ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

頃は二月の常陸太田市生田川

2020-05-10 10:57:56 | 人とお庭の間には
 去る二月の記録。



石走る垂水を望むべく。



辿る渓流は、常陸太田市の生田(おいだ)川。
旧里美村の山中に発し、西に流れて久慈川水系里川に注ぐ。



地図でも目立たぬ小河川ながら、水流は盛んなり。
林道入り口で下車し、しばらく杉林を歩くのだが。



田んぼの隣の里山の間に、これほどの水量があるのには驚く。
しかも、まだ二月も半ば。



ここを歩く人の御目当ては、上流の滝群(→こちら)。
ブログ主も、既に天然の滝石組を取材すべく歩くこと二度。
三度目の正直で、自然さんは何を語るのか。



天地は常に最も古く、かつまた、最も新しいもの。
今回も、現場での一見の大切を痛感する。
行く川の流れは絶えずして、しかも元の石組にあらず、と。



 さて。
法面保護の人造モルタルを仰げば、相も変わらず。



基岩に忠実な曲線と、そこに載る少々の苔も。



ヤマアジサイさんも、いつも通りではあった。
全山、冬枯れ群落。



数か月後、一斉に彩られれば、さぞや壮観であろう。
無論、常の青葉も有り難し。
しかしながら、今回だけは、どうも違う。


メハジキさんが映える石肌が、一段と色あたらし。
迂闊ながら、ここで思い至った。
昨秋の洪水被害、人里の被害状況は拝見したが、上流は不明のままであったのだ(続く)。



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