Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

悲しい訃報、実相寺昭雄氏逝去。

2006年11月30日 20時04分54秒 | Weblog
 悲しい訃報が飛び込んできました!「ウリトラQ」、「ウルトラマン」等の演出・監督だった実相寺昭雄氏が、昨日、がんのため逝去されました。私が子供の頃から、素晴らしい演出・監督として深い内容の作品を作られた氏が、69歳でこの世を去ってしまった。愕然としました。
 本当に楽しい、純粋に生きていたときにめぐり合った「ウルトラQ」「ウルトラマン}「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」等、氏の功績大の作品ばかりです。その後も、数々の脚本・演出に携わっていたのに・・・・・。あまりのショックに言葉になりません。金城氏と双璧であった氏が、もう、この世に存在しないなんて・・。なんて、悲しいことでしょう。
 これまで、同じ時空に存在できていたことに、感謝し、氏のご冥福をお祈りいたします。

年末と言えば・・・。

2006年11月30日 19時45分11秒 | Weblog
もう11月も本日で終わりとなり、明日からは12月「師走」に突入してしまうのです。1年って、本当に経過するのが早いですね。年を重ねると、尚更、強く感じます。
 年末になると、忠臣蔵なんかがTVドラマとして放映されたりしだし、あっというまに、お正月ですが、この時期は、やはりベートーベンの「第九」なんですね。『敬愛なるベートーベン』なんかも映画で封切られるようですね。本当に、ベートーベンは耳が不自由だったのに、作曲が出来たなんて、不思議ですね。耳で聞かないで、音楽を頭の中で創造できるんでしょうか?音楽に疎い私からすれば、神業としか思えません。
 第九といえば、『バルトの楽園』が印象に残っています。「硫黄島からの手紙」
でも言われていましたが、何でいまさらこんな映画が作られたのか?それは、僅かな兵力・物資で、40日近くの間、強大なアメリカ軍をこの島で押さえ込んでいた栗林中将以下日本軍の活躍が、アメリカ国内でも賞賛されているからなのです。バルトの映画でも、第一次大戦時、僅かな軍勢で、連合軍に対峙したドイツ軍への賞賛が日本でもあり、捕虜になったと言え、四国・板東にドイツ捕虜を集め、捕虜収容所でも地域でも、手厚く対応していたんですね。そのお礼として、先進技術のあるドイツ人より、活版印刷、パンの製造、そして楽団による「第九」の演奏会が企画された。渡辺謙は、この収容所の所長役で、本当にドイツ人を厚くもてなしていた。本国からは、かなり疎んじて見られていたにも関わらず。
 所長自身も明治政府に反旗を翻した会津藩出身であり、境遇はドイツ人捕虜に重なるところがあったのです。終戦で、捕虜もドイツ本国へ帰す直前に催された送別会でのドイツ楽団による演奏は、感動ものでした。心洗われる気持ちになりましたね。   

サンタは居るの?

2006年11月29日 19時21分44秒 | Weblog
この時期になると、待ち遠しいのが「クリスマス」ですね。
サンタクロースは。本当に居るの?小さい頃、誰でもが疑問
に持つことです。大きくなるに従って、そんなものは居るわけが
無いと思うようになっていくんですが、本当にそうなのでしょうか?
トトロのように、信じる純真な心でしか見えないことってあるのでは
無いでしょうか?あなたは、サンタを信じますか?信じることが出来ますか?
 私は、サンタを信じたい。本当に居るのではと思いたいですね。現実の、
物質的なものの見方、感じ方だけで、生きていく意味があるのでしょうか?
 こんなことを思うと、アニメ映画『ポーラー・エクスプレス』を思い出します。
サンタがいる北極に連れて行く列車、「君はサンタが居ると思うかい?」と
車掌(声:トム・ハンクス)が聞く。少年は躊躇する、でも信じたいとの思いから
この夢に続く列車に乗り込む。色々な少年・少女の家の前で、列車は停止し、
車掌が同じことを聞いていく。信じたものだけが、乗車できる不思議な列車。
やがて、北極に到着する。沢山のサンタが妖精たちが、楽しそうに町を盛り上げて
いる。その中に、究極のサンタが・・・。本当のことなのかと少年は疑問に思う。
貧しい家庭で、クリスマスのプレゼントさえなっかた少年の家、少年の悲しみ。
起きたときに、夢であったはずの北極での出来事を実証するものが、ポケットに
入っていた。自分が見たこと、感じたことは現実だったの・・・・!?
 ロバート・ゼメキス監督のなんとも不思議な夢のような映画なのです。少年時代
の純粋な思いがこみ上げて来る、素晴らしいアニメ映画です。

