たこさんの秋吉台日記

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1月26日 オオキジノオ

2008年01月26日 | Weblog

オオキジノオ(キジノオシダ科 キジノオシダ属) 常緑性。
地上生で、根茎は太くて斜上し、塊状となり、らせん状に葉を叢生する。
大きい葉は長さ2m近いこともある。
栄養葉の葉柄は長さ25~75cm、裏面は丸く、基部は左右に広がる。
羽片は革質で、下部のものは有柄、やや上部に湾曲し、
上部の羽片の基部は下側が中軸に沿着する。
羽片先端部ははっきりした鋸歯縁となり、他は全縁または波状縁。
胞子葉は栄養葉より高く伸び、羽片は線状、短いがはっきりした柄をつける。
本州(関東および北陸以西)・四国・九州の山林樹下に産し、暖地に多い。

先日、森林セラピーイベントの下見で滑山国有林道を歩いていた時、
キジノオシダとは少し違うシダを見つけ、調べたら、オオキジノオでした。
秋吉台の記録にはありません。探し始めて2カ所目で今日、見つけました。

【 ① 苔むしたスギの切り株の左側に】


08年1月26日 撮影
【 ①上の左端の葉】

08年1月26日 撮影
【 ①上の葉の最下羽片】


08年1月26日 撮影
4mmほどの柄があります。

【 ② 切り株の右側に】


08年1月26日 撮影
【 ② 上の画像、一番上の葉】


08年1月26日 撮影
【 ② 上の葉の下部羽片】


08年1月26日 撮影
写っている羽片全て有柄です。
雨後の曇天、樹下の湿地は暗く、ISOを800に上げ、雨傘をバックに置きました。

【 参考 ― キジノオシダ】


07年11月4日 撮影
【 キジノオシダ ― 上の画像を拡大しました】


07年11月4日 撮影
羽片の基部は無柄で、上側が中軸に沿着しています。

☆オオキジノオは、「秋吉台国定公園の高等植物」に記載がないシダです。


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