おはなしをしようか?

ご来訪ありがとうございます。お話のモデルとして、アイドルさんの名前をお借りしてます。私の妄想と理解した上でご覧ください。

childhood 4-11

2012-05-02 06:08:50 | 東方神起妄想小説
夜明け前
1番暗い時間を選びユチョンの車にジェジュンを運び入れた

ユノに抱き抱えられたジェジュンは泥のように眠ったままでグンニャリとした様子に少し不安になる

このまま起きないのではないか…後部座席に乗り込んだジュンスがユノの手を取りしっかりと握り締めた

「大丈夫だよ。ユノ兄…これからだよ。頼むね」

「あぁ、お前たちも無理しないでくれ。ほとんど寝てないだろう。」

ジュンスはニッコリと頬をあげてユノを見る

「ユノ兄…」

「ん?」

「大好きだよ。俺たちはいつでも想ってる。ユノ兄とチャンミンの事を」

真っすぐにユノを見上げるジュンスの瞳はキラキラと輝いていた

ユチョンも振り返りユノを見ている

「泣かせる気かよ…」

握られたままの手をみつめ、笑いを漏らしたユノを2人は微笑んで見ている

離れたくない…このままいられたら、どんなにいいだろう

「じゃあ行くよ。また後で。」

静かにドアを閉めると3人を乗せた車がそろそろと進みだす

車が見えなくなるまでユノは駐車場から動けなかった

部屋に戻ると、玄関の壁にもたれチャンミン待っていた

「帰ったんですね。」

「あぁ…」

ユチョンとジュンスもいたことを話すべきだろうか

「…あのなチャンミン」

「みんな…いたんでしょう?」

気付いてたのか

「眠ったふりをしてました。もったいなくて眠れなかった…」

チャンミンは少しはにかんだように微笑む

「そうか。」

笑い返してチャンミンの頭をポンと撫でる

「子供扱い…」

上がり込んだユノに並びリビングへ向かうチャンミンを見ると唇を尖らせている

珍しいな…甘えてるみたいに…
首の後ろを掴んで引き寄せる
まるで小さな猫みたいになすがままになっているチャンミンに内心驚くが、口には出さなかった

チャンミンは頭を預けた姿勢でユノを見る

「…で、どうなりましたか?」

見上げた瞳は鋭く、ユノは思い違いに気付く
猫を抱えていたつもりが猛獣だったのか…
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