『墨攻』素晴らしいスペクタクル!

2006年11月28日 23時57分29秒 | Weblog
 『墨攻』試写会に行ってきました。非常に素晴らしい歴史スペクタクルでした。
これだけの作品を、アジア勢だけで作成したことに驚きと誇りを感じました。
 戦さで殺戮し合うことの空しさが、映像の随所に表れていました。僅か4,000人の梁の国で城を守る側と、趙軍は10万人の軍勢で攻勢を駆けてくる。迎え打つ梁国には、墨家の軍勢はなく、自ら奮い立った革離、ただ一人。何故、「兼愛」を掲げていた思想集団「墨家」は動かなかったのか?梁国の城に居住し、数々の戦略を掲げる革離の前に、大群の趙国は、軍勢を半減させられてしまう。城を、国をを守るために、例え敵兵であろうとも、殺戮していかなければならない境地に、革離は迷う。何故、尊い命がこのように無残に果てていかねばならないのか?梁国の唯一の女騎馬軍宰相が「あなたはいつも、自分の意思を殺しているんですね」と言う。兼愛を標榜しながら、一人の女性をも愛せない、愛していることを真摯に伝えられない自分に、革離は苛立つ。やがては、群集に認められていく革離に、梁王は嫉妬し、群集を先導し、謀反を企てた罪で革離を捉えようとする。そんな中、半減させられた趙軍将軍が、背水の陣で、攻めかけてくるのであった・・。
革離の運命は、革離に賛同した騎馬宰相の女性の運命は・・・。本当に、見応えのある戦国スペクタクル映画であった。

明日は『墨攻』試写会!

2006年11月27日 22時34分07秒 | Weblog
 明日は『墨攻』の試写会がある。
本作は、2007年2月に全国ロードショーの予定らしい。
中国・春秋戦国時代(紀元前370年)に梁の城を狙う趙国が、10万人の大軍勢で攻めかけてきた。梁国は人民を含め、僅か4,000人。絶体絶命の窮地の中、
墨家の知将・革離が「かってない知略に富んだ戦い」を展開した歴史スペクタクルなのです。監督はジェイコブ・チャン、アンディ・ラウ、アン・ソンギ主演の豪華キャスト!!
 楽しみなのです!!!

