ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

道無き未知の篠藪ツーリズム

2012-02-07 06:53:13 | 里山を歩く
 近年、日本全国にて、里山は荒れていると言われています。
荒れているという、その象徴は、こちら、アズマネザサさんの藪です。
長年放置されている藪に潜入し、現状を調査しました。


ミツバアケビさんの葉が、落葉しないままで、黒くくすんでいます。
道は、既に埋もれて、不穏な雲行きです。
コナラさんの高い枝の上から、カラスさんがカアと鳴きました。
外敵を退ける藪は、ウグイスさんには、たまらない楽園です。



ヤマザクラさんの大株の前で、まず、呼吸を整えます。
四方あまねく視界は不良、360度、藪、やぶ、ヤブ。
ヤマザクラさんと、青葉だけの密会現場です。



雨が落ちてきました。
陶酔している間も無く、再度前進、エゴノキさんのなめらかな幹に出会います。
アズマネザサさんは、相変わらず、行く手を阻み続けています。

前進しているのか、後退しているのか。
振り向いても、どこを歩いているのかわからなくなりますから、良い子は一人で入らないことです。
このように太いササの藪は、かつては畑だったところが多いようです。

昔でしたら、道をめぐらせて迷路を作り、秘密基地大好きの男の子を遊ばせることも出来ましたが。
また、太いササの茎は、束ねて使用すれば、排水不良地の埋設暗渠の天然資材として最適です。
無用の長物に見える藪も、人間の知恵と工夫で、生かしようはあるのです。



足元には、庭にも使用されるイヌツゲさんやフイリアオキさんが芽生えています。



椰子の木のようにまっすぐに伸びる、シュロさんたちも芽生えています。
土壌は乾燥気味なのでしょうか。
カエルさんたちの生き物が少ないと、ヘビさんも意外に少ないかもしれない。



何か見えてきました。



ヤマフジさんの秘密基地でした。



フジさんの後ろに、不意に、フイリアオキさんが。
これがいわゆる、フジさんアオキが原の樹海か。



脱出を試みます。
土地勘あるはずが、予定と違うところに出てしまいました。



水もしたたるヒサカキさんの青葉のお導きか、無事に帰還して、ブジさんの受戒。
それにしても、ヒサカキさんとアズマネザサさんの、押しくら饅頭的な生存競争も熾烈。
自然さんに任せるだけでなく、人間さんの英知と行動が待たれる、藪が盛りの里山界隈です。
(この現場は、水戸・茨城県庁と地元ラジオ局本社の間あたり、所有者さん承諾の上、撮影致しました)
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