あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

思いつくままに

2010-09-29 10:27:20 | インポート

○ 映画「13人の刺客」を見てきました。前評判も高く期待して見たのですが、戦いの場面など迫力があったものの、もう一歩という印象がありました。娯楽映画としてのそれなりの楽しさはあるものの、それ以上のものを期待したこともあり、少しがっかりした思いがありました。黒澤明監督の「七人の侍」のようなリアリティーや深さがなく、登場人物の存在感が弱く、戦いへの筋立てのみが強調された作品だったように思いますが……。

○ 久しぶりに友人と再会する機会がありました。このブログも見てくれているとのことで、うれしく思いました。彼は今教職にあるのですが、教えることに対する情熱の不足を感じ、子どもへの責任が果たせているかどうかを自問しているようです。その自問こそ、教師として誠実に生きている何よりの証拠なのではないかと思います。そういったところが、若い頃と変わらない彼の良さなのですが…。

○ 今朝は、日の出を見ながらの早朝ウォーキングでした。太陽の光と温もりを体全体で受け止めながら、気持ちよく歩くことができました。やはり、太陽は元気の源なのかもしれません。道端にアメリカセンダングサの花が咲き始めました。花が服にくっつくので、子どもたちと秋探しに出かけた時など、探検バッチとして胸につけたりして遊んだことを思い出します。秋が少しずつ深まっている感じがするこのごろです。

○ 尖閣諸島を巡る問題は、船長の釈放という結果を通しても改善には向かっていないようですね。レアアースの禁輸は解除されたようですが、税関での検査強化やフジタ社員の4人の拘束は、まだ続いているようです。中国は、大国になりつつあるのですが、民主的な国家という点では一党独裁、人権抑圧等の面で、まだ未熟な段階にあるように思います。しかし国と国同士の関係では、日本がリーダーシップを発揮し、お互いの信義や信頼を大切にする互恵の関係をつくっていってほしいと思います。

○ サッカーでは、ドイツのドルトムントに所属する香川選手のすばらしい活躍が報道されています。チームの5連勝の立役者となり、地元では英雄扱いされているようです。21歳の若者ですから、やがては本田選手と同様、日本チームのかなめになってくれると思います。野球では、イチロー選手が10年連続200安打を大リーグで記録しました。エンゼルスの松井選手の来年度の動向が気になるとろですが、楽天に入ってくれたら最高なのですが……。スポーツの秋でもありますね。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの秋晴れです!

2010-09-26 08:55:16 | インポート

 今日は、朝から太陽が顔を出し、気持ちの良い秋晴れです。気温の低い肌寒い日が続いていたので、太陽の温もりと青い空をなつかしく かつまた 愛しく感じます。

 農家の方にとっても、待ち遠しい秋晴れだったのではないでしょうか。今日は、絶好の稲刈り日和となりそうです。私も、気持ちよく畑仕事に専念できそうです。

              ある日ある時

                      黒田 三郎

       秋の空が青く美しいという

       ただそれだけで

       何かしらいいことがありそうな気のする

       そんなときはないか

       空高く噴き上げては

       むなしく地に落ちる噴水の水も

       わびしく梢をはなれる一枚の落葉さえ

       何かしら喜びに踊っているように見える

       そんなときが

                  <小峰書店 日本の詩 いのち 遠藤豊吉編より>

 今日も、この詩にあるような「何かしらいいことがありそうな」感じがします。

 ある日ある時、明るく心が動くその瞬間に、この詩のような思いを感じる時があります。

 日々の生活の中で 流れる時の中で 移り行く季節の中で

 空から 花から 人から 本から 出来事から

 見えるものから 見えないものから 夢みるものから 想像するものから

 今 その瞬間に 受けとめたものを その光や温もりとともに 大切にしていきたいものです。

 生きるということの意味が その中に込められていると感じるからです。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵本『ともだち』について

