のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ハッピーハロウィン

2006-10-31 | 日記
 今日はドキドキしていました。「いつ着けようかな…。」昨日買った真っ赤なショートボブのカツラ、これは絶対に私のメイクに合うそう思って買ったカツラ。
 ショーのカツラのフィッティングが合ったので早めにカツラをつける準備はできていました。だからミーティングのときにそのカツラを着けることもできたのです。でも、勇気がありませんでした。
 一回目のショーが終わった後、先日白い闇に包まれたジュリが泣いていました。今日から復帰して少しずつショーに入るつもりが、一回目のショーでメインをしていたアーティストが怪我をして二回目のショーには急遽自分がメインをしなくてはならなくなり、ボートをするのが怖いと。
 「ジュリ、あなたのことを励まさないと。」真っ赤なそのカツラを着けて登場するとジュリは大喜び。写真まで撮りました。
 そして更衣室から出て行くとみんなに大うけ。いつも真っ赤なスリッパを履いているのでそれともあっていて良かったみたいです。普段こういうことをする勇気がない私の性格もみんな知っているのでしょう。だから余計にうけました。

 ショーの後、衣装を着てハロウィンパーティに行く人が何人かいました。みんな楽しい格好をして嬉しそうでした。私はパーティに行くつもりは全くなく、数分つけた真っ赤なカツラで充分に楽しめました。
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2日と1時間

2006-10-30 | 日記
 スーパーにはいろいろなかぼちゃが並んでいてとても楽しい今日この頃です。その中でも特にかわいいオレンジのかぼちゃを買って、かぼちゃプリンを流し込んでみました。焼いて今は冷蔵庫の中です。試食しておいしかったら、先週自転車の整備をしてくれたベッキーといつもお世話になっている友人に明日持っていこうと思っています。

 日曜日午前2時に夏時間が終わりました。時計の針を1時間戻したので2日と1時間の今週末。忙しかった先週、やり残していたことがたくさんあったのでありがたい少し長い休日でした。
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お知らせ

2006-10-29 | KA
 11月1日からチケットに税金が掛かるようになるとのことです。ただでさえ高いチケットなのに申し訳ないです。
 1月23日よりショーの開始時間が7時と9時半になる予定です。あいだ一時間で次のショーは少しきつそうです…

 そんなわけで頼まれたチケットを早く買わないと、とベラッジオに行きました。ハードロックカフェとの違いを見たかったということもあります。
 思っていた通り衣装姿の人は昨日より少なめでした。それでもナイトクラブ入口には奇抜な衣装を着けた人達が集まっていました。
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なわとび

2006-10-28 | 日記
 木曜日に縄跳びのワークショップ参加して、その後のショーのための体力は残るということがわかったので再び。今回はすべてのショーからの希望者が集まると聞いていたので楽しみにしていました。
 先生はキダムのノリさんとカタ。受講者はLOVEを抜かしたショーから2,3ずつ集まりました。
 前回と同じく一本の縄を一人で使うことから始まり、一本を一人が持ち二人で跳ぶ、一本を二人で持ち交互にまたは一緒に跳ぶ、ダブルダッチ…などなどたくさんのことをして楽しみました。みんなよく練習しますし、出来たら完璧にしよう練習を続けますし、活気あるワークショップでした。
 バトンも縄もシンプルだけに簡単なことからいろいろ発展させていけるのだと思いました。縄はバトンと違ってそれ自体が柔軟なので、握っているところと先が違う動きをします。それを操るのも面白かったです。

 ショーが終わってからは、ズーマニティを観に行っていた彼らと待ち合わせ。キダムのスタッフも何人かラスベガスに遊びに来ていて、彼らとスタッフとニューヨークニューヨークのパブで飲み、そのあとハードロックカフェに行って食事をしました。実はこのカジノ初めてです。あ、その前のパブも初めてでした。ハローウィンが近いのでハードロックカフェは衣装を身に着けた人、人、人。カジノ中がパーティー会場になっていました。
 ノリさんのお蔭でキダムの仲間とお会いできる機会もできて感謝です。そういえばキダムでは何かあるとウォッカだとか。KAはワインのことが多いです。占めるアーティストの国籍によってそんな違いもあるのですね。
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ニューパイロ

2006-10-27 | KA
 そういえば昨日の花火は少し間が抜けてしまって締りが悪かったです。それでも花火が上がらなかったときのことを思うと、しょぼん…とはならずにすみました。
 それと関係はないと思いますが今日からグルグルの花火が新しくなりました。以前何度か試しをしていたので、ショーでやること自体が初めてのことではありませんが、いくつかあった問題がようやく解決されたのでしょう、今日からはこの花火です。
 今までより明るい花火。二色がお花のようです。でも前のほうが滑らかな感じがあってよかったかな。
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長い道のりの最後に

