Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

おぞましい映像『ソウ3』

2007年04月30日 21時09分26秒 | Weblog
連休ということもあって、映画を多く観れた。
『ソウ3』、『スーパーマン・リターンズ』、『硫黄島からの手紙』の3本である。しかし、本当に「ソウ」シリーズは、グロテスクな映像が多い。今回の「ソウ3」も、前作ほどの恐怖や追いこめられた緊迫感は無いのだけれど、鎖につながれたシーン、そこからの脱出シーンは、目を覆いたくなるような醜悪なシーンが連続する。骨や肉に食い込んだ鎖を、自力で剥がして行く映像は、究極のおぞましい映像となる。また、瀕死のジグソウを救出るることを強いられる女医師が、脳の腫瘍摘出手術をするのだか、このシーンがなんともグロテスクである。メスで切り裂き、ドリルで頭蓋骨に穴を開け、電動ノコギリでこじ開ける。なんとも、ゲテモノ的であり、観ているのも耐え難いシーンとなる。
【ストーリー】女刑事ケリーは、小学校でおこった殺人現場に呼び出される。鎖に繋がれた死体は爆弾で飛び散っていた。死体が行方不明となっていたエリック刑事ではなかったことに、ケリーは胸をなでおろす。でも、ジグソウはもう動けないはずなのに、これらの仕掛けはいったい誰がやったのか?しかも、今までのジグソウのパターンとは違うようだ。その日の夜、ケリーは何者かに拉致され、気が付くと、どこかの地下室に監禁されていた…。新たなゲームが、スタートしたのだろうか?
 全世界を衝撃に陥れたシリーズが新たな謎とトリックをまとい、最高傑作『ソウ3』として誕生した!『ソウ』監督・脚本を手がけたオリジナル・チームのジェームズ・ワン、リー・ワネルが二人で考えた原案を練りに練り上げ、ワネル自身が脚本を執筆、コンビで製作総指揮を担当。『ソウ2』で才能を知らしめたダーレン・リー・バウズマン監督が、映像の死角を突くテクニックで、よりソリッドに、よりスリリングに演出。原点からの謎の解明と展開、究極の“ソリッド・シチュエーション=状況設定”はさらなる進化を遂げ、ジグソウの謎とアマンダの秘密が明らかになる。果たして、ジグソウの運命は?!

緊迫の真実探求『JAG 170話』

2007年04月28日 10時10分34秒 | Weblog
『第170話「閉ざされた手術室」』
       COMPLICATIONS
★海軍病院で手術を受けていた16歳の少女の容体が急変し、死亡した。
彼女の父クービン海兵隊少将は、簡単だったはずの手術で娘を失ったことに納得がいかず、手術を担当したバーテル海軍少佐を職務怠慢容疑と証拠隠蔽で訴える。娘を失ったことで、気が動転してか、執拗に関係者に独自の捜査で、圧力をかける。
当時の手術室では、頚椎を多少傷つけはしたものの、少量の出血のみで、大きな要因にはならなかったのに、血圧は急激に降下し、脈拍は急上昇。薬物の異常投与としか思えない状況であった。バーテル医師は、麻酔担当女医に理由を迫った。
 手術後の薬物検査では、異常な薬物は検出されなかった。若い女性の死因は、完全に探求不能の状況に追い込まれる。
 一方、書類の判押しばかりしているロバーツ大尉は、ある報告書に疑問を持つ。敵のレーザー光線を浴びた事で、視力が著しく低下し、海軍を去らねばならぬ兵曹の報告書に、自らが現地調査に乗り出し行く。

