴いている どこかで芽の出る音がする
               山の三月 そよ風ふいて どこかで 春がうまれてる

今日はあいにくの雨降りですが(この雨も春をよぶ雨なのかもしれませんが)、どこかで生まれている春を
春の歌でも口ずさみながら 探してみたいものです。
目に見えるものだけではなく 芽の出る音にも 耳を傾けながら…     

     

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