2006-10-26 | KA
 まだ週頭の火曜日だったのに、ショーの途中のあるシーンで使い終わったフルートをプロップスに戻すと
「今週の木曜日は来られるの?」
 と訊かれました。
「その日、日本人のどこかの生徒さんが300人来るそうなのでできたらショーに出たいと思っています。だからどうなるか…」
 それを聞いていたリガーが
「300人?それは緊張するだろうね。」
「いや、まだ出られるかわからないの。代役の日だから。」
「そんなの関係ないでしょ。やればいいじゃない。」
 そう簡単に言われても…それを聞いていたステージマネージャー、
「今週だったっけ?それはステーシィに言わないと。私も言うようにするけどあなたからも言ってね。」

 ショーが終わってクールダウンをして深呼吸をしてからステージマネージメントトップのステーシィの部屋に行きました。
「あの…」
「何?」
「あの…木曜日のことなのですが…」
「ああ、そのことはエリックと相談するから。できるだけのことはしたいと思っているけどどうなるかはわからないわ。」
「はい。私の友達というわけではないですし、あさってのことですし、無理にとは言いません。でも300人はたくさんですし、できることなら出演したほうがいいかと思って。」
「気持ちは良くわかるけど、あなたたちはローテーションをたくさん変えているからね。とりあえずエリックと話してみるから。」
 私、ローテーション変えていないのに。先週は代役の都合で、その前はステージマネージメントの都合で、代役に強く言われてからは自分の都合で変わってもらうことはほとんどなかったのに…
 なんだかため息がたくさん出て、何度も「なるようになるから。」と言いながら自転車を漕ぎ家路につきました。


「ノリコ、明日は一回目のショーだけ出てください。」
「わー!ありがとうございます。」


 今日は一回目のショーの前に彼らと写真撮影がありました。どこの学校の方なのかそのときに訊こうと思って楽しみにしていたところ気づいたこと。キャラクターの格好では話せない。
 写真撮影に関する指示が英語と日本語であり理解して動いているのに、口から出す言葉は世の中にある言葉を使えない。双子役は創った言葉をショーで話しているのでかわいいキャラクターとも合っていてとてもうまいのです。私は言葉もとっさに創れないし、第一、このキャラクターに私の低い声は合っていない。どんな音を出したらいいのかも疑問で、たまに発してみた声もなんだかしっくりせず笑っているばかりでした。

 ショーが終わってプロップスを手伝おうと紙ふぶきの補充のところ、バケツのところ、鳥の準備…とプロップスの人が行くところを探して走っていました。すると客席の上のほうにいたとき、例の生徒さんらしき男の子たちが席を案内してくれるアッシャーと話しているのが見えました。
「大丈夫ですか?」
 大きな声で叫びました。カメラをなくしてしまったとのこと。上から少し様子を聞き、そのあと客席に急いで降りて行きました。お化粧はそのままでしたが着替えていましたし、カツラもついていませんでしたし、日本語で話せました。お蔭でどこの学生さんかもわかってすっきりしました。

 彼らのことを出口に案内しているとき質問されたこと
「日本からいらしている方ですか。」

 日本人である私はみなさんのお蔭で一回多くショーに出られることができました。あとは彼らのカメラが見つかることを願っています。
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ジュリアン

2006-10-25 | 仲間
「森のシーンの前だからいつも上から観ているんだ。いつも楽しませてもらっているよ。」
 そんなことを言われてからジュリアンの存在に気づいたのかもしれません。
「明日僕の友達出るのだけど出る日?」
 と訊いてくれたこともありました。
 そんなジュリアンの誕生日には
「今日はあなたのために踊るから。」
 と言うととっても喜んでくれたり。

 ミーティングでは正当な意見をまっすぐに言って、ショーを大事にしていて真剣で。芸術的で創造性が豊かでいつも何か創っている。正義感があって前向きで。そんな彼が見守ってくれていて声をかけてくれると、私は同じことをバカみたいにしているけど、それでも自分は自分でいいのだと安心させられました。

 あるとき、いつもは一人でクールダウンをしているトレーニングルームにジュリアンが訪れました。二人で円柱の発泡スチロールをゴロゴロさせながら寝転がりながら話をしました。そういえばそれまでゆっくりと話す機会はありませんでした。何気ない話の中にもその人の考えや感覚が出るものです。ショーが終わったあとの安堵感とあいまって心地よかったこと。

 見た目の雰囲気と私の中では合っていないのですが、サルサが得意です。何回かクラスをしてくれました。彼の説明は丁寧で、彼のリードはとても踊りやすくて楽しめました。休みの日にサルサのコンベンションが開かれるロサンジェルスまでわざわざ行って何時間も踊り続けたと言っていたこともありました。

 日本からの訪問客があったときクーンが開いてくれたパーティーでは、ゆっくりとゆったりと時間を共に過ごしてくれ、はじめから終わりまで彼女たちを温かく大切にもてなしてくれました。

