たこさんの秋吉台日記

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6月11日 ミヤマナルコユリ・ムヨウラン

2006年06月11日 | Weblog

ミヤマナルコユリ〈深山鳴子百合〉(ユリ科 アマドコロ属) 花期は5~6月。
山野の林内に普通に生える高さ30~60cmの多年草。
葉は長さ6~11cmの長楕円形で、裏面は粉白色を帯びる。
花柄は葉腋から出て葉に沿って湾曲し、2~3分枝して先端に長さ約2cmの
白色筒状の花を下垂する。花被片は筒状に合着し、先は緑色を帯び少し開く。


この林で初めてムヨウランを見つけました。
「あっちのはつぼみだったけど、これは開花してる!」
撮ろうとしたら、そばの緑のアマドコロに見える葉がじゃまをするので、
手でよけようとして、目に入ったのが・・・。
【ん? これはナルコユリの特徴!】


06年6月11日 撮影
「花筒の基部と花柄の境に、花筒がせばまった緑色の部分があることは、
アマドコロにない特徴」

【落ち着いて見たら、見つけていなかったミヤマナルコユリでした】


06年6月11日 撮影
【花は終わっています】


06年6月11日 撮影
「うーん、来年まで待つの?」 
またまた、自分に寛大に! 
花被片が残っているので、「見つけた花」にしました。

探しても見つけられなかったミヤマナルコユリとの出会いは、
こんなあっけないものでした。

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ムヨウラン〈無葉蘭〉(ラン科 ムヨウラン属) 花期は6月。
常緑樹林内に生える葉緑素をもたない高さ30~40㎝の腐生植物。
茎は細くてかたく、暗紫色。上部に数個の花をつける。
花は淡褐色~淡紫褐色。萼片、側萼片とも倒披針形で長さ1.5~1.8cm。
唇弁は白色で淡紫色を帯び、先端内面に紫色の突起毛がある。


【この林で初めて見つけたムヨウランです】

06年6月11日 撮影
高さは約25cmでした。(そばに写っているのが上のミヤマナルコユリです)
【上の画像を拡大しました】

06年6月11日 撮影
「花は淡褐色~淡紫褐色。萼片、側萼片とも倒披針形で長さ1.5~1.8cm」
ムヨウランがキッチリ開いているのを見たことがありません。
午後はいつもこんな状態ですから、朝来てみる必要がありますね。
【数10メートル離れた所で、もう2株見つけました】


06年6月11日 撮影
こちらは、高さ約30cm。


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