サネカズラ〈実葛・真葛/別名ビナンカズラ〉(モクレン科 サネカズラ属)
花期は7~8月。
別名のビナンカズラ(美男葛)は、樹皮からとった粘液を整髪に使ったことによる。
山野に生える常緑つる性木本。雌雄別株または同株、まれに両性花がつく。
葉は互生。長さ5~13cmの長楕円形または卵形で、縁にはまばらに鋸歯がある。
葉腋に直径約1.5cmの黄白色の花をつける。
花弁と萼片はともに淡黄色で、9~15個、全て花弁状。
集合果は直径2~3cmの球形で、11月に赤く熟す。
【林縁を歩くと、赤い実が目に入ります】
06年11月28日撮影
06年12月1日撮影
【こんな時もありました ― サネカズラの花】
06年8月10日撮影
【雄花 ― 上の画像、右下の花】
06年8月10日撮影
【雄花 ― 上の画像を拡大しました】
06年8月10日撮影
「雄しべは球状につく。横に広がった赤いのは葯隔」
【雌花ですが・・・】
02年7月30日撮影
「雌しべも球状につき、白っぽい花柱が伸びている」
画像は、花被片がほとんど落ちた状態ですが、集合果の形は分かります。
雌花の画像がなく過去のを全部調べても、この1枚だけでした。(日付に注目)
サネカズラの花が咲く7月下旬~8月は、暑い最中なのにほかにも開花する
花が多い上、サネカズラの花期が短いので、一度撮り損って、再び雌花の
場所に行くのが遅れたら、撮れないことが多いのです。 が、これは言い訳。
今、果実を見ているつるが、両性花をつけていたかもしれないし・・・、
来年の宿題が増える一方ですね。
* * * * *
きょうは、1ヶ月に2日の割で秋吉台を一緒に歩いている友人との1日でした。
その友人から「一番苦手な分野、植物を始める」と聞いたのは、昨年4月なのに、
会うたびに知識が豊富になっていることに驚かされ、また刺激をもらっています。
私が見たことがなかったホシクサの仲間や、ミミカキグサを、フィールドにしてい
る湿地で見せてもらったし、植物についての様々な情報をもらうようになりました。
サネカズラの果実を見ながら「花は、よう見つけんじゃろうね」と言っていましたが、
熱心な友人のことですから、きっと来年、雄花雌花の両方を確認することでしょう。
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