たこさんの秋吉台日記

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12月4日 フユザンショウ

2008年12月04日 | Weblog

フユザンショウ〈冬山椒/別名フダンザンショウ〉(ミカン科 サンショウ属) 
                                    花期は4~5月。
サンショウと違って冬も葉が残っていることによる名。
山地に生える高さ1.5~3mの常緑低木。雌雄別株。
葉は互生。長さ9~14cmの奇数羽状複葉で、葉軸には翼がある。
小葉は1~3対あり、長さ3~14cmの長楕円形または広被針形。質は厚い。
葉腋に長さ2~5cmの花序を出し、淡黄色の小さな花をつける。
花被片は8個。日本では雄株は見られない。
果実は2個の分果に分かれる。
分果は直径5mmほどの卵球形で、8月に赤褐色に熟し、種子は光沢のある黒色。

【 秋吉台では、林内や林縁で 普通に見られます】

08年12月4日 撮影
この株は高さ2mほどですが、これより小さい株の方が多いです。

【 枝は無毛、刺は対生状 】


08年12月4日 撮影
【 樹皮 ― 灰黒色。刺やいぼ状突起がある 】


08年12月4日 撮影
【 葉柄の基部の両側に刺が対生状につく 】


08年12月4日 撮影
「葉は奇数羽状複葉で、葉軸には翼がある。小葉は1~3対」

【 果実は 】


08年12月4日 撮影
【 上の画像を拡大しました ― 果皮は赤く、でこぼこ


08年12月4日 撮影
「裂開すると黒い種子が1個出てくる」 

* * * * *  こんな時もありました  * * * * * *
(今年初夏~秋、カメラとレンズの相性が悪かったことと、家庭の事情で、
昨年以前の画像を使用することが多いのですが、お許し下さい)

【 葉腋に長さ2~5cmの花序を出し、淡黄色の小さな花をつける 】

07年5月9日 撮影
【 上の画像を拡大しました ― 雌花序。日本では雄株は見られない 】

07年5月9日 撮影
「子房は2個。基部が合着している」

日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。

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