
"マエストロ道義" 入魂のバーンスタイン「ミサ」公演が空前絶後の成功のうちに終了しました。
わたし自身、自分の出番があるため、この演奏を客席で体験することはでかませんでしたが、楽屋で観るモニターや舞台袖に伝わる熱気から、只ならぬ演奏であることはビンビンと伝わってきました。
主役の大山大輔さんの歌と演技。日に日に深まってゆくのが分かりましたし、ボーイソプラノの込山直樹くんの澄んだ声、思い切った表現、そして舞台度胸は特別なもので、いつかは声変わりとともに失われるボーイソプラノの声の絶頂が、この公演の時期にあったというのも奇跡と言えましょう。
キッズコーラスは、音楽的にも演劇的にも舞踊的にも、よく訓練されていて、リハーサルの段階から爽やかな感動を呼んでいました。大谷圭介先生の指導力には大きな拍手を送ります。
ストリートコーラスのキャストには穴がなく、素晴らしいチームワークとアンサンブルの醍醐味を堪能させて貰いました。又吉秀樹さん、与那城敬さん、藤木大地さん、小林沙羅さん、小川里美さんら、これまで共演経験のある皆さんとの再会も大きな歓びで、またの共演を願ったところです。
オーケストラ(もちろん大阪フィル)、ロックバンド、ブルースバンドともに23年前の公演を凌駕し、マエストロ自身の円熟も半端ないものであったことは、2つの公演に携わった者として証言できます。

名残惜しい限りですが、ここで気持ちを切り替え、来る8月11日(祝・山の日)の女声合唱団スウィング ロビンの3rd.コンサートに集中したいと思います。今回はスウィング ロビンが新しい領域に到達せんということの伝わるコンサートとなること請け合いです。
杜のホールはしもとまで、どうぞお越しください!
