たこさんの秋吉台日記

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12月15日 クリハラン・ヤノネシダ

2007年12月15日 | Weblog

クリハラン〈栗葉蘭〉(ウラボシ科 クリハラン属) 常緑性。
葉柄にはまばらに鱗片がつき、長さ10~30cm。
葉身は常に単葉、通常中央が最も広く、長さ10~15cm、
辺縁は全縁から不規則な波状縁のものまであり、両面に微細な鱗片が散在する。
主側脈ははっきりしている。
胞子嚢群は円形~楕円形、直径5mmに達し、
中肋の両側に2~4列不規則に並ぶが、まれに1列のこともある。
本州(関東南部以西)・四国・九州に分布し、暖地に多い。
山林下の陰湿な地上に生じ、通常群生する。


秋吉台では、洞穴前の湿った石灰岩壁や地上に群生しています。

【洞穴前の湿った石灰岩壁で】

07年2月5日 撮影
【洞穴前の湿地で】


06年11月18日 撮影
「クリの葉よりずっと大きいが、葉脈のイメージがややそれらしい」
「主側脈ははっきりしている」

【上の葉を裏から】


06年11月18日 撮影
「胞子嚢群は中肋の両側に2~4列不規則に並ぶ」

【葉裏を順光で】


07年11月11日 撮影
【上の画像を拡大しました】


07年11月11日 撮影
「主側脈ははっきりしている」

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ヤノネシダ〈矢の根羊歯〉(ウラボシ科 クリハラン属) 常緑性。
葉は多形で、地上の根茎につく三角形の栄養葉から、岩上や樹幹に這い上がる
根茎につく被針形の胞子葉まであらゆる段階が見られ、長いものは長さ20cm。
辺縁は全縁か波状縁、主側脈ははっきりしない。
葉柄はほとんどないものから長いものは15cmにも達する。
胞子嚢群は細い葉ほど多くつき、円形で小さく、不規則に散在。
本州(関東南部以西)・四国・九州に分布し、
山林下の地上から、しばしば岩上や樹幹に這い上がる。

ヤノネシダはクリハランと同じような所に生えていますが、数はずっと少ないです。

【洞穴前の湿地で】

07年11月11日 撮影
【洞穴前の湿地で這っています】

07年11月11日 撮影
胞子嚢群は細い葉ほど多くつき

07年12月15日 撮影
「胞子嚢群は円形で小さく、不規則に散在」
【上の画像を拡大しました】


07年12月15日 撮影
「辺縁は全縁か波状縁、主側脈ははっきりしない」


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