我が家のオリジナル、百人一首ドリル。
小学生(11歳と8歳)の子どもたちにやらせてみたら、20首だけですが、案外すぐに遊べるようになりました。
そう、「遊ぶ」ことが目的のドリルです。
だから、全部覚えなくていいんです。極端な話、上の句と下の句の冒頭だけ知っていれば遊べます。
わからなければ、ふつうのカルタみたいに全部聞いてからとればいいわけで、無理に覚えなくても十分。
でもそうやって世界に親しんでいるうちに、いつのまにか頭にはいって、そのうちのいくつかは心にも届くのではないかと思っています。
では、やりかたを。
1・いちばん上の、なぞの4文字(または5,6文字)を覚えます。
10首並べていますが、5首づつやっていったほうがいいかもしれません。
2・ 1・で覚えた文字をかくして、問題1にある上下の言葉を、線で結びます。
結んだら答え合わせ。間違えたものを、覚え直します。
3・問題2、3と進みます。
4・5首または10首覚えたら、カルタで実践してみます。
子ども自身に札を渡して並べてもらい、よーく見て、知っているものをあらかじめ
確認させておきます。
「1つか2つだけでも絶対わかるものをみつけておいて」と声をかけてあげます。
10首や20首の場合は、半分づつ札を渡ますが、自分が取れそうなものを右手に近い場所に
おくと取りやすいです。
5・スタートです!
取ったら、全文を読みあげて耳に入るようにします。
前回ご紹介した五色百人一首は、下の句の裏面に上の句が書いてあるんですよ。
だから子ども自身が取った札をひっくり返して読むことができる。良いアイデアですよね。
ドリルを作る上で迷ったのは、というか今でも迷っているんですが、旧かなづかいの表記がちょっと・・・。
「きょう」と読むけど「けふ」と書く。「おうさか」ではなく「あふさか」。
ドリルで覚える場合、どちらで書くべきなのか・・・?
結局、札に書いてあるとおりの表記にしましたが・・・あと、「をとめ」と「おとめ」とかね。
こういうのは私の気分しだいになってしまっているところもあり、あとで書き直すかもしれません。
それと基本的には最初の2文字だけを取っていますが、3字決まりの場合は3文字まで取るようにしています。
ただそれ以上になるとね・・・これはもう、あとで個別に覚えるしかないんじゃないかと思っています。
しかし・・・こういう意味不明な言葉を子どもが何の抵抗もなく覚えてしまうのには、びっくりします。
思いおこせば自分も小学生時代、意味のない歌詞とかをよく覚えたなあ。
ほら、フィンガー5の「恋の呪文」とかですよ(ト、トシがバレバレ・・・)。
あれって、意味を気にすることのない子ども時代だけの芸当ですよね。しかも案外忘れない。
大人になっても覚えていたりする。
だからこのドリルも、小学生限定なのかもしれません。どうかな、大人でも使えるかなあ?
あ、我が家の場合、70%縮小で画面を印刷できたんですが、よそではどうなのかな。
もしもやってみたかた、お子様に使ってみたかたがいらっしゃいましたら、どうぞご一報を。
ぜひ、よろしくお願いいたします。
koma