福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

カルロス・クライバーに捧ぐ ポルカ「雷鳴と電光」(ヨハン・シュトラウスⅡ) 音質改善版

2021-03-30 13:28:49 | コンサート

ニューイヤーコンサート《ウィーンの花束2020》福島章恭 コンサートシリーズvol.1

ヨハン・シュトラウスⅡポルカ「雷鳴と電光」 
(カルロス・クライバーに捧ぐ)

指揮:福島章恭
東京フォルトゥーナ弦楽合奏団(コンサートマスター相原千興)

2020年1月5日(日)
 大和市文化創造拠点シリウスやまと芸術文化ホール

「ウィーンの花束2020」からの音質改善第2弾は、ヨハン・シュトラウス2世の「雷鳴と電光」です。

「雷鳴と電光」といえば、カルロス・クライバーの十八番ですね。
わたしもバイエルン国立管との来日公演(東京文化会館)のアンコールで聴いて、興奮したのを覚えています。
興に乗ったクライバーが、途中から右脚をブラブラさせながら指揮をしていたと記憶しますが、色気満点、格好良かったですねぇ。心底痺れました。

「ウィーンの花束2020」では、それぞれの演奏を「敬愛する指揮者に捧げる」という趣向でしたが、この演奏を「カルロス・クライバーに捧げる」とするのは必然でした。
もっとも、わたしが勝手に捧げているだけであり、クライバーには甚だ迷惑なことに違いありません。クライバーを愛する皆様、誠に申し訳ございません!

ところで、雷鳴と言えば大太鼓。
笛やラッパ、太鼓もなしの弦楽アンサンブルで、この曲の面白さを出すのは難しいところがありましたが、コントラバスのお二人に「何やら雷鳴らしき音をください」とお願いしたところ、見事に奏してくださいました! その妙味をお楽しみいただければ幸いです。

福島章恭シリーズ2 珠玉のモーツァルト&ベートーヴェン
”OVERCOME COVID-19 CONCERT with Amadeus & Ludwig"

2021年4月17日(土)
13時30分開演(13時開場)
JR横浜線・京王相模原線 橋本駅北口
ミウィ橋本7階
杜のホールはしもと

プログラム
1. モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
2 .モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551 「ジュピター」
3. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92

福島章恭 指揮
東京フォルトゥーナ室内管弦楽団
(コンサートマスター:相原千興)

全席指定:4,500円 (2月15日(月)発売)

主催:かもっくす音楽舎 

チケットお申し込み・お問い合わせ
かもっくす音楽舎
Tel & Fax: 042-799-0182
E-mail: akiyasu.concerts@gmail.com

チケットぴあ tel: 054-02-9999  (Pコード: 191626) 
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2033917&rlsCd=001&lotRlsCd=

ちけっとMove(相模原市民文化財団) tel: 042-742-9999
http://move-ticket.pia.jp/

主催 かもっくす音楽舎
後援 やまと国際オペラ協会、丹沢ブルックナー楽友協会
協力 一般社団法人 国際親善音楽協会(IGMEA)

 

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チャイコフスキー:弦楽セレナード  第1楽章 音質改善版アップしました

2021-03-29 19:06:05 | コンサート

福島章恭コンサート・シリーズVol.1 ニューイヤーコンサート"ウィーンの花束2020"

2020年1月5日(日) 13:30​ 大和市文化創造拠点 シリウス 芸術文化ホール
チャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調 作品48
第1楽章: Pezzo in Forma di sonatina; Andante non troppo - Allegro Moderato
 
福島章恭 指揮 
東京フォルトゥーナ弦楽合奏団 (コンサート・マスター:相原 千興)

チャイコフスキー:弦楽セレナーデ 第1楽章(音質改善バージョン) 福島章恭 東京フォルトゥーナ弦楽合奏団

福島章恭コンサート・シリーズVol.1 ニューイヤーコンサート"ウィーンの花束2020" 2020年1月5日(日) 13:30​ 大和市文...

youtube#video

 

4月17日(土)の「珠玉のモーツァルト&ベートーヴェン」コンサートを控え、昨年のニューイヤーコンサートの動画から、いくつかを音質改善することにしました。
その第1弾は、チャイコフスキーです。
 
前回の全曲動画では、家庭用カメラの内蔵マイクの音でしたが、今回はワオンレコードさんによるワンポイントマイク録音に入れ替えました。
当日の愉しい雰囲気を、臨場感豊かにお楽しみいただけると思います。
 
来たる4月17日(土)杜のホールはしもとに於けるコンサートでは、
このアンサンブルに管打楽器を加え、モーツァルト「フィガロ」序曲、「ジュピター」、ベートーヴェン「7番」を演奏します。
どうぞ、ご期待ください。

福島章恭シリーズ2 珠玉のモーツァルト&ベートーヴェン
”OVERCOME COVID-19 CONCERT with Amadeus & Ludwig"

2021年4月17日(土)
13時30分開演(13時開場)
JR横浜線・京王相模原線 橋本駅北口
ミウィ橋本7階
杜のホールはしもと

プログラム
1. モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
2 .モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551 「ジュピター」
3. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92

