たこさんの秋吉台日記

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5月18日 ベニバナヤマシャクヤク・熱血テレビ5月分収録

2007年05月18日 | Weblog

ベニバナヤマシャクヤク〈紅花山芍薬〉(ボタン科 ボタン属) 花期は5月。
落葉樹林内などに生える高さ30~50cmの多年草。
葉は2~3個互生し、2回3出複葉。
茎頂に直径4~5cmの淡紅色の花を1個つける。雌しべの柱頭は長くて巻く。

秋吉台を歩き出して間もなくの年、美東町のUさんが「秋吉台に昔、紅色の
山芍薬あったよ。国定公園になる前に家に持って帰ったのが今咲いてる」と。
すぐに“秋吉台の大先輩”に連絡したら、見に行かれ、
「ベニバナヤマシャクヤクに間違いない」とのことでした。

一度、Uさんに、その場所に連れて行ってもらったら、
葉が1枚、大やぶの中にありましたが、当時は場所が覚えられずそのままに。
何度かUさんに「もう一度お願い。今度は必ず覚えるから」とお願いしてきて、
このたび、山口放送に同行を依頼されたこともあって、昨日お願いに行きました。
「いいよ」と引き受けてくれ、案内してくれました。
Uさん宅の葉の様子から、「葉があったらいいけど、生き延びていないだろう」との
私の予想は大きくはずれ、先に歩いていたUさんが、「咲いとる!」。

【ベニバナヤマシャクヤクが、秋吉台で咲いていました】

① 07年5月18日 撮影
咲いていたのは2株、ほかに葉だけのが2株見つかりました。

【最初に目に入った花】


② 07年5月18日 撮影
【上の花を拡大しました】


07年5月18日 撮影
【①に近づいて】


① 07年5月18日 撮影
【上の画像を拡大しました】


① 07年5月18日 撮影
一昨日、昨日の台風並みの強風で痛めつけられたのでしょう。
でも、花が終わっていなくて、間に合ってよかった。本当に嬉しい。
ベニバナヤマシャクヤクは、
「レッドデータブックやまぐち」には、絶滅危惧ⅠA類に選定されています。


きょうは、山口放送「熱血テレビ・秋吉台の四季の花」の5月分の収録でした。
秋吉台では希少植物が盗掘にあって、どんどん減少している現状を話し、
場所が特定できないように、細心の注意を払って撮影してくれるように、
お願いして取材に応じましたが、まさか花が見られるなんて、全く想定外でした。

放送は、5月21日(月)午後5時30分ごろからの予定です。


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