試写会は当たったけれど・・・・・・。

2007年04月26日 22時32分52秒 | Weblog
 試写会の当選を知らせる試写状が送られてきた。
当選作品は、『主人公は僕だった』と『ミッキーマウスのまほうのことば』。
しかし、平日である事から、また、家族に譲らねばならないだろう。前回の『バッテリー』、『ブラッド・ダイヤモンド』は、長男や長女に譲った。どちらも、大変面白かったそうだ。本当に、自分で参加できないことは、寂しいし、空しい。時間に余裕を持てる企業または、部署であることが、素晴らしいことだと感じる。人間、あくせくと働いて、自分として価値あることを全く出来ないことは、大きなマイナスであること、人生に深みを与えることが、できないことが、寂しいことなんだと、実感している。まあ、ケーブルTVでの観賞も、悪くは無いが・・・・。自分に選択権が無く、受身で映像を観る事の是非はあろうが、しかし、予期せずして、いい作品に出会う事もあるのです。このブログには、そんな素晴らしい映画との出会いを書き記しています。是非とも、思い返してみたいし、また、そんな作品に出会いたいと考えている。
 『主人公は僕だった』:
国税局に勤めるハロルド・クリック。毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数歯を磨き、
同じ歩数でバス停まで行き、会計検査官の仕事をこなして、毎晩同じ時間に眠る。
そんな毎日を送っていたハロルドに、突然、彼の行動を正確に描写する女性の
ナレーションが聞こえてくる。声の主は、悲劇作家カレン・アイフル。最高傑作の
完成を目の前にした彼女が、ラストでいかにして死なせようかを悩んでいる
主人公こそ、ハロルドだったのだ……。

心温まる『JAG 169話』

2007年04月21日 10時56分50秒 | Weblog
『JAG第169話「クリスマスの贈り物」』
       ALL YE FAITHFUL
★クリスマスイブ。バドとハリエットはシステムの不備で給料の入金が滞ってしまい…。パーティーをやるのに関係者を11名も招待しているのに、食料さえ買えない状態にあった。人事支援部に助けを求めるが「クリスマス・キャロル」のスクルージのようにケチで偏屈なスコギンズ准尉に冷たくあしらわれる。その場で吐き気を覚えたハリエットは病院へ行くが…。一方、JAG本部では、伍長の夫人が産気ずく。少将の部屋で出産をすることに・・・。ラブは、空母コーラルシーにて、最終飛行機の着陸失敗で、クリスマス・イブを空母で過ごさなければならないはめに。しかし、F-14戦闘機が軍に帰還知る事を発見し、パイロットを譲りうける交渉をするが、艦長に阻止されてしまう。JAG本部には、視察のためアラブからの客人が向かっていた。大西洋上空では、トラブルで誘導を依頼してきたC-130輸送機があった。ラブはF-14で、この輸送機の支援に向かう。JAG本部に着いた3名のアラブ法律顧問たちは、子供の出産に大喜び。「希望と平和」の象徴だという。一方、F-14は、気象観測気球に接触し、操縦不能に・・・。ロバーツは、父に借金を依頼する。そこにスコギンズ准尉が現われ、対応したことを伝える。ラブは、C-130輸送機着陸誘導に成功する。素晴らしいイブのパーティーが始まった!!ラブの父が眠る殉職者の碑にブーイン少将とラブが赴く。あの日に二人が思いをめぐらす。ー「世界平和に貢献しているアメリカ軍の人々に捧げる」ー

