EasyThreed K1 を復活する (No.1)

2022-02-24 16:17:18 | 3Dプリンター
FLsunとBIQUが調子よく動作しているので、その間にEasyThreed K1を復活することにしました
1号機はZ軸不調 X軸モーターのガタY軸モーターのガタ 2号機はY軸のガタY軸モーターからの異音があるので使える部品を交換して1台にします

制御ボートは何種類かあるようで、それぞれモーターが異なるとの情報がありましたのでモーターの型番を確認
1号機 X軸 24BYJ28-2.5W-586 Y軸 24BYJ28-2.5W-586 Z軸 24BYJ28-2.5-574
2号機 X軸 24BYJ28-2.5Ω-264 Y軸 24BYJ28-2.5Ω-264 Z軸 24BYJ28-2.5-574
XY軸の型番が異なります このモーターは中にギアが入っていて 586は1:42 286は1:32 574は1:64になっています
Y軸のモーターは2つともダメですが、なぜか1号機に予備のモーターが一個入っていてそれが586なのです 
2号機には入っていませんでしたので予備をやめたのかたまたま混入したのかは不明ですがそれを使用することにします
1+2号機 X軸 24BYJ28-2.5W-264 Y軸 24BYJ28-2.5W-586 Z軸 24BYJ28-2.5-574
3種類のモーターになります XとY軸のギア比の違いはM92の軸ステップの変更で同じ送りになるように調整ます

モーターのラベル

パラメータの調整や軸を動かすためにPronterfaceというフリーソフトをダウンロードしてインストールします

プリンターとPCをUSBで接続してしばらく放置してからPortを指定してconnectすると自動的にM503のコマンドを実行して設定内容を見ることが出来ます

>>> M503
SENDING:M503
echo:Steps per unit:
echo: M92 X468.00 Y467.50 Z1160.00 E1040.00
echo:Maximum feedrates (mm/s):
echo: M203 X40.00 Y40.00 Z10.00 E80.00
echo:Maximum Acceleration (mm/s2):
echo: M201 X1000 Y1000 Z200 E1000
echo:Accelerations: P=printing, R=retract and T=travel
echo: M204 P300.00 R300.00 T300.00
echo:Advanced variables: S=Min feedrate (mm/s), T=Min travel feedrate (mm/s), B=minimum segment time (ms), X=maximum XY jerk (mm/s), Z=maximum Z jerk (mm/s), E=maximum E jerk (mm/s)
echo: M205 S0.00 T0.00 B20000 X2.00 Z0.40 E1.00
echo:Home offset (mm):
echo: M206 X0.00 Y0.00 Z0.00
echo:PID settings:
echo: M301 P22.20 I1.08 D114.00 C100.00 L20
echo:Filament settings: Disabled
echo: M200 D3.00
echo: M200 D0

M92の内容が軸のステップ設定値です
echo: M92 X468.00 Y467.50 Z1180.00 E1040.00
1号機の本体に2号機のZ軸を移植しましたので、これは1号機の586と574の値です
ですのでX468.00を変更する必要があります ギア比から考えると600付近になると思われます
軸の調整をするために冶具を作りました

左側が150mmのスケールを立ててZ軸を調整 右側はホットエンドの箱につけてメモリを読みやすくする為です

実際に使用している状態です Z軸用の冶具は丸型だと干渉してしまいましたので一部をカットしてあります

(No2へ続く)

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3Dプリンター用 フィラメント継ぎ器

2022-02-23 16:32:09 | 3Dプリンター
残り少なくなったフィラメントを活用するために フィラメント継ぎ器を作成しました

60mmX60mm程度の大きさで内径2mm外形4mmのPTFEチューブを挟み込むことが出来ます

PTFEのチューブには縦に切り込みを入れてフィラメントを取り出すことが出来るように加工しておきます

フィラメントを入れないで、チューブをセット

継ぐフィラメントの先端を斜めに切って両方から差し込む

ライターで接続部を加熱してフィラメントを少し溶かす

そのまま片方向にフィラメントを押して、接続部をチューブの中に押し込む
(写真では右方向に押し込んでいます  左側を押しながら、右側を引き込むようにして
接続部がすべてチューブ内に入ったら、右側はそのまま押さえて左側から押し込んでしっかりと接続する)

