議長が主役なのかと思ってしまいました(汗)。9話感想です。
◆◆プラントは議長の思う壺◆◆
表向きはあくまで「対話による解決」を目指すとする議長ですが、本音は全く逆です。
狙いは【自らの手を汚さずにプラントの総意で開戦にこぎつける】という事でしょう。
プラント過激派によって地球にユニウス・セブンが落とされた事で、当然、地球側はプラントに怒りの声を上げます。
しかし、プラントもそんな怒りの声を上げる地球側に対して「プラント過激派の連中と自分達を同一視するな!」と怒っているのが紛れも無い現実なのです。
そんなプラント市民達を煽り立てて地球との開戦にこぎつける事になると、今までの表向きのプラント平和主義路線が嘘っ八だったとオーブや地球軍の上層部から非難される事に為りかねません。
だから、議長は自らの立場上、「対話による解決」を主張した上で、今回は地球軍の攻撃に対する自衛に留まった訳です。
そうする事で、「地球軍が攻撃してくるならば抵抗も止む無し」とする主張が可能となり、同時にプラント市民をテロリストと同一視して一方的に攻撃してくる【地球側=絶対悪】という概念をプラント市民に刷り込む事もでき、議長自身はあくまで戦争には否定的である穏健派という立場を保ったまま、(プラント市民の総意で)開戦にこぎつけられるという事です。
◆◆ブルーコスモスの実態◆◆
ジブリールの口から出た“ロゴス”という組織の名前ですが、この組織こそがジブリールを筆頭とする純粋な“反コーディネイター思想”を有する組織だと思います。
現在のブルーコスモス内部にも複数の組織が存在し、5話で登場した老人達はロゴスへの出資者なのだと思います。
この老人達の対コーディネイター思想は単に市場経済におけるライバル潰しみたいなもので、その為に、ジブリール率いるロゴスに出資して、あわよくばジブリールにコーディネイターを殲滅して自分達の利益を確保して欲しいと考えている他力本願な考えを持つ人達なのでしょう。
一方で、ロゴスに与する人達はジブリールの思想に感化され、純粋に「コーディネイター憎し」という考えを持つ人達なのだと思います。
いずれは、ジブリールがロゴスに出資している老人達を排除して純粋なる反コーディネイター軍を築き上げそうな予感がします。
◆◆シンの含蓄のある一言◆◆
「開戦…、そんな…」というシンの一言は実に重みがありました。
と言うのも、結局、シンは戦争を否定的に捉えているという事が分かったからです。
彼は、戦争が起こってしまえば、また自分の家族のような犠牲者が出てしまうという事実を重く捉えているのでしょう。
シンが【本当に憎まなければならないもの】について考え始めた事が如実に分かった一言だと思います。
◆◆議長に手玉に取られるジブリール◆◆
スタンピーナーを使用され、全滅してしまった地球軍。
私は過去の感想でも書いたようにジブリールと議長はユニウス・セブン落しに関して、裏で手を組んでいると思うのですが、手を組んでいると言うよりは、明らかにジブリールが議長に【手玉に取られている】といった感じです。
次々と起こる事態に冷静沈着に対処する議長と感情を露わにするジブリール。
ジブリールもまた議長に「戦争の道具」として利用される一人なのかもしれません。
◆◆偽ラクスの使い道◆◆
偽ラクスは、アスランをプラント側に引き留める為に道化を演じているのではないでしょうか。
アスランと接した時のあのわざとらしい喜び方は明らかに演技だと思います。
では、「なぜ議長は(偽ラクスを利用して)アスランをプラントに引き留めておきたいのか?」という疑問が浮上します。
ここでポイントになるのが、アスランはカガリの特使であるという事。つまり、オーブ内部でもそれなりの地位であるという事です。
それゆえ、プラント最高権威者のデュランダルとも容易に面会の場を持つ事ができました。
そのアスランを言いくるめてザフトの軍人として戦場に引っ張り込めれば、為政者として未熟でアスランとべったりな関係であるカガリも黙ってはいられなくなり、平和主義路線を進めているオーブ参戦の可能性も一気に高まると思います。
つまり、議長の真の狙いは【オーブの参戦】なのではないかと思います。
それに加えて、(前作で平和主義を唱えたラクスのカリスマ性から)偽ラクスは開戦後のプラント戦意高揚の為のプロパガンダとしても利用可能です。
要するに、偽ラクスは【戦争を起こす為の道具】でもあり、同時に【戦争勃発後に戦火を拡大させる為の道具】としても利用価値があるという事です。
◆◆キラVSアスランもあるか?◆◆
(偽ラクスに言いくるめられて)アスランがザフト側に与する事になれば、オーブに与するキラとの戦いが現実化する可能性もあります。
