EasyThreed K1を復活する (No.2)

2022-03-01 14:11:39 | 3Dプリンター
X軸の調整を行います
あらかじめPCにUSBシリアルドライバー CH341SER.EXEをインストールします
私の場合CNCを既に使用していたのでインストールしてありましたが、無い場合はネットで検索して下さい
プリンターとPCをUSBケーブルでつないでpronterfaceを立ち上げるとM503を自動的に送ってプリンターの設定内容を
見ることが出来ます
>>> M503
SENDING:M503
echo:Steps per unit:
echo: M92 X468.00 Y467.50 Z1180.00 E1040.00
(プリンターのバージョンによって値が異なる場合があると思います)
このX468.00を調整して軸の送りを修正します
pronterfaceの右下のcommand to [S]endでG28を送り原点に移動しておきます
次にホットエンドの箱に測定用の冶具をテープで止めます

私の場合ステージにガラス板を置いていますので、それを前にずらして150mmのスケールを置けるようにします

治具のツメとスケールの0位置を合わせます(この時にスケールはテープで仮止めします)
G0 X0を送って移動量を確かめます(原点位置はXは100です)

私の場合は約78mm付近でしたので、まず、G0 X 100 でスケールの0mmまで戻してからM92 X600を送ります
そしてG0 X0を送って移動量を確認します 大体100mm近辺になりますので M92で送りXの値を調整して
100mm丁度になるように調整します
Y軸とZ軸も念のために確認すると少しずれていましたので同様にして調整します
私の場合最終的に X606 Y469 Z 1172になりました
ここで、M500を送るとデータをセーブできるはずなのですが・・・ 電源を切って確かめてみると
元の値に戻っていました・・・ セーブ出来ない様です
毎回pronterfaceで送るのは面倒だし忘れてしまいそうなのでCURAのプリンター設定のG-CODEの開始の
最初にM92 X606 Y469 Z1172を追加して 毎回必ず軸の補正値を送るようにしました
この調整でかなり正確に造形出来るようになります

2台のK1で1kgのフィラメントを4つ程使用した時点でX軸Y軸のモーターから異音が酷くなり造形がうまく出来なくなりましたが
これは、モーター内部の軸受けが簡易的なもので(シャフトが鉄板に開けた穴に入っているだけ)摩耗してガタガタ異音が出ます
こうなるとモーターの交換が必要となります エクストルーダーとZ軸はX,Y軸に比べて摩耗は少ないようですがそのうちに
壊れてしまうと考えられます(最初のK1はZ軸の送りも調子が悪い)
少しでも摩耗を防ぐためにX軸Y軸のベルトのテンションは極力少なく調整した方が良いです
(購入時はかなりしっかりと張ってあります)

今回はなぜか1台目にX,Y軸用のモーターが一個入っていて修理できましたが 価格は最初は12,000円で、現在は15,000円になっています
耐久性を考えると20,000円以上のしっかりとしたモーターを使用している機種を選んだほうが良いと思います




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