固定を外してチューブの切れ目からフィラメントを取り出す

接続部は少し太くなっていて、バリが出来ていますので丁寧に取り除く
太いとフィラメントを取り込まなくなる可能性がある

色違いで接続することも可能 





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3Dプリンター FLSUN Q5 と BIQU BXを導入しました

2022-02-18 10:12:58 | 3Dプリンター
大活躍していたEasyThreeD K1ですが、酷使したために各軸のガタが大きくなり、成形物の精度が落ちてきました
原因はステップモーターのギヤの摩耗やギア部分と金属の軸の固定にガタが出てきてバックラッシュが大きくなった事が
主な原因です モーターを交換しても良いのですが・・・
新たに3Dプリンター FLSUN Q5とBIQU BXを導入しました
FLSUN Q5

BIQU BX


楽天市場のAYARDさんの通販で購入 注文した翌々日には届きました(在庫有りでしたので)

2台共に梱包の痛みや内部の壊れ等もなく問題はありませんでした(感謝感謝)
FLSUN Q5は組み立てや調整は説明書に沿って行えば何の問題もなく造形が可能でした
BIQU BXも組み立ては説明書に沿って行えば何の問題もありませんでしたが、調整の最中にエラーが出たり
フィラメントを差し込んでもホットエンド付近で詰まっていて造形できないなどのトラブルがありましたが
トラブルから色々なことが分かり装置の理解が進みました これはメリットとも言えます!

FLSUN Q5

よくある事ですが・・・ FISUN ・・・・ 会社のロゴの下はFLSUNになってます(動揺して上下逆においてしまいましたが~)
組み立ててGap調整

付属データから象を造形


BIQU BX
組み立てが終わりフィラメントをセットしようとしますが、途中までしか入らない・・・
ホットエンドの予備加熱を行っても途中までしか入らない・・・

ダイレクトエクストルーダーとホットエンドを分解! いきなりのトラブルにワクワク!

フィラメントを入れて押してみると・・・なかから・・・

メーカー側で動作確認をした時に残ったと思われるフィラメントカスが出てきました
(再度組み立てて解けたフィラメントが出てくるのを確認)
ABL(auto bed leveling)を実施・・・4ポイント目でエラーが発生!
何度やっても同じ結果・・・ 手動のベッド調整を実施 したところかなり隙間が大きい状態でした
調整後ABLを実施するとエラーは出ませんでした
Zオフセットの調整を行いますが・・・いまいち意味不明・・・ ABLセンサーの位置を確認して・・・
Verify the distance of the ABL sensor and adjust sensor and Z-offset as needed.
よくわからないままに・・・終了・・??
次に造形開始! ・・・ 造形時のGapが1mm程度あます なんで???
再度ABLとZオフセットを実施してから造形開始! ・・・ こんどはステージにホットエンドが当たっています・・・
なんどか繰り返しているうちに・・・ Babystepが気になってきました ナニコレ??

とにかく実施 Z軸を上下することが出来ますので丁度良い感じのGapにしてデータをSAVE!!
一旦中止してから再度開始すると  うまく造形できました

FLsunではABLしてからZ軸を0位置まで下げてZ offsetを調整しますが
BUQIではABLしてBabystepでGapを調整するようです
分かればなるほど・・・分かるまでは????の連続でした
ちょっとステージに引き傷がつきましたがへこみは有りませんでした

これで2台共に動作OKなので、今後色々なフィラメントを使用したり 過去に作ったものと比較したいと思います

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