たこさんの秋吉台日記

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7月14日 ヤブレガサ

2006年07月14日 | Weblog

ヤブレガサ〈破れ傘〉(キク科 ヤブレガサ属) 花期は7~8月。
林下の斜面などに生える多年草、ときに群生する。
若い時は根生葉1枚だが、年が経ち、栄養が十分となると花茎を出す。
花茎は直立し、高さ70~120cm、分枝しない。
茎葉は2~3個。下部の葉は葉柄に楯状につき、葉身は円形で、
直径35~39cm、掌状に深裂する。裂片は7~9個。
頭花は円錐花序につき、直径8~10mm。
花冠は白色、ときに淡紅色を帯び、長さ9~10mm。

5月14日に友人に連れてきてもらい、根生葉を5枚確認、
6月20日、1株に花茎が伸びて、今にも開きそうなつぼみを確認しました。
それからが長かったことと言ったら・・・、
「今日でこの藪こぎがおしまいになりますように」を何度繰り返したことでしょう。

私が秋吉台で初めて見るヤブレガサの花、
【つぼみの先が割れて5日目の今日、開花です】

06年7月14日 撮影
花茎の高さは70cmほど。
林の斜面に生え、すぐ下を走っている県道の白線が写っています。
【下部の葉は】


06年7月14日 撮影
斜面の崩落を防ぐネットの下から伸びているのです。

【花茎は】

06年7月14日 撮影
いつも薄暗く、花茎は明るい方向に向くので、花の後ろ姿しか見られません。
【花序を拡大しました】

06年7月14日 撮影
傘の柄があれば、花茎をこちらに向かせられるのに・・・、
足元が滑る急斜面を登るので、カメラと三脚を持つのがやっとで・・・。

「ここの藪こぎは今日でおしまい?」
「いいえ、もう少し咲いたころに、長柄の傘を持って、もう一度!」

* * * * *
ヤブレガサのあと、洞穴近くで
ヘラノキを撮っていたら、いきなり頭上で雷鳴。
パラパラと雨が落ちてきたし、急いで車へ戻り、次の目的地に向かい始め、
30m前方に激しい雨を確認、「局地的?」と、通り過ぎるつもりが、
ワイパーが全く役目を果たさない状態が続きました。
方向転換し、大正洞の駐車場に避難。
30分くらい待ったら、雷だけは収まったので、台上に上がって待機。
しかし、雨は一向にやみそうにないので、あきらめて帰途につきました。
ところが、台を下りて初めての交差点から路面はカラカラに乾いているのです。
秋吉台にだけ、1時間、バケツをひっくり返したような雨が降ったのでしょうか?
洗車だけして水を拭き取っていないような、ずぶぬれの愛車を、
乾いた道路に水を滴らせながら走らせて、帰りました。


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