18世紀の英国を映し出す『プライドと偏見』

2007年04月15日 14時30分12秒 | Weblog
18世紀の英国。女性には相続権が無く、男子の子供のいない家庭は大変なのです。結局、相続権は、娘たちには行かず、遠縁の男子に移ってしまう。こんな男尊女卑の世界を、美しい田園風景と共に映像表現しているのが、2005年フランス=イギリス合作映画『プライドと偏見』。
 イギリスの女性作家ジェーン・オースティンの代表作「高慢と偏見」を映画化。
“プライド”と“偏見”が邪魔をして素直になれない男女の恋の行方を描くラブ・ストーリー。監督は本作で劇場長編デビューの新鋭ジョー・ライト。出演は『ドミノ』のキーラ・ナイトレイと『エニグマ』のマシュー・マクファダン。
【ストーリー】18世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家には5人の姉妹がいた。女には相続権がないため、母親は娘たちを資産家と結婚させようと躍起になっていた。そんなある日、近所に独身の大富豪ピングリーが引っ越してくる。そして舞踏会の夜、次女エリザベスはピングリーの親友ダーシーと出会う。しかし、彼女はダーシーの高慢な態度に強い反感を抱き、以来彼に対する嫌悪感は深まっていくばかり。だがある時、エリザベスはダーシーに突然愛を告白される。彼女の激しい拒絶に気を落として去っていくダーシー。しかし、その後エリザベスが受け取った彼からの手紙には意外な事実が書かれていた。そんな中、大事件が発生する…。
 なんといっても、キーラ・ナイトレイの魅力が、いっぱいの映画ですね。5人の美女姉妹の次女役なのですが、どう客観視しても、飛びぬけた輝きの美女ですよね。本当に、存在感が画面いっぱいに溢れていました。舞踏会のシーンでは、思わずナイトレイを探してしまう程ですね。まるで、絵本の「ウォーリーを探せ」気分になっていました。「パイレーツ・カリビアン」の時とは違う魅力がありますね。牧師のコリンズは、観ていて嫌気がさしてしまった。遠縁で、この家の相続権があることを、いいことに次女・エリザベスに求婚をするシーンは、拒絶反応が起きてしまいました。この、映画の中で、オヤジさん役が非常に光っていますね。コリンズの求婚を、エリザベスが断ったことで、この屋敷が娘たちの手から離れる事を悲観して、母親がエリザベスに詰め寄るシーン(池のほとりにて)がある。「あなたはなんてことしてくれたの。なぜコリンズを断ったの。この求婚が大事な事、分かっていないのね。あなたは、コリンズだけではなく、最愛の親を失うことになるのよ。あなたも言ってやってよ」と振り向けられた母親からの続く言葉で、父親が言う。「コリンズを断った事で、大事な母親を失う事になった。しかし、コリンズを受け入れれば、大事な父親を失う事になったぞ。」・・・・・。この言葉には、感銘を受けた。本当に、親身に、娘の気持ちを汲み取ってくれる父親なんだと強く感じた。最後に、二人が偏見やプライドから解き放たれて、自分の素直な気持ちを夕日に重なりながら言うシーンは、最高の演出・映像でしたね。広大な雪山を背景に「シェーン、カムバック」と少年が叫ぶあのシーンと同じ感動を受けた。映像の美しさ、俳優たちの見事な演技が突出した感動の映画でしたね。

素晴らしいドラマ『JAG犯罪捜査官ネイビーファイル』

2007年04月14日 20時58分51秒 | Weblog
『JAG第168話「見えない殺意」』
          THE KILLER
★ナポリに飛んだハーモンとマネッティは、娼婦連続殺人事件に挑む。
4件の殺人事件はともにアメリカの駆逐艦ギルクリストが入港していた際に起きていたため、JAGに捜査協力の依頼があったのだ。犠牲者は皆、最後に水兵の制服を着た白人の若い男と一緒だったという。インターポールもこの事件に動き出していた。ラブ中佐は、この事件を調査する。犯罪心理学をFBIでも学んだ経験のある元国選弁護士のマネッティ少佐も参画。専門的知識を活用し、犯罪者のプロファイルを策定していく。4事件とも、駆逐艦の宿泊日またはその間の夜に発生している。4交代の宿直班を事件日に照らすと、4班だけが非番で該当する。この班の60名の中に犯人がいる。しかし、女性艦長は、部下にそんな犯罪者はいないと主張。
水兵班長にも協力させ、2名に絞り込まれる。このどちらかが犯人なのだ!追求し、事件捜査をしていくと、どちらにもアリバイが・・・。事件は暗礁に乗り上げる。寄港最終日、家族との別れの光景を眺めているラブの頭によぎるものが・・。その推測は、犯人を追い込む。海軍に所属している家族の中に、犯人がいるのでは?冷静な追求の中、女性艦長の再婚の連れ合いの息子が犯人像として浮かび上がる!!
 いやあ、非常に緊迫したドラマの流れに、あの「羊たちの沈黙」を思い出してしまった。容疑者が、次々と白であった展開。このドラマは、本当に面白い!!!


