たこさんの秋吉台日記

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9月1日 メハジキ・ナンバンギセル

2006年09月01日 | Weblog

メハジキ〈目弾き/別名ヤクモソウ〉(シソ科 メハジキ属) 花期は8~9月。
短く切った茎を子供がまぶたにはさんで目を開かせて遊んだからという。
野原や道ばた、荒れ地に生える高さ50~150㎝の多年草。
茎葉は深く3裂し、裂片は羽状に切れこむ。上部の葉は披針形または線形。
上部の葉腋に淡紅紫色の唇形花を数個ずつつける。 


私が昨年まで見てきたメハジキは、クズやセイタカアワダチソウの勢いで姿が
見えないし、昨秋見つけた別の場所に何度足を運んでも、株を見つけられません。
【今日、龍護峰に登る途中の御鉢山で】


06年9月1日 撮影
高さ50cmくらい。ヒメヨモギと思ったのです。
(左後ろに写っている花はクルマバナです)
【小さな葉がたくさん茂った中に、花が1つ】


06年9月1日 撮影
「そばのクルマバナの花が落ちてついている?」と、
枝を振ってみても落ちないから、この草の花です。
【強風でじっとしてくれないので、何枚も撮りました】


06年9月1日 撮影
「ヒメヨモギの花ではないし・・・、何?」
【友人に枝を持ってもらい、撮りました】


06年9月1日 撮影
Aさん、
たまたま運良くきてくれて、ありがとうございました。

家に帰りながら、車の中でフッと、「あの葉をもんだ香りはメハジキ?」
シソ科なら、ヨモギに似たにおいかもしれません。
パソコンで画像を開いてみたら、やっぱりメハジキでした。
思いがけないところで、今までと違う姿で生えていると分からなかったのだから、
まだまだ私は勉強不足ということを思い知らされた1日でした。

【メハジキは、図鑑でもこんな姿

05年9月1日 撮影
【この姿なら分かったはず】


05年9月1日 撮影

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ナンバンギセル〈南蛮煙管/別名オモイグサ〉(ハマウツボ科 ナンバンギセル属) 
                                   花期は8~10月。
花の形がキセルに似ていることによる名。山野に生える1年生の寄生植物。
ススキ、ミョウガ、サトウキビの根によく寄生する。
茎は赤褐色でごく短く、ほとんど地上に出ず、狭三角形の鱗片葉が数個互生する。
茎に見える高さ15~20cm花柄の先に淡紫色の筒状の花を横向きにつける。
花の長さは3~3.5cm。

                               
ナンバンギセルは、昨年、例年に比べて極端に少なかったのです。
毎年ナンバンハコベと同じころに出てくるので、
8月20日ごろから本格的に探し始めました。

雨が降ったし、急に昨日から涼しくなったし、きょうは気合いを入れて探しました。
1時間探して駐車場に戻ったら、午後5時30分。
「もう少し」と、今度は駐車場から反対方向を歩いて15分後でした。


06年9月1日 撮影

06年9月1日 撮影
【上の画像を拡大しました】


06年9月1日 撮影
道の辺の尾花がしたの思ひ草今さらになど物か思はむ


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