たこさんの秋吉台日記

ご意見、ご感想はホームページの掲示板にお願いいたします。

5月22日 ジュズスゲ

2007年05月22日 | Weblog

ジュズスゲ〈数珠菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属) 花期は4~6月。
果穂を数珠に見立てたものといわれる。
山野の木陰などに生える高さ30~60cmの多年草。茎は鋭い3稜形で叢生する。
葉はやわらかく、幅0.5~1cmの線形で3脈が目立つ。
小穂は3~6個つく。頂小穂は雄性、糸状で淡色、長さ2~3cm。側小穂は2~5個あって、雌性で長さ2~5cm、上方のものは雄小穂より高く、下方のものはやや離れてつき、長い柄がある。苞は小穂より長い葉状で、基部に鞘がある。
雌鱗片は広卵形で鈍頭、淡色。
果胞は鱗片より長く、長さ5~6mmのふくらんだ狭卵形。柱頭は3個。

今日午後、林道わきで、“秋吉台のやまんば”さんに教えていただいたスゲですが、
来年自分で見つけられると思ったので、「新しく見つけた花」に加えました。

【1株だけが叢生していました】


07年5月22日 撮影
葉の幅が広いスゲです。

【茎の1本を】


07年5月22日 撮影
【小穂に近づいて】


07年5月22日 撮影
「頂小穂は雄性、糸状で淡色」
「側小穂は2~5個あって、雌性、上方のものは雄小穂より高い」

【上の画像を拡大しました】


07年5月22日 撮影
「雌鱗片は広卵形で鈍頭、淡色。
果胞は鱗片より長く、長さ5~6mmのふくらんだ狭卵形。柱頭は3個」

昨日昼前、“秋吉台のやまんば”さんに電話したら、「今から桂木山に登る」。
「見つけなければいけないスゲがあるのに、もう終わりそうで、気がもめる。
○○君に『出勤時に登山口まで車に乗せて』と頼んだら、
『一人を置いておけない』と言って、連れて行ってくれなかった」とのことでした。
私も「一人で登るなんて、とんでもない」と、今日、桂木山に同行しました。
その私に教えてくれるために、昨日のうちに、近くの林道で見つけておいてくれた
のでしょう。桂木山のあと、このジュズスゲに案内してくださいました。 感謝。


最新の画像もっと見る