勇気沸き起こる『ホリデイ』

2007年04月01日 19時50分55秒 | Weblog
 今日は、妻と久々にMOVIXで映画『ホリデイ』を観た。
劇場にて映画を観たのは、本当に久々であり、やはり、試写会の狭い窮屈な座席に比べると数段くつろげる。
 この『ホリデイ』は、CMでも結構関心を呼んでいた通り、素晴らしい出来栄えの映画でした。監督は、女性監督で、ジャック・ニコルソン主演の『恋愛適齢期』の作品を仕上げたナンシー・マイヤーズ。いたるところの恋愛の機微をたくみに演出している点が素晴らしい。主演者も素晴らしい。『イン・ハー・シューズ』のキャメロン・ディアス、『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、『アビエイター』のジュード・ロウ、『ナチョ・リブレ(覆面の神様)』のコメディアン:ジャック・ブラック等素晴らしい役者陣で固めた映画である。
 恋に破れた2人の女性同士が、家や車を交換する“ホーム・エクスチェンジ”を試み、人生を開花させていくラブストーリー。ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが……。
この傷心によるホームエクスチェンジが、二人に人生を大きく変えることになる。アイリスの住んでいるのは英国ロンドンのサリー州のおとぎの国に出てくるようなコテージ。本当にピーター・ラビットが出てきそうな田園地帯なのです。ここに、着いたアマンダは、当日の夜から不意なお客様の訪問を夜更けに受ける。アイリスの兄(ジュード・ロウ)である。毎週、ある事情があって、週末のみ、町に出かけてきて泥酔をしては、この妹の家に泊めてもらっていたのだ。突然の訪問者が、イケメン男だったことで、アマンダは胸がときめいてしまう。つい前日には、夫と別れたばかりなのに・・。その日に、キスそしてベッドインと、これまで
のアマンダとは、全く別人の行動を取ってしまう。傷心を癒そうとやっきだったのか?段々と彼に夢中になっていってしまう。
 一方、アイリスは、ビバリーヒルズのプール付豪邸に大喜び。そんな中で、作曲家(ジャック・ブラック)、や近所の元大物映画脚本家と知り合い、いろんな経験をしていく。作曲家とDVD屋に借りに行った時が、傑作。DVDをみては、そのテーマ曲を歌い踊る作曲家にアイリスは感激。「卒業」のDVDの時には、なんと客として、あのダスティン・ホフマンが出演しているのです。もう、びっくり!
アマンダは、子持ちのアイリスの兄に、アイリスは、作曲家に、傷心を癒され、ゴールインへと道が続く・・・。
 なんとも心優しく、勇気をもらえる映画でした。最後の方では、涙がとめどなく流れ、生きていく勇気が湧いてくるようでした。

感激のアニメスペシャル『あしたのジョー』

2007年04月01日 00時30分59秒 | Weblog
NHKBSでとことんアニメ『あしたのジョー』を観た!
少年時代の最高傑作アニメなのです。最高の上は、もちろん
『巨人の星』ですがね・・・。
 今日のクライマックスは、激闘の末、矢吹のクロスカウンターをかわし、
自分の体を沈みこませ強力なアッパーを見舞うシーン。感動ですね!水道の蛇口のせんを全て針金で固定し、スチィームの中での減量、日に日に力石の頬が痩せこけていく。究極の減量に挑戦し、矢吹の階級まで至当のウエイトダウンを行う。およそ、人間業ではない(もっともアニメですが・・・)。
力石の支援者・白木葉子の声は「壇ふみ」だったのには、本当に驚きでした。
そういわれれば、そんな気もしていましたが・・・。しかし、この減量がたたって、勝利した力石は、リング上での矢吹との握手時に倒れ、帰らぬ人に。
 力石徹(りきいし とおる);ジョーの終生のライバルとして登場。 東光特等少年院で、ブタに乗って脱走するジョーをカウンター一発でしとめたことから、ジョーとの因縁が続くことになる。元々、日本フェザー級6回戦のプロボクサーだったが、客のヤジにかっとなって怪我を負わせたことから、ボクシング協会から追放処分を受けた。同時に少年院入り。少年院でジョーとの初戦でめった打ちにするも、ジョーのクロスカウンターでダブルKOという結果に終わる。ジョーがバンタム級で活躍すると、力石も過酷な減量を行い、リミット一杯でジョーとの因縁の試合に臨んだ。ラウンド途中のテンプル強打と、ダウンした際のロープへの後頭部強打で脳震盪を起こし、それと過酷な減量が重なって、試合終了後にはジョーとの握手を交わす寸前で倒れ、息絶えた。結果は力石のKO勝ちであった。力石の破天荒な生き様から魅了されるファンも多い。大ファンであった寺山修司により、前代未聞の「力石徹葬儀」も行われたほどの人気ぶりである。
「行け 荒野を おいら ボクサー・・・・・」♪
アニメの脇役にしておくには、本当にもったいないキャラクターですよね!人を寄せ付けない冷酷な表情、目的に向かった自分さえも究極に追い込む闘志。そして、気高く気品があり、人一倍気位が高い。こんな人間がいたら、感動ものです。
 いやー、本当にアニメって、いいものですね。それでは、さよなら、さよなら、さよなら!!!