本日は、月末日。8月もついに今日を持って終了してしまうのである。8月の終了は、夏の終了を意味するようで、なんだか淋しい。ロンドン五輪、高校野球も終わってしまった。プロ野球も、セ・リーグでは、読売ジャイアンツのに優勝マジックが表示され、終盤に突入している。色んなものが、終わっていくことは、本当に寂しいものなのである。
ということには関係なく、夕刻になってしまったので、例の肝臓の悪い友人と食事をして帰ることにした。すぐそばに立つビルの地下1階、「モグモグ キッチン」というレストランモール内の韓国焼肉店「土古里(トコリ)」にやってきた。金曜日ということもあって、満席に近い状況である。「二人なんですが・・・・」と店員に聞くと、「少々お待ちください」。また、予約でもいっぱいで、入店できないのではないかと、不安がよぎった。「それでは、こちらにどうぞ」と店員の指示に従って入店。やったあ、今回は満席のため入店できないという最悪の状況は無くなったぞ。テーブル席に着く。メニュー表から、「飲み物は、ホッピーセットとマンゴジュースをお願いします」とオーダー。今回の私は、禁酒継続中でもあるため、通常ならウーロン茶であるが、韓国焼肉ということもあり、マンゴジュースを初めて注文したのである。
ここは、韓国焼肉であるが、山形牛肉をメインにした美味しい肉を提供する焼肉店。そんなこともあって、割りとお客が入っている人気店でもある。焼肉は、「上カルビ、ロース、ネギ塩タン」を注文。そして、サンチュを中心としたネギサラダも注文。程なくすると、七輪がやってきた。中には炭火が赤々と燃えている。その上に網が被されて、いよいよ焼きに入る態勢。煙を吸収する換気扇もノズル状になっていて、すぐそばまで引き寄せれるので、煙にむせることもない。非常に細部まで気を使ってくれる店である。
ネギ塩牛タンがやってきた。韓国人風の若いお姉ちゃんが「焼き方わかりますか?」と聞いてきたので、「お願いします」と委託。牛たんに塩ネギを山ほど乗っけて焼き始めた。片面が焼けると、ネギ塩を丸め、たんの上からどけて、裏返す。そしてまた、山盛り状態のネギ塩を乗っける。「焼けました」と言って、各人の皿に取り分けてくれた。付けるタレは、甘醤油とレモン汁の2種類。「レモン汁につけて、お召上がりください」とのこと。言われた通りに、レモン汁にネギ塩たんを付け口へ。「うまい!!」。唸ってしまった。これは、絶品である。やはり、和牛国産の牛肉は、最高にうまい。しかも、ブランド牛である山形牛であるので、不味かろうはずがない。その間に、「牛ロースにぎり寿司」も到着したので、これも醤油でいただく。「うますぎる」。生の牛ロースが、実に甘く、寿司シャリに絶妙にマッチしているのである。牛ロースは、口の中でとろけていくようである。久しぶりに、美味しい牛肉寿司を堪能した。続いて、ロースや上カルビも到着。上カルビは、「トロカルビ」と表示されている。見るからに、マグロの大トロのようなサシが入っている絶品。これを網の上で焼く。さほど時間もいらず、実に香ばしく焼けていく。甘だれに付けて、いただく。「まいう~!!!」。思わず、゜通りの達人゜の石塚(ホンジャマカ)になってしまった。調子に乗って、ホルモン類「ミノ、レバー、ハラミ」も追加注文。ここの牛肉は、本当に最高のうまさがある。ちょっと寄ったつもりが、破格に素晴らしい店へ来たことになってしまった。韓国の焼肉は、脂っこいものが多く、辛いという感じを持って入店したが、ここはまるで別世界のようである。肉のパラダイス(桃源郷)である。
最後に、友人は、「野菜サラダ冷麺」、私は「カルビ・クッパ」で〆に入る。これは、やはり唐辛子が効いていて、結構辛かった。友人の冷麺も辛かったらしい。しかし、最後まで、十分に堪能できたおいしい焼肉に、「感謝、感謝!!」である。