Easy ThreeD K1 調整方法のまとめ

2021-12-31 13:42:59 | 3Dプリンター
EasyThreeD K1を2台購入して使用していますが、2台とも共通の問題点がありました

①印刷開始後の積層が不均一
印刷開始から1mm程度の積層が設定より低くなってしまい均一に出来ない
これは、Z軸の組み立て精度が悪く動きが悪いために発生しています
Z軸を外して、下部のとりつけネジの穴を4Φのドリルで穴を大きくしてからネジを軽く入れる
次に電源をいれてホームを押してエクストルーダーを下に移動する
その状態でネジを締め付ける

上板の取り外し、板に開いているネジ穴を4Φのドリルで穴を大きくする
エクストルーダーを上まで移動する
その状態でネジを締め付ける (3Φネジ用のワッシャーを入れた方が良い)


②Y軸
Y軸の位置が不安定
動作中にカタカタ音がしてY軸がバラつく
これは、駆動ギアの固定をしていないことから発生するので
カバーを切り取りネジで固定する

③X軸の位置が不安定
駆動キアの固定はしてあるのですが、ガタがあり位置が不安定
ネジを外してワッシャーを1枚入れると解消した
④ステージのガタつき
軸に入れてあるスリーブの固定が甘くてガタガタする
オレンジ色の固定部品とスリーブを接着剤で固定することで解消
⑤印字開始時の樹脂の出が悪い

Ultimaker CuraのG-code開始コードを修正
G28
G1 Z5.0 F1000     ヘッドを5mmの位置に移動
G92 E0        エクストルーダーをリセット
G0 F1000 X100 Y5 Z0  X100,Y5,Z0の位置に移動
G0 F1000 Z0.3     ヘッドを0.3mmの位置に移動
G1 F500 X40 E10    X40の位置まで樹脂を押し出す
G92 E0         エクスとルーダーをリセット
この設定で書き始めの樹脂の出方が安定する
⑥定着ベッドをガラス板にする

2~3mmのガラス板をマグネットの定着板を外して前後をクリップで固定
ガラス板には紙のマスキングテープを貼る(必要に応じて貼りなおす)
これで、平面度が改善される

これらの修正を行うことでかなり綺麗なプリントが出来ます
ダイレクトエクストルーダー方式なのでTPUのフィラメントでもきれいにプリント出来ます


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