福島章恭 指揮
東京フォルトゥーナ室内管弦楽団
(コンサートマスター:相原千興)

全席指定:4,500円 (2月15日(月)発売)

主催:かもっくす音楽舎 

チケットお申し込み・お問い合わせ
かもっくす音楽舎
Tel & Fax: 042-799-0182
E-mail: akiyasu.concerts@gmail.com

チケットぴあ tel: 054-02-9999  (Pコード: 191626) 
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2033917&rlsCd=001&lotRlsCd=

ちけっとMove(相模原市民文化財団) tel: 042-742-9999
http://move-ticket.pia.jp/

主催 かもっくす音楽舎
後援 やまと国際オペラ協会、丹沢ブルックナー楽友協会
協力 一般社団法人 国際親善音楽協会(IGMEA)




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3度目の正直!モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」ハイライト&レクイエム 無事終演!

2021-03-16 11:33:32 | コンサート



先週末3月13日(土)「やまと国際オペラ協会創立5周年記念演奏会」モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」ハイライト&レクイエム を無事に終えることが出来ました!
昨年2月26日、本番3日前の通し稽古の朝に無念の延期が決定され、8月に予定された延期公演も見送り、三度目の正直の開催となりました。

主催者はじめ関係各位のご苦労は並大抵のものではなかったと思われます。
心より労い申し上げます。

「創立5周年」という節目の公演の指揮者として、わたしを任命してくださったことに感謝致します。
会長である長谷部浩士さんとの厚い信頼と友情関係によるものではありますが、「オペラの指揮」について未知数であったわたしに賭けてくださったことは誠に有り難く、その期待を裏切らないように臨んだつもりでおります。その結果、公演を盛り立てることの出来たのは幸いでありました。

また、日々の合唱稽古に於いては、「コーラスを鍛え上げてください」との勅命を授かったわけですが、それについても、最低限の責任は果たせたのではないか? と自負します。
合唱団の皆さんは、発声も音程もバラバラで収拾のつかなかった状態から、皆さん、よくあそこまで頑張られたと思います。
日々の進歩をとても嬉しく感じておりました。

有料配信はこちら! 
 https://eplus.jp/yioa/ 
3月17日 午前10時 ~ 3月23日 午前10時 何度でも視聴可

「ドン・ジョヴァンニ」については、素晴らしき歌手陣と演出家に恵まれ、秀逸なパフォーマンスとなりました。
タイトルロールである井上雅人さんは、ただの悪役ではないドン・ジョヴァンニのキャラクターを入魂の演技で歌い究め、レポレッロ役のデニス・ビシュニャさんは無尽蔵のエネルギーでもって、レポレッロの悲哀を見事に演じてくださった。
ドンナ・アンナの刈田亨子さんはアンナの誇り高さを、ドンナ・エルヴィラの西谷衣代さんはエルヴィラの燃え盛る情念を、そして、ツェルリーナの馬原裕子さんはツェルリーナの男殺しのコケティッシュな魅力を存分に振りまいてくださった。
マゼットの平尾弘之さん、ドン・オッターヴィオの渡辺大さんも、それぞれの立場で男の弱さ、悲しさ、愛しさを微笑みと共に演じてくださった。
騎士長である、長谷部浩士さんの貫禄も申し分なし。協会会長というお立場で、運営面だけでも相当な労力と思われる中(当日だって雑用だらけ・・・)、本公演に賭ける想いの熱さが、かくも激烈な地獄落としへと繋がっていたと思われます。

忘れてはならないのは、中津邦仁さんの趣味の良い演出でしょう。
予算はない、舞台装置も殆どない、音楽は割愛されているという、ないない尽くしの中から作品の本質をグイッと抉りだした見事な演出をしてくださっています。喩えるなら、玉子もないのにどうやってオムライスを作るか? という離れ業をなさっているわけです。「制約の中にこそ無限の自由がある」の典型であり、敬服しているところです。

最後にオーケストラの好演にも触れておかねばなりません。
前日と当日だけで仕上げるという厳しい時間的条件、さらにパーティションだらけでコミュニケーションの取り辛い劣悪な環境の中、見事に演奏しきった集中力と献身ぶりにはただただ感謝するのみです。コンサートマスターの相原千興さんのリーダーシップの賜でもあり、重ねて感謝致します。

さて、本公演をもう一度味わいたい、会場には行けなかったけど観たい、聴きたい、という方のために、配信が用意されました。
いまや、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場を筆頭に、世界でもトップクラスのオペラが配信で鑑賞できる時代ではありますが、上記の理由から、観ても損のない、魅力ある映像であると確信致します。

3月17日 午前10時 ~ 3月23日 午前10時の間、何度でもご覧いただけます。どうぞ、お楽しみください。

お求めは https://eplus.jp/yioa/ で!
3月23日 午前0時まで 購入可能です。

どうぞよろしくお願いいたします。

コメント (2)
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