 20歳からの顔は自分でつくるというけれど彼はどんどんかっこよくなっていきました。

「サインくれる?」
 とジュリアンの顔のページを開いたプログラムを差し出すと、空いてるスペースを使っていいか訊かれました。英語とフランス語で言葉を書いてくれて。私は用意していたカードを渡しました。 

 そう、このプログラムは別れるときに名前を書いてもらっているプログラムです。

 ジュリアンとも今日でお別れです。
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疾走

2006-10-24 | KA
 影絵の前に登場するキューは舞台横にあるライトが消えることです。通常はここの音楽の時という同じタイミングがあり、何事もなくそこから出れば同じ長さの音楽が使えるわけです。ライトが消えないとき、それは花道からもしも落ちたときのためのエアマットの用意が間に合ってないとき、または、もうひとつの理由…
 影絵前のビーチのシーンの最後に近づき舞台袖でライトを確認しました。ついていません。砂が落ち始めてライトを確認しました。ついていません。そして曲は始まってしまいました。
「これは忘れている…」
 そう思われることはたまにあります。でも、安全を確認しているかもしれず、音楽のタイミングでは決して出てはいけないことになっています。待ちの長さ、ライトがついていて消えるのを待っているのではなくライトがついていない。
「これは絶対に忘れている…」 
 こんなに音楽が削られていき残りの音楽で行き着くことができるのかと思ったときライトはつき、瞬く間に消えました。ダッシュ。いつもは三箇所ぐらいで停まるのにその時間はなく、でも何もしないで走ってただ場所に行くだけというわけにも行かず、間の走るスピードを速くして時間を稼ぎました。
 一瞬のうちに出て隠れてしまってあの人何者?と言う感じだったでしょう。次に出る人のキューが私の行動の一部なのかそれとも反対側にあるライトなのか確認する必要があると思いました。それによってはもう少し音を使って隠れる場所にまで行ってもいいわけです。
 ショーが終わってからステージマネージャーに
「今日は私のミス。ごめんね。」
 と言われました。やっぱり…
「でも時々ならそんなドキドキも楽しいです。」
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出張自転車修理屋さん

2006-10-23 | 仲間
 自転車屋さんで働いたことがあるというベッキーはいつも私の自転車を気にしてくれていて今日はついに整備に来てくれました。ベランダで自転車をメンテナンススタンドに取り付けて作業開始。
 彼女は日々の点検箇所から常に携帯しておいたほうがいいものも含めて丁寧に教えてくれました。私はここに来て自転車を買ってから2回パンクし、はじめはパッチで修理し、そのあと数日でまたパンクしたときはチューブの交換をして直した経験があります。日本ではパンクしたことがなかったので持ち歩いたことはありませんでしたが、それからはパンクに敏感になり工具を携帯するようになりました。彼女にはちょっと意外だったようです。
 私が気になっていたのはブレーキ。今年は去年よりも短く48度になる日も少なかった夏でしたのでブレーキの消耗も少なくてすみました。それでも大事なところなので少し緩んだブレーキを直したいと思っていました。安い自転車なので直しにくそうでしたが調子はよくなりました。
 チェーンを洗うことなんて知りませんでした。舗装された道路を走ることが主ですし、油は注していたので今まで洗ったことがなくてもきれいなほうだったようです。
 ギアの調整。ここはとても繊細な部分で調整するのに時間がかかりました。一度は元のままのほうが良かったのではという状態にまでいってしまいましたが何とか戻り、私は調整の仕方がわかってよかったです。
 一時間ほど自転車と遊んで彼女は帰っていきました。自転車を愛する彼女にこの作業は“遊んで”という感じでした。私もこうやってさわやかにさりげなく人の役に立てる人になりたいです。ありがとうベッキー。
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なんとなくサイクリング

2006-10-22 | 日記
 今週はなんとなく忙しかったので週末はのんびりしようと思っていました。いつもより長い時間寝て・・・もっと寝ていても良かったのですがあまりのいいお天気に活動開始。そしてサイクリングに行くことにしました。おにぎり持って。
 ラスベガスの今の気候は最高にいいです。袖だけシャツもいらなくなり、首だけセーターが活躍しています。青い空がどこまでも広がる今日、自転車を気の向くままに走らせました。
 時にはお店に寄って・・・ってサイクリングとお買い物の違いは何?と思われることでしょう。お店に行くために自転車を漕いだのではなく、今日はきれいな山々に向かって到達しないことはわかっていながらのんびりとなんとなく自転車を走らせたわけです。本当は自然の中を走れたらよかったのですが、まあ、今日はお天気がいいので車の隣を走っていてもうきうきしました。
 途中でアイスホッケーを観てしまったので帰宅は遅くなりました。とっても上手な人がいて彼に釘付け。チーム全体でも皆さん上手くて興奮しました。ほかに観に来ていた人とお話しもできとても楽しかったです。

 テレビの件、確認してお知らせする前に日本の土曜日は過ぎてしまっていました・・・スマステでのラスベガス特集だったようです。すみません・・・
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