みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

ルーブル美術館展

2005-05-30 01:45:40 | 日常あれこれ
さすが日曜日ということで、思った以上に混んでいたけれど、
絵のそばに近寄れないほどではなかった。
過去行ったことのあるルノアールや東山魁夷から比べると、
ぐっと地味な印象だった。

全体は7つのカテゴリーに分けられていた。
それぞれはそれほど数が多くなく、見やすいといえば見やすかったが
中にはあまりなじみのない題材を集めているパートもあり
あまりとっつきやすいとはいえなかった。

特に歴史画は歴史そのものを知らないせいか、
描かれている衝撃的な場面だけが、後味悪く脳裏に残ってしまっている。
これらを書いている時、画家さんたちは恐くなかったのしら?などと
考えてしまった。
一緒に行ったものの疲れてバラバラになってどの程度見たかは分らないが、
オパールとクイールに、不気味な想いだけ残らなければいいが。
(同じ年頃に見てしまった残酷な絵の衝撃は、今でも強烈だから・・・)

それでも、気に入った絵も何点か。
タイガにポストカードを頼まれていたので、自分用にも2枚ほどゲット。
ルソーの描いた『森の落日』ひときわ鮮やかな夕映えの色が気に入った。
そして、オクターヴ・タサエール(初めて聞いた)の『雪の日の子どもたち』
遊びたいけれど、寒そう・・・と迷っているのか、
遊びたいけれど、服をぬらしたらどうしよう(あまり裕福そうではない)と
ためらっているのか・・・。
実際見たときは、子供三人がかわいらしいと思ったけれど、
あらためてポストカードを見ていると、来るべき寒い冬への不安や、
世間にも季節にも冷たくされている・・・というようなイメージを起こさせる。
(自分でも意外・・・)

それぞれの絵を説明したサイトもあった。
先に解説を読んでしまうと先入観になってしまうタチなので、
読まずに行ってきたけれど、あらためて読んでみよう。
特に歴史画などは、背景が分った方が楽しめるし。
それでもっとそそられたら、もう一度すいていそうな時に行ってもいいかな…。

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