記憶

2006年11月27日 20時56分47秒 | Weblog
 最近、臓器移植が盛んに取り上げられている。ひとつの個体に全く異なる人間個体の臓器を移植することは、本当に是か否か?判断の迷うところであるが、「記憶」は、脳だけの固有の蓄積では無いようだ。それぞれの臓器、しいては、細胞も記憶を蓄積していることが最新科学で分かってきた。自分で経験したことの無い記憶が、睡眠中に現れたという現象も発生したケースがあり、これは、臓器提供側の記憶と一致したらしい。要するに、脳だけではなく各臓器や細胞単位でも、記憶の保持機能があるようだ。
 細胞さえも太古、遡れば生命誕生の時の記憶まで遡れるのでは?と考えた映画があった。『アルタード・ステーツ ~未知への挑戦~』である。原作は、パディ・チャイエフスキー、監督はケン・ラッセル、ウィリアム・ハート、ブレア・ブラウン主演のアメリカ映画(1980年)である。こんな映画を良く作ったなあって
思いますよね。当時でも、細胞等に太古の原始的記憶があるという認識があった
んですね。10%の硫酸マグネシウム溶液を浸した等身大の密封カプセルに、強力
な幻覚誘引剤を飲んで入ると、細胞が記憶している最も古い世界、生命誕生や
この世界、要するに物質世界誕生まで遡れると科学者は考えた。この実験を自ら
で試行することで解明しようとした。類人猿や最後には原子の分野にまで踏み込ん
でしまい、大きな原子の渦に埋没するところを、ギリギリで愛する人に救出される。
結果として、究極にあるものは「愛」を提示したかったのだと思う。
 太古まで記憶をたどっても、どのように生きてきたかという経験は分かるだろうが、どんな生き方が最高かは、分からないのではないか?それは、今、生きている自分自身が考え、認識することができる唯一のものである。他人は色々提言しても、やはり自分の考えで生きていくことが、最高の生き方だろうと思う。こんなことを考えさせてくれた映画であった。

映画の付属品

2006年11月26日 11時05分17秒 | Weblog
映画は、面白いし、時には話題性もあって、どうしても観に行きたいとの
衝動に駆られるが、実は、もうひとつの楽しみがある。それは、付属品、
要するに、「おまけ」である。
 小さい頃は、このおまけに釣られて、映画に行っていたこともあったように
記憶している。ゴジラやガメラでは、怪獣のフィギュア、ワッペン、シール
ポスター、中には、キャラクターの載ったクッキーのようなお菓子も・・・。
「これって、お菓子メーカーとのタイアップ品なんだ」と妙に、感動したことを
覚えている。具体的なものがあると、ゴジラやガメラが本当に自分の親友の
ように思えてくるから、面白い。
 子供がある程度大きくなると、やはり映画だった。仮面ライダー・ブラックや
おじゃ魔女ドレミ、極めつけは、「東映まんが祭り」である。当時、はやっていた
アニメの総集編みたいに、これでもかと色々なアニメを組み合わせ、大宣伝。
やむなく、まんまとこの企画に乗せられて、すがる子供と映画館に行く。入り口
では、何やら、ビニール袋(当然アニメキャラが満載)が渡される。一生懸命、中に入っているものを探索する子供。シールやらお菓子やら、まるで魔法の宝箱のように・・。その中に、一番ほしかった物が入っていた。ドラゴンボール(どうやらスーパーボール)に星がひとつ。これは、毎週楽しみに子供が見ているドラゴンボールの、神龍(シェンロン)を呼び出すためのボールではないか?喜ぶ子供を見ていて、心和んだが、大変な恐怖に気持ちは揺らぐ。「神龍(シェンロン)を呼び出すのに、何回映画に来なければいけないんだ?」
背筋がゾッとしている私に、子供が微笑むのであった!?
なんてこともあったなあ!
 この頃では、あまり映画館でこのようなものは、貰えなくなってきた。代わりに映画の前売り券を購入した時、または、予約した時に、おまけが付くことが多い。登場人物(俳優等)の写真や携帯ストラップなんかが多いねー。後は、パンフレット(ガイドブック)の購入も、思い出つくりにはいいかも。確かに、その映画のロードショー中でなければ、手に入らない品物であるし、映画を観る前には参考に、観た後では確認になる。でも、パンフの内容に愕然なことも多い。
印刷が間違っていたり、内容が違ったり、その上、こんなシーンあったけ?と思うような写真などが載っていることもある。パンフ作っているひとは、本当に映画観たことあるのかなあっと疑いたくなることもしばしば。
 今の私は、最もお金の掛からない方法をとっている。それは「チラシ」集め。映画配給会社が宣伝のために、封切り前に事前配布する。興味をそそるために、考え抜いた構成であり、記載もあまり間違っていたことが無い。しかも、同じ映画で数種類のチラシなんかも作っている。映画館や事前に送付されてきたチラシが、前のものと違っていると、何か楽しいものである。こっちのチラシの方がいいなあって見比べたり、関心したり。これを50音順にして、クリアーファイルに保存している。あの映画の俳優、誰だっけ?なんてときは、非常に役に立つし、ある程度のトーリーも書いてあるので、観た記憶を蘇らせるのに非常に便利。しかし、こんなものが、後々に価値がでるのかなあ?

