クリハラン〈栗葉蘭〉(ウラボシ科 クリハラン属) 常緑性。
葉柄にはまばらに鱗片がつき、長さ10~30cm。
葉身は常に単葉、通常中央が最も広く、長さ10~15cm、
辺縁は全縁から不規則な波状縁のものまであり、両面に微細な鱗片が散在する。
主側脈ははっきりしている。
胞子嚢群は円形~楕円形、直径5mmに達し、
中肋の両側に2~4列不規則に並ぶが、まれに1列のこともある。
本州(関東南部以西)・四国・九州に分布し、暖地に多い。
山林下の陰湿な地上に生じ、通常群生する。
秋吉台では、洞穴前の湿った石灰岩壁や地上に群生しています。
【洞穴前の湿った石灰岩壁で】
07年2月5日 撮影
【洞穴前の湿地で】
06年11月18日 撮影
「クリの葉よりずっと大きいが、葉脈のイメージがややそれらしい」
「主側脈ははっきりしている」
【上の葉を裏から】
06年11月18日 撮影
「胞子嚢群は中肋の両側に2~4列不規則に並ぶ」
【葉裏を順光で】
07年11月11日 撮影
【上の画像を拡大しました】
07年11月11日 撮影
「主側脈ははっきりしている」
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ヤノネシダ〈矢の根羊歯〉(ウラボシ科 クリハラン属) 常緑性。
葉は多形で、地上の根茎につく三角形の栄養葉から、岩上や樹幹に這い上がる
根茎につく被針形の胞子葉まであらゆる段階が見られ、長いものは長さ20cm。
辺縁は全縁か波状縁、主側脈ははっきりしない。
葉柄はほとんどないものから長いものは15cmにも達する。
胞子嚢群は細い葉ほど多くつき、円形で小さく、不規則に散在。
本州(関東南部以西)・四国・九州に分布し、
山林下の地上から、しばしば岩上や樹幹に這い上がる。
ヤノネシダはクリハランと同じような所に生えていますが、数はずっと少ないです。
【洞穴前の湿地で】
07年11月11日 撮影
【洞穴前の湿地で這っています】
07年11月11日 撮影
【胞子嚢群は細い葉ほど多くつき】
07年12月15日 撮影
「胞子嚢群は円形で小さく、不規則に散在」
【上の画像を拡大しました】
07年12月15日 撮影
「辺縁は全縁か波状縁、主側脈ははっきりしない」
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