前作で個人の力では世界は変わらず、結局は“力で解決してしまった”という思いから、再びキラがその変わらなかった世界を変える為に立ち上がるという展開も有り得ます。
両民族を団結させる為に、人類共通の敵として立ちはだかる事も考えられます。
そして、キラの元には本物のラクスがいます。
つまり、キラ&ラクスVSアスラン&偽ラクスの対決も実現するのではないかという事です。
そうなったら、シンの出番はますます無くなってしまう訳ですがw
以上、議長の腹黒パワー全開だった9話の感想でした。
◆◆プラントは議長の思う壺◆◆
表向きはあくまで「対話による解決」を目指すとする議長ですが、本音は全く逆です。
狙いは【自らの手を汚さずにプラントの総意で開戦にこぎつける】という事でしょう。
プラント過激派によって地球にユニウス・セブンが落とされた事で、当然、地球側はプラントに怒りの声を上げます。
しかし、プラントもそんな怒りの声を上げる地球側に対して「プラント過激派の連中と自分達を同一視するな!」と怒っているのが紛れも無い現実なのです。
そんなプラント市民達を煽り立てて地球との開戦にこぎつける事になると、今までの表向きのプラント平和主義路線が嘘っ八だったとオーブや地球軍の上層部から非難される事に為りかねません。
だから、議長は自らの立場上、「対話による解決」を主張した上で、今回は地球軍の攻撃に対する自衛に留まった訳です。
そうする事で、「地球軍が攻撃してくるならば抵抗も止む無し」とする主張が可能となり、同時にプラント市民をテロリストと同一視して一方的に攻撃してくる【地球側=絶対悪】という概念をプラント市民に刷り込む事もでき、議長自身はあくまで戦争には否定的である穏健派という立場を保ったまま、(プラント市民の総意で)開戦にこぎつけられるという事です。
◆◆ブルーコスモスの実態◆◆
ジブリールの口から出た“ロゴス”という組織の名前ですが、この組織こそがジブリールを筆頭とする純粋な“反コーディネイター思想”を有する組織だと思います。
現在のブルーコスモス内部にも複数の組織が存在し、5話で登場した老人達はロゴスへの出資者なのだと思います。
この老人達の対コーディネイター思想は単に市場経済におけるライバル潰しみたいなもので、その為に、ジブリール率いるロゴスに出資して、あわよくばジブリールにコーディネイターを殲滅して自分達の利益を確保して欲しいと考えている他力本願な考えを持つ人達なのでしょう。
一方で、ロゴスに与する人達はジブリールの思想に感化され、純粋に「コーディネイター憎し」という考えを持つ人達なのだと思います。
いずれは、ジブリールがロゴスに出資している老人達を排除して純粋なる反コーディネイター軍を築き上げそうな予感がします。
◆◆シンの含蓄のある一言◆◆
「開戦…、そんな…」というシンの一言は実に重みがありました。
と言うのも、結局、シンは戦争を否定的に捉えているという事が分かったからです。
彼は、戦争が起こってしまえば、また自分の家族のような犠牲者が出てしまうという事実を重く捉えているのでしょう。
シンが【本当に憎まなければならないもの】について考え始めた事が如実に分かった一言だと思います。
◆◆議長に手玉に取られるジブリール◆◆
スタンピーナーを使用され、全滅してしまった地球軍。
私は過去の感想でも書いたようにジブリールと議長はユニウス・セブン落しに関して、裏で手を組んでいると思うのですが、手を組んでいると言うよりは、明らかにジブリールが議長に【手玉に取られている】といった感じです。
次々と起こる事態に冷静沈着に対処する議長と感情を露わにするジブリール。
ジブリールもまた議長に「戦争の道具」として利用される一人なのかもしれません。
◆◆偽ラクスの使い道◆◆
偽ラクスは、アスランをプラント側に引き留める為に道化を演じているのではないでしょうか。
アスランと接した時のあのわざとらしい喜び方は明らかに演技だと思います。
では、「なぜ議長は(偽ラクスを利用して)アスランをプラントに引き留めておきたいのか?」という疑問が浮上します。
ここでポイントになるのが、アスランはカガリの特使であるという事。つまり、オーブ内部でもそれなりの地位であるという事です。
それゆえ、プラント最高権威者のデュランダルとも容易に面会の場を持つ事ができました。
そのアスランを言いくるめてザフトの軍人として戦場に引っ張り込めれば、為政者として未熟でアスランとべったりな関係であるカガリも黙ってはいられなくなり、平和主義路線を進めているオーブ参戦の可能性も一気に高まると思います。
つまり、議長の真の狙いは【オーブの参戦】なのではないかと思います。