 とはいえ、これからも映画を楽しんでいきたい!!!


シリーズものの考察

2006年11月26日 01時11分41秒 | Weblog
 今日も NHK BS放送で『男はつらいよ』のシリーズ放映をしていた。
この映画シリーズは、第1作(マドンナ:光本幸子)~48作「寅次郎 紅の花」
(マドンナ:浅丘ルリ子、後藤久美子)までの全48作品、しかも、同一の主人公
に同一の俳優・渥美清が演じている。こんな長期シリーズ映画は、世界には無く、
当然にして、「ギネスブック」に掲載されている世界で最も長期の映画シリーズである。
 それでは、世界で長期の映画シリーズには何があるのだろうか?先ず、思い出す
のが、『007シリーズ』である。この映画シリーズは、第1作「ドクター・ノオ」~20作「ダイ・アナザー・デイ」までの全20作品となる。その間のジェームス・ボンド役は、ショーン・コネリー → ロジャー・ムーア → ティモン・ダルトン → ピアース・ブロスナンと俳優が4人に代わっている。今年の「カジノ・ロワイヤル」が21作目ということになるのだろう。
それ以外では、長期の映画シリーズは思いつかない!
 日本映画では、『釣りバカ日誌シリーズ』が、スペシャル、番外編を含め、今年で19作品目になるから、これも長期映画シリーズになるのだろう。
 TVドラマシリーズではどうなのか?先ずは、イギリス制作の『サンダーバード』は、第1話「SOS原子旅客機」~32話「すばらしいクリスマスプレゼント」までの全32作、戦争ドラマ『コンバット』は、全152話となっている。
 日本では、『ひょっこりひょうたん島』が全1,224話、
『仮面ライダー』が全98話、ウルトラシリーズでは、『ウリトラQ』が全28話、『ウルトラマン』が全39話、『ウルトラセブン』が全39話、『帰ってきたウルトラマン』が全51話、『ウルトラマンA』が全52話、『ウルトラマン・タロウ』が全51話となっている。
 やはり、人気のあるもの、脚本がしっかりしているものが、長期シリーズになり易いようであり、いいものを長く続けて、観る側を楽しませてほしいと思う。

まさにMovieな空間

2006年11月25日 11時50分56秒 | Weblog
 今日は、土曜日!本当に良く晴れた清々しい日です。
最近は、めっきり寒くなってきたけど、風邪引かないよう頑張ろう
眩いばかりの陽光が、降り注ぐ部屋の中には、私以外、誰もいない
実は、娘は高校2年生で、以前水泳をやっていることは記した。今日も、あの北島
コウスケ(アテネ五輪金メダリスト)の所属する「東京スイミングセンター」主催の水泳大会に出場のため、妻と出か掛けてしまった。長男は、どこへ行ったやら?
 てな訳で、ひとりポツンといる!
来週は、試写会『墨攻』(戦乱中国を舞台とした墨家を率いた知略家・革離の物語)に行かねばならぬ。その次は、すでに劇場封切は終了しているが、『タイフーン』の鑑賞券が来ているので、これも観にいかねば・・・。
 目の前には、先日当選した「ALIAS(エイリアス)」DVD12巻が封をされたまま、積まれている。「デッド・ゾーン」は、かなりの勢いで観たので、何の躊躇も無かったが、さすがに、この12巻は、勇気がいる。かなりの思いで封切りせねば、先に進まない気がする。う~~~~ん!!
 ところで、試写会で観た『暗いところで待ち合わせ』が、今日から劇場公開なんだーーー。盲目の女性(田中麗奈)と殺人容疑の青年(チェン・ボーリン)の奇妙な同居から始まるラブ・サスペンスですもの。舞台挨拶の時の田中麗奈ちゃんは、本当に綺麗だったなー!!! 阪神大震災からの立ち直りの映画
『ありがとう』も観たいなー。赤井英和主演だものね。ドラマ「人間失格」は楽しく見ていたなー
 よし、気合を入れて頑張ろう!!
 