2010-09-24 17:32:21 | インポート

 谷川俊太郎が文を書き、和田誠が絵を描いた、絵本『ともだち』を紹介します。<玉川大学出版部刊>子どもはもちろんですが、大人にとっても、友だちとはどんな存在でどうあるべきか、改めて考えさせられると共に、人と人とが関わっていく上での、基本となる大切なルールについて、気付かされます。ここでは、絵の紹介ができないので、文のみ取り上げます。この文ならこんな場面と、文に合う絵を想像しながら読んでいただけたらと思います。実際の絵本も、○印の文に一枚の絵という構成になっています。

◇ともだちって (どんな人か) 

○ ともだちって かぜがうつっても へいきだって いってくれるひと。 ○ ともだちって いっしょに かえりたくなるひと。 ○ ともだちって おかあさんや おとうさんにも いえないことを そうだんできるひと。 ○ ともだちって みんなが いっちゃったあとも まっててくれるひと。   ○ ともだちって そばにいないときにも いま どうしているかなって おもいだすひと。

◇ともだちなら 

○ ともだちなら たんじょうびを おぼえていよう。 ○ ともだちなら びょうきのときは おみまいに いこう。 ○ ともだちなら たびにでたら えはがきを かこう。 ○ ともだちなら かりたものを きちんと かえそう。 ○ ともだちなら いやがることを するのは よそう。

◇ひとりでは

○ ひとりでは もてない おもいものも ふたりでなら もてる。 ○ ひとりでは とどかない せなかも ともだちが いれば かいてくれる。 ○ ひとりでは こわい よるのみちも ふたりで あるけば こわくない。 ○ ひとりでは つまらないことも ふたりで やれば おもしろい。   ○ ひとりでは できないことも ともだちと ちからを あわせれば できる。

◇どんなきもちかな

○ しかられた ともだちは どんなきもちかな。 ○ なかまはずれに されたら どんなきもちかな。 ○ しっぱいを わらわれたら どんなきもちかな。 ○ ないしょばなしを されたら どんなきもちかな。 ○ やくそくを やぶられたら どんなきもちかな。

◇けんか

○ じぶんの いいたことは はっきり いおう。あいての いうことは よくきこう。 ○ わるくちは いったっていい、でも かげぐちを いうのは よくないな。 ○ けんかは したっていい。でも ひとりを たくさんで いじめるのは ひきょうだ。 ○ おかあさんや おとうさんや せんせいに いいつけるのは ずるいんじゃないかな。 ○ なかなおりするには けんかをするのと おなじくらいの ゆうきがいる。だけど わるかったと おもったら 「ごめんね。」と あやまろう。

◇ともだちはともだち

○ すきなものが ちがっても ともだちは ともだち。 ○ ことばが つうじなくても ともだちは ともだち。 ○ としが ちがってても ともだちは ともだち。 ○ おかあさんと おとうさんも ときどき ともだちみたい。 ○ にんげんじゃなくても ときには ともだち。

◇あったことがなくても

○ どうしたら このこの てだすけが できるだろう。あったことが なくても このこは ともだち。 ○ このこのために なにを してあげたら いいだろう。あったことが なくても このは ともだち。 ○ おかねもちのこ まずしいこ。どうしたら ふたりは ともだちに なれるのだろうか。 ○ だれだって ひとりぼっちでは いきてゆけない。 ○ ともだちって すばらしい。

◇ 最後に書かれている詩

  ともだちと てをつないで / ゆうやけを みた /

  ふたりっきりで / うちゅうに うかんでる--- /

  そんな きがした /

  ともだちと けんかして / うちへ かえった /

  こころの なかが / どろで いっぱい--- /

  そんな きがした /

  ともだちも / おんなじ きもちかな

 もし、子どもたちにこの絵本を紹介する機会があったら、紹介の後に◇の観点から、自分なりの言葉や絵で「ともだち」という絵本をつくってみようと呼びかけたいと思います。自分の身近にいる友だちとの関係を振り返り、どんなともだち関係をこれからつくっていくのか、その子なりの願いや思いを込めた絵本ができあがるような気がします。そして、その絵本をお互いに読み合う機会をもてたら、いいですね。