それに加えて、(前作で平和主義を唱えたラクスのカリスマ性から)偽ラクスは開戦後のプラント戦意高揚の為のプロパガンダとしても利用可能です。
要するに、偽ラクスは【戦争を起こす為の道具】でもあり、同時に【戦争勃発後に戦火を拡大させる為の道具】としても利用価値があるという事です。
◆◆キラVSアスランもあるか?◆◆
(偽ラクスに言いくるめられて)アスランがザフト側に与する事になれば、オーブに与するキラとの戦いが現実化する可能性もあります。
前作で個人の力では世界は変わらず、結局は“力で解決してしまった”という思いから、再びキラがその変わらなかった世界を変える為に立ち上がるという展開も有り得ます。
両民族を団結させる為に、人類共通の敵として立ちはだかる事も考えられます。
そして、キラの元には本物のラクスがいます。
つまり、キラ&ラクスVSアスラン&偽ラクスの対決も実現するのではないかという事です。
そうなったら、シンの出番はますます無くなってしまう訳ですがw
以上、議長の腹黒パワー全開だった9話の感想でした。
俺もギルバート議長は腹黒度数が増してきたと思います。
エンディングクレジットにラクスの名前が無かったので今回登場したのが偽ラクスなのでしょうね。
俺的には今回のが本物のラクスでキラのところにいるのが偽ラクスの方が面白いかななんて考えてしまいました。
シンが開戦にこういう反応を示したことに、ほっとしています。今のところ完全に後ろ向きな彼ですが、前を向いたときどんな行動をするのか楽しみです。でもこの調子だといつになることやら…。
議長はアスランをどうしたいんでしょうね。個人的な妄想では、議長は実は過激派思想の持ち主で、ザラ思想をプラントに広めるプロパガンダにする。偽ラクスは一応「反戦」を主張させておいて、ナチュラルに殺させ、プラントの戦意を煽る…とか?
何にせよ、偽ラクス+アスランは面白い付箋だと思います。
キラVSアスランが再び実現されたらかなりブルーです。正直、もう見たくないのですが…。
長いコメントになりました。次回も種運命の感想、楽しみにしています!
コメントありがとうございます^^
議長は腹の底まで黒くなってしまったように見えました^^;
おぉ、そこまでは気付きませんでした(笑)。
ENDにラクスの名前が無かったんですか。
ラクスは専ら胸の話題ばかり取り上げられていますが、そのサイズから察するに(誤爆)今回のラクスが本物と言っても過言では無いかも(苦笑)。
キラの方にいたラクスは…(これ以上は言いませんけどw)。
>カオリさん
こちらこそコメントありがとうございます☆
録画も前作SEEDの第1話を録画し損ねるという苦い過去を持つので(苦笑)、気持ちは分かります(←アレは痛かったw)。
私の感想で良ければ、読まれて、今回の場面を思い起こされて頂ければと(でも、こういう時ってネットは便利ですよね)。
シンは戦争に対する見方が変わってきたという印象が強いですね。
アスランの背中を見て一つ成長したのかと感じました。
これから、ポジティブに現実に立ち向かっていく彼の姿が想像できますね。
アスランの使い道はオーブの特使であるという点からも、オーブ元首カガリを撹乱させるという狙いがあるように感じるのですが、今の所、その使い道以外はちょっと読めませんね。
議長は、間違い無く強硬派だと思うので、偽ラクスをプロパガンダに利用したいと思っているのではないかと感じます。
キラVSアスラン…もう御免だと思っていても、意外にありそうなんですよね。
勿論、主人公であるシンを絡ませなければならないので見せ場をキラアスに持って行かれない演出を如何にして表現するかも鍵になってきそうですけど。
>「開戦…、そんな…」というシンの一言は実に重みがありました。
ああ、こういう風にも考えられるのかと
とても参考になりました。
これから先、本当に憎むべき敵はカガリから
誰に変わるんでしょうね…。シンに期待age。
それでもいいんです!
我々ファースト・Zガンダム世代には
シャアがいるだけで!
きっと議長もパイロットとなって
(しかも他のモビルスーツの3倍の動きで
動くスーツに乗って)
出撃する日が・・・来ないよね・・・
_| ̄|○
それとも別組織?まだちょっと謎が残ります。
とはいえ、ジブリールは議長と比べると小者ですし、
やはり庭師になっていただくしか…(笑)。
> シンは戦争に対する見方が変わってきたという印象が強いですね。
私的には、そう言ってしまうのは、まだ早いような気もします。
今の所、アスランの強さに素直に憧れているようにも見えるので。
あんな夢を見ている以上、急にポジティブにもなれないでしょうし。
もうしばらくウジウジして…変われるのはその後じゃないでしょうか?
眼光鋭過ぎ。
ただ、以前会議していたのはブルーコスモスのスポンサーというよりも各国首脳だと思います。
経済を回すために戦争を起こす・・ひどい話ですが、いちばん簡単に需要を喚起できる方法だとも思います。現実世界でも取られている方法ですしね。
悲しいけどこれ、現実なのよね・・(スレッガー調で)
いやぁ、びっくりしましたよ。サイト開かれたんっスか?なかなか雰囲気が良いですね。SSとかも書いてるみたいですけどちょっと意外だなあ。(笑)しかも、キラ日記ってフルーレさん・・・ではなくていいちこさんのキラマンセーぶりは2年前から熱かったですがここまでくると(ピー以下自粛)ですよ。(笑)
しかし、相変わらずキレのある考察っスね。自分はDESTINYは前作に比べれば気合入れて見てないんスけどいいちこさんは変わってませんね。(笑)
今回なんて偽ラクス萌え~で終わっちゃいましたよ。(笑)ギル議長は怪しさ満点でしたね。思わず笑ってしまうくらいでした。(笑)ジブリールも悪役が板についてきた感じでこの2人は見ていて面白いっスね。
今日はここいらで。サイト運営の方頑張って下さい、では。
どうも、コメントありがとうございます☆
シンがオーブに居る間は【本当に憎まなければならないもの】を見つめ直す良い機会だと思います。
私は本当に憎まなければならないものはカガリでもなければオーブでもなく【戦争を起こそうとする人間】だと思うんですがね…。
その事にシンが向き合えるかどうかが今後の物語を進めていく上でのポイントになりそうな気が致します。
>アスラン・ズラさん
議長がMSに搭乗する事になれば、赤いMSきぼ~ん^^ですね☆
今回、ザフト側に空母が登場する等、何か1stの様相を呈していたようにも感じました(笑)。
あの偽ラクスの赤ハロも議長の好みなのかと、ふと思ってしまいましたw
>えのっちさん
そちらのブログでのジブリールが“庭師”というのには笑わせて頂きました(笑)。
ロゴスはブルーコスモス内部の組織なのかブルーコスモスとは別組織なのかは今回だけでは判断しかねますが(←記事ではブルーコスモス内部の組織だと予想しているのですが)、ジブリールが関わっている事は間違い無いので反コーディネイター思想を有する集団であると思います。
シンはアスランとの関わりで何かしらの「(戦争に対する見方という意味での)変化」はあったと思います。でも、まだ妹の事は忘れられないみたいですね。
形見の携帯電話をいじっている間は憎悪の感情から抜け出せないとは思います。
>少佐さん
初めまして。
議長の眼光の鋭さはシャア譲りなのでしょう(笑)。
今回はいつにも増して腹黒パワーが全開でしたが、今後もしばらくは黒さを表には出さず腹の内に留めておくのではないかと思います。
>nas@みかん。さん
あの老人達が各国首脳というのはどこら辺から読み取れましたか?
各国の首脳がブルーコスモスに所属しているとは思えないのですが…。
今回の冒頭の「戦争となれば消費も拡大するし、憎むべき敵が明確であれば意欲も湧く」というセリフからも分かるように軍需産業にとって戦争は商売に為り得ますからね。
これが戦争の現実といった所でしょうね。
>タクーさん
お久しぶりです(笑)☆誕生日の次の日にブログを開設して調子に乗っています。これを機に改名した“いいちこ”です。
来て頂いて大変嬉しいです。ってか、なぜに私がこのブログの管理者だと分かったんですか(汗)?
あっちのHPにはここのアドレス載せてないはずですけど?
今回は、私的にまた~りやって行きたかったので(新しい出発として)敢えて今まで出入りさせて頂いていたサイトさんにはアドレスを通知していなかったんですけどね…。
当ブログをそのように言って頂けると嬉しいです(*^▽^*)
今現在は、1日に2~3回の更新を目処に運営しております。
ちなみに、アクセス数は1万を超えました。運営する励みになります。
感想カキコはあっちのHPで相当激しく揉まれてきたので、慣れてますけど、SSや『キラ日記』に関してはまだまだ駆け出しなのでこれから頑張ってネタを磨いていく所存です。
また、いつでもいらして下さい。マイペースに管理していくので楽しんで頂ければ幸いです。