ある方に招いて頂き代官山のイタリアン『C』へ。
そこで、何故にフランスワイン?
それは、その招いてくださった紳士がワインコレクターで、以前もご馳走になったのだが、こちらのセラーにもワインをキープなさってらして、それを飲ませてくださるという企画だったから。
「イタリアンにイタリアワインを持ち込むわけにはいかないから」との事でして。
イタリアンにフレンチワイン(一本オランダ、1本のドイツワインを含む)という組み合わせは初めてでしたが、『C』のお料理は、とっても繊細だったから、グー
でした。
はぁ。幸せだった
さてさて。
ワイン達です。
Billecart Salmon 90
こちらのシャンパン、初めて頂いたのですが、濃厚で、しっとり、きめが細かくステキなシャンパンでした。
なんか、、、久々にエレガントな泡~を頂きましたです。
Pino Gri 05 Apostelhoeve Louwberg Maastricht
これは、オランダの白ワインです。
こちらのシャルドネを頂いた時に感動したのですが、このピノグリもエレガントで繊細で、酸もぴちぴちしてて美味しかったです。
Meursault 1er Cru ~sous le dos d'ne~02 Domaine Leflaive
なななんと!ルフレーヴのムルソーですぞ!
このボトルのホストテイストを紳士がなさる時、目の前をソムリエさんのお手手が通過した瞬間、私、話に夢中だったのに、フリーズしましたから。
そして「きゃ~!なんだか、ステキなエチケットが見えちゃいました!」と叫んじゃった~。
ルフレーヴで、ムルソー造ってるんですね。めずらしいそうです。モンラッシェ系はいただいた事があるのですが。。。
もう、これよね。ブルゴーニュの白、これですよ!
樽のかけ方が上品なんだよ~、果実味と喧嘩しないで、デュエットしてるんだよね~
ワイングラスにずっと鼻つけてたい、そんな素晴らしい香りでした
シャンボール・ミュジニー 99 ジャン・フレデリック・ミュニエ
これはねぇ。ちょっと可哀想でした。多分、今眠りについてるとこだと思うのです。ワインって、飲み頃が本当に大切。そして、見極めるのは難しい。これは、ちょっと前に飲んだら、その若さを楽しめたかもしれない。(もったいないけど)でも、それを過ぎると、再び眠りについて、開いてくるでしょ?
眠りの森のお姫様を起こしちゃったね
でも、香りは閉じたままでしたが、果実味が素晴らしかったです。
又、どこかで逢えると良いな
リシュブール 96 Hurdelot Noellat
乱舞。
もう、リシュブールなんて、何年ぶりでしょ
そして、この香り。もう、ホントにこの香りの中で眠りたいです。どんな香水より、どんなお花よりもステキな香りなのねん。
香りを嗅いでは「にま~~~」っとする人々。これ、はたから見たら、不気味かもね
ちょうど、第一の飲み頃でしょうか?少しだけ、熟成香も出てきて、タンニンも荒々しさが取れつつあり、いや~。ありがとうございます
Vosne Romanee 99 Cuvee Duvarult-Blochet D.R.C.
ご存知、ドメーヌ・ロマネ・コンティ社が出した村名ワインのファースト・ヴィンテージ。
これも、実は、以前頂いた事がありまして、その時に感動しまして~、「それなら、もう一度一緒に飲みましょうね」と言ってくださった紳士。それを社交辞令と取らず「絶対ですよ」と図々しく願いを叶えていただいた私達でした
さすがに、若いですから、リシュブールの方が、複雑性があるんだけど、この凝縮感は、さすがはD.R.C.ね~って感じですね
その昔、私の友人の某若旦那が「ワインは何が好き?」という質問に「D.R.C.なら何でも」と言い放ちやがって、「やな奴」と思ったんだが
、おっしゃるとおり。ホントに素晴らしいよね~
バチがあたります。
まだまだ続くのだ
Mouton Rothchild 83
お久しぶりで~~す!
いや~。実は私、5大シャトーの中で、ムートンは5番目に好きって言ってたのですが、ここんとこ、ムートン君、かなり急上昇
濃厚且つエレガントな香り、そして滑らかなタンニンと豊かな果実味~。いやはや。もう幸せ一杯
「私はラフィットが大好きなんですけど、やっぱり、ムートンは、ホントに素晴らしいですね~。ほれぼれ。ほれぼれ。」と飲んでたら、「まだ飲める?」「え?はい。もちろん。え?」
出た~~!
ラフィット様が!
同じ83年。Lafite Rothechild
もう。本当に神様からのプレゼントですよね。涙。
こんなに素晴らしいワイン達とデートできるなんて、もう幸せ。頑張って生きてく!
この時点では、ムートンの方がバランスがとれてる感じがしました。
まだ、ラフィットは固さがあります。でも、この香りの上品さね。そしてなんか生真面目さを感じるのだ。そこが好きなの。 ワインの中に『気品さ』を感じるワインです。
82年がグレートヴィンテージを言われてますが、今は83年が最高なんだよ~、と同席していた某アナザー紳士がおっしゃってました。なるほど。メモメモ。
そして、そのアナザー紳士も実はお店のセラーにワインを預けてらっしゃるとかで、そのワインを出してくださいました。
Riesling optima 76 Klolterhofgut wehler Mosel Saar Ruwer Beerenauslese Weinbausu Gutshellerei
(この頃は酔っ払い状態なんで、スペル怪しすぎ)
リースリングとオプティマという種類のワインです。
いや~。こういう甘いワイン、それも熟成されてるワイン。
どんなデザートよりうっとりしますね。(もちろん、デザートも美味しかったけど)
Tさま、ご馳走様でした。
お食事。
芝海老とからすみのトマトソースのカッペリーニ
初物~♪フランス産ホワイトアスパラと水牛モッツアレッラ、トマトと生ハムのアンティパスト。
和歌山産稚鮎のグリエと長芋、芽キャベツと京菜の花。
ノレソレ(アナゴの稚魚)と下仁田ネギ、みぶな、京春菊のパスタ
尾長鯛のグリエ
美山鹿 九条ねぎ添え
4種類のチーズのリゾット ワインソース
ライチーのゼリーとパンナコッタ
(料理の名前はかなり曖昧なり)
総勢9名での晩餐でしたが、楽しい会話、美味しいお食事とワイン。
紳士は、本当に素晴らしい方でして、ワインに関して本当に造詣が深くてらっしゃるのに、そんな事をまったく鼻にかけず、私達があれやこれや話してるのを「にこにこ」聞いてらっしゃる。又、お仕事に関するお話を初めて今回うかがったのだが、そのお考えの素晴らしさに感銘をうけました。
又、アナザー紳士は、有名人でらっしゃるので、以前から存じ上げてはいましたし、お目にかかった事もあったのですが、今回初めてゆっくりお食事して、お話もさせていただいたのですが、いや、惚れ直しちゃいました(きゃっ!
)
そして、キレイなお姉さん達。皆、食いしん坊で、飲兵衛で、可愛くて最高で~す
本当に感謝、感謝の夜。
私は、幸せ者です