正義とは?人間性とは?

2006年11月25日 09時06分31秒 | Weblog
 映画のテーマに、「正義」や「人間性」を問うものがある。
正義や人間性というものは、時の状況や主体により、また客観的では
あれ、確認する側の見方により、相当ぶれるものだとは思うが、しかし、
根幹は誰であれ変わるものではないはずである。映像を観て、この問題
を深く考えさせられる映画があった。
 それは、『ソルジャー・ブルー』である。訳すれば、「青い兵士」を言い、
これは、1860年西部開拓史上の英雄と言われていた(アメリカ人にとっての)
騎兵隊を指す。日本でも、「第七騎兵隊」「カスター将軍」等で人気のあったTV
ドラマでも放映されていた。監督は、ラルフ・ネルソン、主演は、当時、
CanonのカメラCMで、明るい健康的な笑顔を振りまき、大変な人気であったキャンディス・バーゲンである。ストーリーは、西部開拓史の待った只中、アメリカ開拓民を守る騎兵隊が、原住民であるインデアン、特に最も凶暴であるシャイアン族を壊滅しようと動いていた時代のこと。旅行中にシャイアン族に襲われた白人の中に、クレスタ(キャンディス・バーゲン)がおり、捉えられてしまう。しかし、クレスタは元々、偏見の無い自由な考えを持つ女性であったためか、酋長に可愛がられ、幸せなインディアンの生活に溶け込んでいたが、婚約者がいたことで、白人の砦に戻ることを主張し、酋長も快く認めてくれた。帰途、騎兵隊に守られて砦に向かうのだが、金塊を輸送していたため、シャイアン族の襲撃に合う。かろうじて生き延びたクレスタと青年騎兵隊ホーナス(ピーター・ストラウス)二人での、帰途に向かう旅が始まる。ホーナスは、インディアンは危険な上、暴力的種族で、壊滅させねばならないと教え込まれてきたため、クレスタが実際に共同生活をして知っているインディアンとのあまりの認識の差に愕然とするのであった。
クレスタは、自分の目で見たこと、感じたインディアンたちの優しい家族的な生活を話し聞かせるのだが、ホーナスは全く信用しない。そんな中、インディアン壊滅のため、それまで居住区として協定上認められていたシャイアン族のを騎兵隊が、協定を破り襲撃する計画が進行していた。これを知ったクレスタとホーナスは制止を呼び掛けるため、そのに向かったのだが、時、すでに遅しの凄惨な状況となっていた。インディアンの手足を切り取り、女を輪姦し、子供の眼球を撃ち抜く白人の狂気! ホーナスは、クレスタが言っていた通りの現実を直視し、愕然
としてしまう。これまで、一方的にインディアンが悪いと教えられてきたことと180度違う光景に怒りを覚え、反逆罪覚悟で、騎兵隊への抵抗を開始するのであった。
 アメリカ人にとっての西部開拓時代は、自分たちの今日を創った礎づえの時代であり、誇りに感じていた人が圧倒的だった。そのため、当時、この映画が公開されると、時代をあまりにも歪曲していると厳しい批判も出たが、当時の歴史に本当にあったことで、アメリカ人も受け入れざるを得なかった。真実とは?正義とは?ではる。虚飾を礼賛するのではなく、真実の目、正義や人間性に対する正しい目を持たねばならない典型の出来事である。言われたこと、教え込まれたことのみを、自分の糧にしては、このような「目」は培われない。すべてに対し、この正しい目を持つことに努力せねばと、痛感した映画だった。