 特に、◇「あったことがないともだち」という観点から、どんな思いや考えを文にし、絵にするのか、とても興味があります。そばにいなくても、あったことがなくても、ともだちとしてその子たちとどうかかわっていくのか。同じ子どもとして、同じともだちとして、想像力豊かな思いや考えが出てくるような気がします。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尖閣諸島を巡る日中関係について

2010-09-22 08:52:52 | インポート

 尖閣諸島沖での日本の巡視船と中国漁船の衝突事件は、双方が引けない状況にあり、深刻な日中問題に発展しそうです。歴史認識の違いや領土問題がからむため、なかなか収まりがつかず、さらに状況が悪化し国交断絶といったような段階まで至らないといいのですが……。中国では、漁船が巡視船に衝突され、船長が拘束されたという一方的な報道がされ、世論の反日機運が高まっているようです。この機運に乗じて経済や政治の面でも大国となった中国が、さらに強引な制裁措置を取ることも心配されます。

 中国人の船長が釈放されるまで緊張関係は続くと思いますが、衝突に至るまでの記録映像が客観的な証拠としてあるということなので、それらの映像や裁判の記録等を中国側にも随時公表し、中国漁船が意図的に巡視船に衝突した事実経過を伝えていくことも大切なのではないかと考えます。感情論にならないよう冷静に今回の事件を捉え、領土問題も含めた今後のより良い日中関係の在り方を双方の政治家に考えてもらいたいと思います。

 国境なき医師団のCMの文言に『国の境目が命の境目となってはならない。』という一節があり、とても心に残っています。国の境目は、閉ざされた門ではなく、両国の人が相互に往来をし、交流をし、理解と信頼を深める、開かれた門でありたいものです。相互に国境を主張し、争うことは、門を閉ざし合うことでもあると思います。誰でも持っている二つの祖国(自分の国と地球)の地球人としての視点から、国境をとらえていくことで、今後の展望も生まれてくるように思います。経済も国境にとらわれない国際化の時代を迎えているのですから。

 理想論かもしれませんが、地球に住む人は、みな地球という同じ環境に住み、地球人として平等であり、地球人として同じ幸福を享受する仲間なのだと視点から、世界を見ていきたいものだと思います。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チリ落盤事故のニュースから

2010-09-21 10:30:32 | インポート

  9/20付のニュースによると、6/5に発生した落盤事故で、地下に閉じ込められた33名の救出のペースが、大型切削機を使うことでさらに早められるとのことで、少し安心しました。当初は、救出は年末になるのではと予想されていたのですが、早ければ10月中旬に可能になるとのことです。

  事故発生から17日後に、33名全員が無事だというニュースを知った時は、驚きと同時に強い感動を受けました。わずか2日分の備蓄食料と水しかない状況の中で、全員が無事だったのですから。幸い避難所に通気の設備があり、地下水も飲料水にできたことが救いになったようですが、その間の33名のチームワーク(連帯感)のすばらしさには、頭が下がります。『助かるなら全員で』という思いで、頑張っていたのだと思います。

  33人の中で最年長のマリオ・ゴメスさん(63)は妻、リリアナさんに宛てた手紙に「愛する妻へ。たとえ救出にまだ何カ月かかろうとも、私は大丈夫だ。きっと全員生きて帰れる。忍耐と信心。神が守ってくれる」と書きました。家族や愛する人への33名の思いを代弁する手紙だったのではないかと思います。

  9/14に、地下にいる父親の一人に女の子が誕生し、その父親は『エスペランサ=希望』と名付けたそうです。文字通り、希望を与えてくれる我が子の誕生だったと思います。テレビを通して、父親と女の子との対面も実現したようです。我が子を自らの手で抱きしめることや、また家族と再会できることを希望にして、その父親もまた他の32名も、救出される日まで新たな気持ちで頑張ることと思います。

 33名全員が元気な状態で、一日も早く救出され、家族との再会が叶うよう、心から祈りたいと思います。

  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする