ぶっちゃけ…独り言?

日記と言うよりも雑記…映画とか漫画の感想やらスポーツの観戦記やら、そりゃもう思いっきり雑記です。

君の名は。

2016-11-13 | 映画 か行
8.5点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』などでワタクシの涙腺を崩壊させまくった新海誠監督の最新作で御座います。
てか、ずっとわりとアンダーなグラウンドでもの凄く高い評価を得て来た感じだったので、ぶっちゃけ、今回もそんな感じなのかなぁ~と。
てかてか、何気に公開前からワタクシが毎日利用している某神○中バスのモニターとか、そりゃもうあちこちでCMやってたし、上映館数も多かったので、どーなのかなぁ~と思っていたら・・・

まさかの特大ブレイク。

いっやぁ~~、ほんと、こんな凄いことになるとは夢にも思いませんでしたよ。
が、それもこれも観たら納得で御座いました。

うん、はっきり言って傑作・・てか、大傑作。

ぶっちゃけですねぇ、やってることとか、やり方とかは今までとなんら変わりないと言うか、ぶっちゃけ、色々と使いまわしてる・・と言ったら多少言い過ぎかもですが、いかにも新海監督なやり方とか、新海監督がやってきたことをより大衆性を意識して、エンタメ成分たっぷりにリユースしてリビルドした・・って、何を言ってるのか全然分かりませんが、とにかく、新海監督がエンタメを意識して作ったらこーなるんだなぁ~と。
もともと、細かい心理描写とかを画だったり演出だったりで表現するのが抜群に上手でしたけど、それプラス、エンタメ作品として押さえるところはきっちり押さえて、最初から最後まで全く飽きさせずに見せきってくれてました。
でぇ、基本今まで通りなのに、ここまでの超特大ブレイクとなった要因・・ワタクシ思うに、最も一般受けに寄与した原因は・・・

ズバリ、田中将賀と安藤雅司の召喚。

いや、まぁ、川村元気&東宝の戦略ももちろん大きいんでしょうけどね。
それはそれとして、やっぱりキャラデザが大きかったかなあぁ~と。
ぶっちゃけ・・てか、言いにくいですけど、残念ながら今までの新海作品で一番のネックはキャラデザだったんですよね~。
もっちろん、何でもかんでも一般受けするよーなものならOKと言うわけでもないのは重々承知。
ただ、せっかく作品としてすっごく良いのに、キャラデザがすこ~し残念なだけで敬遠されがちになっちゃってたり、かつ、見てもいないのに作品そのものの評価も下がっちゃってたのが新海作品のこれまでだったので、今回そこをクリア出来たってのはもの凄く大きいかなぁ~と。
とにかく、世に出れさえすればそれなりに、てか、十分に高評価を得られるとは思っていたので、まさに今作がそーゆーことなのではないかと。
ま、よーやく全ての要素が新海監督の持っているレベルに達した作品だったと言っても過言じゃない・・と、強く言わせて頂きます。

で、この手の作品でよく問題となる声の方は・・・
うん、まぁ、概ね良かったんじゃないですかね~。
満点とは言いませんけど、押さえるところはきっちりと押さえていたというか、まぁ、個人的には碧ちゃんとサーヤと花澤さんがオイシイところに入ってた時点でかなり満たされちゃいました。
てか、まさかのユキちゃん先生登場、しかも、ちゃんと花澤さんってだけで、ぶっちゃけ、テンションMAXで御座いました。

てわけで、かなりの期待をしつつ観させて頂き、かなり期待以上の結果だったこの作品。
てか、アニメ映画が大ヒットするたびに「ポスト宮崎」って、節操なく使われますけど、どーなんでしょうねぇ。
細田監督には『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』で散々使ってましたし、今回も新海監督にまんまと使っちゃって・・・
ぶっちゃけ、細田監督は「ポスト宮崎」から降りた人だし、新海監督も『星を追う子ども』で言われるならまだしも、本人的にはそんな気サラサラなさそーですしねぇ。
ま、一般的に分かり易いから使うんでしょうけど、正直、違和感ありありで御座います。
と言いつつ、この二人の作品がジブリに負けないくらいブレイクしたのは、ジブリがジブリに求められているものを作らなく(作れなく?)なったからなんでしょうけどね。
いわゆるひとつのジブリロス?みたいな。
てか、宮ロス?
まぁ、とにもかくにも、これで新海監督もまだ数本はお金をかけた作品を作れる土台が出来たでしょうから、細田・新海・細田・新海・もしかして高坂・細田・新海・でもって京アニとかI.Gとかその他もろもろ、ワタクシ的wktkローテーションは当分続きそーで御座います。


君の名は。|映画情報のぴあ映画生活

クリード チャンプを継ぐ男

2016-09-25 | 映画 か行
6点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

映画史に残る傑作シリーズ・・とは言い過ぎですかねぇ。
ボクシング映画史上最高傑作・・シリーズというのはアリですよね。
ぶっちゃけ、個人的にNo.1ボクシング映画は『チャンプ』なので。
で、No.2ボクシング映画は『ロッキー』の1,2で甲乙つけがたいかなぁ~と。
もっちろん、3も面白かったですし、4もまぁそれなりに・・でしたし、5は・・ちっとアレでしたけど、6の『ロッキー・ザ・ファイナル』は十分楽しめ、なんだかんだで全部観てる大好きなシリーズだったりするので、スピンオフに当たるこの作品も実は結構楽しみに観させて頂きました。
で、率直な感想は・・・

うん、面白かったです。

取り敢えずですねぇ、超人スタローンがまたしても大活躍しちゃう映画じゃないのが、色んな意味で良かったですね。
で、ロッキーがロッキーのまま年取ってたってのがワタクシ的にはすっごく好感度UPだったり。
でもって、主人公をアポロの息子にしたってのが、これまたアイディアの勝利ってやつですかね。
ぶっちゃけ、秘めた才能持ちまくりの新人ボクサーとか、ロッキーのジュニアじゃない息子がいたとか、やりようはいくらでもあった中でアポロの息子をチョイスしたってのは本当に大正解だったかと。
何というか、ワタクシ含め多くのロッキーファンが持ってしまっていた”ウンザリ感”が薄らいだ・・てか、ほっとんど出なくなったというか。
設定に無理がなかったので、スンナリと受け入れることが出来ました。
もちろん、普通にボクシング映画として面白い上に、やっぱりあちらこちらで感じる”ロッキー愛”にテンションもいー感じで上げさせて頂きました。

主演はマイケル・B・ジョーダン。
うん、まぁ、クリードだったんじゃないかと。
で、共演はシルベスター・スタローン。
ぶっちゃけ、演技云々じゃなくスタローン=ロッキーですからね。
画面に映った瞬間、間違いなくロッキーでした。

てわけで、まぁ、思ってた通りに楽しめたこの作品。
ぶっちゃけ、ストーリーは捻りもないですし、内容的に薄っぺらいといえば薄っぺらいのですが、やっぱり今までの積み重ねがありますからね~。
ただ、個人的には『クリード2』はやって欲しくないですね。

グリフィン家のウェディングノート

2014-11-20 | 映画 か行
6点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

いー感じなコメディが観たいなぁ~と思っていたところ、目に入ったのがこの作品。
いや~、心臓ぬくぬく、ハートウォーミングな雰囲気たっぷりで、しかも、デ・ニーロやらキートンやらサランドンやらこれでもかってくらいの豪華キャストで、これはもう鉄板だろーと。
ま、これだけのキャストのわりにあまり話題にならなかったよーな気もして、それが多少の不安材料だったりしなくもなかったのですが・・・
まぁ、多少やらかしてても、このメンツの共演を見ているだけでも楽しいだろーと、でもって、ワタクシの選球眼・・いや選映画眼を信じて、観させて頂きました。
で、どーだったかと言うと・・・

うん、まぁ、面白かったですよ、それなりに。

やっぱりですねぇ、いー役者がそれぞれにフィットした役を、いー感じに演じていると、それだけでそーとー楽しめるんですよね~。
楽しめるんですけど・・・
ぶっちゃけ、内容的にはもちっと頑張って欲しかったかなぁ~と。
いやまぁ、方向性は大好きなんですけどね~、ワタクシ的には。
ただ、笑いの取り方が違うっていうか、まぁ、ぶっちゃけ、下ネタに頼りすぎだったかと。
この手のお話はそれぞれの人間性とか、性格の一致・不一致っぷりとか、下じゃない部分で十分笑いが取れるはずですし、どちらかと言うとそっち方面の方が面白いと思うんですけどねぇ。
キャストは当然として、プロットも良く、全体的なストーリーも悪くないのに、まんまと下ネタで失敗しちゃった感じでした。

主演はロバート・デ・ニーロ。
うん、デ・ニーロでした。
共演はダイアン・キートンにスーザン・サランドンにキャサリン・ハイグルにアマンダ・セイフライドにトファー・グレイスにベン・バーンズにロビン・ウィリアムズ。
皆さん、それぞれに皆さんでした。
てか、デ・ニーロはもちろん、特にベテラン勢はワタクシがどーこー言える余地がないくらい役にもフィットさせてきてましたし、ほんと、見ていても安心感とか安定感がハンパないですからねぇ。
もはや、1ミクロンの不満も御座いませんでした。

てなわけで、ぶっちゃけ、期待していたほどの笑いも感動もなかったのは否めないこの作品。
このメンツならもっともっと笑えて泣ける、ハートウォーミングなコメディを作って欲しかったですよねぇ。
てか、いー感じのコメディ、観たいですね~~。

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

2014-08-15 | 映画 か行
6.5点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

え~、前作が思っていた通りの面白さだったので、この続編もそりゃもう結構な期待と共に観させて頂きました。
てか、作品的にも、物語的にも、映画の中の世界的にも大幅な戦力ダウンがあったりすると思っていたので、その辺どーなってるのかなぁ~と。

がっ!

いっやぁ~~~、全然問題なかったですね。
ぶっちゃけ、ふっつうに映画として出来が良いと言うか、この手のジャンルにしてはかなりきっちり作られていると言うか。
毒っ気は当然たっぷりあるんですけど、単なるおふざけに終始してないし、下ネタ具合も適度で、しかもキャラ立ちも最高と、ほんと、ワタクシ的にはかなり楽しめる作品で御座いました。
コメディの続編(に限らず?)は大抵やらかしてくれちゃってますけど、これだけやってくれてれば十分ですよね。
ま、インパクトは当然落ちますけど、逆に安心安定の面白さがあったんじゃないかと。

主演はアーロン・テイラー=ジョンソン。
GODZILLA ゴジラ』よりは、こっちの方がハマってましたかね。
共演はクロエ・グレース・モレッツ。
てか、ぶっちゃけ、こっちが主役ですよね。
今回もバッチリ・ビッタリで御座いました。
で、今回は何と言ってもジム・キャリー。
ひっさしぶりにお目にかかりましたが、やっぱり良いですよね~。
今回は彼的にはかなり控え目な演技でしたが、いずれまた演技過剰な彼も見たいなぁ~と、強く思った次第です。

てわけで、今回も期待通りに楽しませてもらったこの作品。
本気なバイオレンス映画でよく見かけるあの銃の持ち方は実はダメなんだなぁ~とか、5万ドルの女ハンパないなぁ~とか、色々と思いつつ・・・
確かにワタクシの望みもスカちゃんと・・・だなぁ~とか。(うぉぃ)

っと、最後にこの作品とは全く関係のないことなのですが・・・
ロビン・ウィリアムズ、本当にショックです。
ぶっちゃけ、まだまるっきり心の整理が出来てないのですが・・・
ご冥福を心よりお祈りします。

GODZILLA ゴジラ

2014-08-02 | 映画 か行
4.5点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

まぁ、説明不要、怪獣映画の最高峰・・の2度目のハリウッド版で御座います。
ぶっちゃけ・・いや、ぶっちゃけなくても、前の『GODZILLA』が酷い・・いやまぁ、残念な出来だったので、今回はどーかなぁ~と。
でもまぁ、少なくとも今回は”GODZILLA”とは名ばかりの”IGUANODON”にはなっていなさそーだったので、よーやくハリウッドの技術やら何やらを駆使した本物のハリウッド版『GODZILLA』が見れるんじゃないかと、それなりには期待もしていたんですよね~。
していたんですけどぉ・・・

う~~~ん、微妙。

ところどころで「おぉ!」と思わせてくれる場面もあるのですが、それ以上に色んなところで「う~む・・・」と思わされ・・・
取り敢えずですねぇ、ゴジラでまで変てこ日本を見せられちゃうと・・・
それだけで、ワタクシ的には猛烈に興醒めなんですよね~。
家屋は相変わらずだし、変な掛け軸(?)飾ってあったり・・そもそも富士の裾野に原発とか・・・
ついでに言えば、変なのがタイーホされてたし・・・
そろそろ・・て言うか、どー考えてもこーじゃないって分かってるはずですよねぇ。
てまぁ、ある意味確信犯なんでしょうけどね。
せっかく、「ガッズィーゥルルァ」じゃなく「ゴジラ」って発音するよーになったんだから、他ももちっとちゃんと作って欲しかったかなぁ~と。
ほんと、思いっきり冷めちゃうんですよね~。

で、映画そのものも・・・
正直、惜しいと言えば惜しいんですよね。
技術的なことはもちろん、お金も十分にかかってて、邦画では出来ないスケールの作品にはなってますし、前述したよーに「おぉ!」と思わせられるシーンもチョイチョイありましたしね。
ただ・・やぁ~っぱり、怪獣映画としての面白さが出し切れてないかなぁ~と。
ワクワク感もパニック感も薄いし・・・
どーも演出とか映像とか音楽とか、煽り方がイマイチだった気が激しくしますね。
姿は中々見せなくても良いですけど、背びれが見える度、気配を感じさせる度に、某鮫映画の如くメインテーマでガンガンに煽って欲しかったかなぁ~と。

主演はアーロン・テイラー=ジョンソン。
特に印象はなし。
共演は渡辺謙。
う~んとぉ、まぁ・・何とも言い難いです。
で、何故かジュリエット・ビノシュ。
この手の作品に出るイメージがないので、結構違和感でした。
で、本当の主演はゴジラ。
ちょっと顔が小さすぎて胴がむっちりしてる気がしなくもなかったのですが、まぁ、造詣・咆哮共に及第点だったかなぁ~と。
共演はムートー夫婦。
ぶっちゃけ、ワタクシ的には、ゴジラの敵役としては大分物足りない感じでした。

てわけで、残念ながらワタクシの期待を下回ってしまったこの作品。
ただですねぇ、どーやら続編にはアレとかアレとかアレが出るかもしれないとのことで・・・
そりゃもう、どーやってもテンション上がっちゃいますよね。
ぶっちゃけ、今からそーとー楽しみです。


GODZILLA ゴジラ@ぴあ映画生活

機動戦士ガンダムUC episode 7: 虹の彼方に

2014-07-10 | 映画 か行
7.5点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

いや~~~、感無量。
何と言う傑作。
てか、傑作シリーズ。

もうですねぇ、全て満足。
ストーリーから戦闘シーンから決着の付け方から全体の構成からキャラの台詞から作画から演出から・・・
あと何でしょうねぇ・・・
とにかく、何から何までどっこにも不満なく・・不満を感じることなく・・・
もしかしたら、細かいところで「んにゃ?」って思ったところもあったかもしれないのですが、それらを全て帳消しにして押し切られちゃったと言うか・・・

ほんと、満足感しか残らない、すっばらしい出来映えで御座いました。

まさか、ガンダムでここまでの作品にお目に掛かることが出来るなんて思ってもいませんでしたからね~。
ツッコミどころとか、それこそ「んにゃ?」なところとか、意外と浅かったり薄かったりしちゃうところとかも含めて、隅から隅まで全てがワタクシのツボ、ワタクシの求めるガンダムの全てが詰まっていたかなぁ~と。
ま、その辺、シリーズの集大成だったりもするので、今回だけってわけじゃなくシリーズ全体を通しての満足度だったりしちゃうんですけどね。
ただ、今作だけ見ても、集大成、完結編として、ワタクシ的には完璧だったなぁ~と。

なもんで、たとえネオングの装甲がアルミ箔で出来ていたとしても、ワタクシ的には何の不満もツッコミもないわけですよ。
だって、ちゃ~~んと脚は飾りだってことも証明してくれましたしね。
いっそ「偉い人には・・・」的なことも言っちゃえば・・・
ま、戯言は置いといて、余計なツッコミすら思い浮かばないくらい、格好良すぎるMS戦に鼻血出まくりで没頭しちゃってました。
てか、前にも言ったのですが、MS戦だけ集めた特典映像、結構本気で欲しいです。

てなわけで、何度も言いますが、ほんと、最高の作品・シリーズで御座いました。
でもって、永井一郎大先生の渾身の演技、ぶっちゃけ、涙なしでは観られませんでした。
スタッフ&キャストの皆さま、永井一郎大先生、有難う御座いました。
またいつか、こんなレベルのガンダムにお目にかかりたいですね~。

機動戦士ガンダムUC episode 1: ユニコーンの日
機動戦士ガンダムUC episode 2: 赤い彗星
機動戦士ガンダムUC episode 3: ラプラスの亡霊
機動戦士ガンダムUC episode 4: 重力の井戸の底で
機動戦士ガンダムUC episode 5: 黒いユニコーン
機動戦士ガンダムUC episode 6: 宇宙と地球と


《機動戦士ガンダムUC episode 7「虹の彼方に」》@ぴあ映画生活

かぐや姫の物語

2014-02-04 | 映画 か行
7点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

「今は昔竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、竹をとりつゝ、萬の事につかひけり。名をば讃岐造麿となんいひける。その竹の中に、本光る竹ひとすぢありけり。怪しがりて寄りて見るに、筒の中ひかりたり。それを見れば、三寸ばかりなる人いと美しうて居たり。」

てなわけで、わざわざ説明するまでもなく、スタジオジブリのもう一人の巨匠、高畑勲のひっさびさの監督作品で御座います。
が、個人的には『ホーホケキョ となりの山田くん』が、かな~~~~~り不満な出来だったので・・・
年に数回ジブリ強化月間を儲けるワタクシなのですが、『山田くん』と『ギブリーズ episode2』と『ゲド戦記』はほぼ毎回パスしちゃってまして、パクさんが監督で映像的にも思いっきり『山田くん』とカブってるこの作品も、ぶっちゃけ、uneasinessと言うかanxietyと言うかworryと言うか・・・
まぁ、玉砕覚悟で観させて頂きました。
で、率直な感想は・・・

うん、けぇ~っこう面白かったですよ。

取り敢えずですねぇ、良い出来だなぁ~と。
『山田くん』の時は全然好きじゃなかったあの水彩画チックな映像も、この作品なら全然アリでしたし、何より場面場面での演出意図と映像のマッチングが絶妙でした。
流石、宮さんが誰よりも意識してる人ですよね。
演出力の高さ、恐れ入り矢の鬼子母神で御座いました。
まぁ、たまに派手にやらかしてくれたり、拘りが強すぎてお金や時間に無頓着になりすぎるところも含めて、まさに日本の・・アニメ界のプランシス・F・コッポラや~って思ったり思わなかったり・・・
これだけの作品を見せて頂ければ、まるっきり楽しめず、いつかパクさんに会ったらチケット代返して貰おうと思っていた『山田くん』もこの作品へのexperimentationだったんだと納得することが・・て、それとこれとは別問題ですけどね。
ま、でも、この作品に繋がったのは間違いないですよね。
てか、ぶっちゃけ、『ハイジ』からがっつりと繋がってたりするんですけどね~。

で、敢えて言わせて貰うと・・・
「姫の犯した罪と罰」は大袈裟。
てか、ぶっちゃけ、いまいちピンと来ないと言うか、各々で解釈しないといけないと言うか・・・
正直、特に後半は纏め切れてなかったかなぁ~と。
パクさんなりの色を着けるのは当然良いのだけど、着けたがためにちぃ~っとばかしボケてしまったよーな気が・・・
終わってみれば、も一つテーマも明確じゃない気もするし・・・
なぁ~んか、見終わった時に面白かったって思いと同時に惜しいと言うか勿体無いなぁ~って思いも湧き出たんですよね~。
う~ん・・・
上手く言えないんですけど、最後の最後で映画の鑑賞者ってよりも単なる傍観者のよーになってしましました、ワタクシは。
せっかくの良い映画だっただけに、それだけは残念でした。

で、毎度毎度、本職でない人に声を当てさせてるアニメ映画を観る度に同じことを言ってるのですが、今回は言いません。
いや、まぁ、言いたい事はあるんですけどね。
でも、それらを全てチャラにしちゃうくらい、ちいちいの熱演が素晴らしかったです。
翁、画面の中で間違いなく生きてました。
この辺、プレスコでやったのも大きいのかもですよね。
ただ、ぶっちゃけ、意図してのプレスコじゃなくて、パクさんの作業の超遅っぷりもあって、製作スケジュールを考えるとプレスコの方が全体の効率が良いと判断したんだろーなぁ~と思ったりも。

てわけで、あとちょっとで後世まで語り継ぎたい映画になり得たこの作品。
取り敢えず、冒頭の↑がいまだに暗唱出来ただけでもワタクシ的にはプチ満足。(映画の満足度とは別)
いっそ次は「祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。」から始まる映画を作って貰いましょうかね~って、それがボツになってこの作品になったんでしたね。


かぐや姫の物語@ぴあ映画生活

風立ちぬ

2013-10-17 | 映画 か行
8.5点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

自他共に認めるジブリスキーであるワタクシで御座いますが、実は『もののけ姫』以降の宮崎駿作品には多少なりとも不満と言うか、以前ほどの満足度は得られなくなっていると言うか・・・
まぁ、元々求めているレベルがめっちゃ高いので、ちっとやそっとでは・・てのもあるんですけどね。
そんな感じで『崖の上のポニョ』以来5年ぶりの監督作にも、もちろんハードルは、てか、ハードルと言うよりも寧ろハイジャンプ・・いや、棒高かよってくらい高いものに・・・
しかも、今回はファンタジー封印などと、ワタクシ的にはこれっぽっちも、1ミクロンも望んでいない方向に行ってしまったよーで、ぶっちゃけ、宮崎作品であるにも関らず不安の方がかなり大きめに・・・
でもまぁ、観ないという選択肢は有り得ないですし、ましてや御大、これで引退なんて言っているので、そりゃもう、全てを目に焼き付けるくらいの思いで観させて頂きました。
で、率直に言わせてもらうと・・・

はい、大当たり。

いや~~、ぶっちゃけてしまうと、実は宮さん、とっくに枯れちゃってて、ほぼ『ナウシカ』の焼き直しだった『もののけ姫』以降はそれまでの貯金だけで映画を作ってたんじゃないかと思ってたりしたんですよね~。
ただ、その貯金額がはちゃめちゃに膨大なので、それでも十分に面白い作品が作れていたと・・・
ま、観る前は色々と考えましたけど、ぶっちゃけ、全て杞憂でしたね。

もうですねぇ、やっぱり宮崎駿はどこまで行っても宮崎駿なんですよね。
兎にも角にも圧倒的な演出力。
普段ならワタクシ、「起承転結がぁ~」とか「メリハリがぁ~」とか真っ先にツッコむのですが、起承転結が崩壊(いつものことだけど・・・)していよーが、山なし谷なしメリハリって何それおいしーの?状態だったとしても、まぁ~~~ったく問題なし。
いやまぁ、そりゃガッツリとあった方が良いはずなんですけど、そんなことも気にならないくらい、力ずくで見せきった(これまたいつも通り。)って感じでした。
しかも、ファンタジー封印とか言いつつも、決してガチにリアルな作品を作ろうというわけでもなく、今までと何ら変わらないスタンスで作られた映画だとワタクシ的には思ったり。
露骨にお化けとか魔法使いとか空の上の城とか出てこないだけで、いつも通りの宮崎アニメ。
てか、『紅の豚』だって主人公が豚なだけで内容はファンタジー全開ってわけでもないですからね。
今作も仮に登場人物が犬・・は、やったことあるから、猫・・も多少被るので、まぁ、何かしらの動物だったとしても何の違和感もなく観れちゃったんじゃないかと思う次第です。
後は、これ見よがしに思想・哲学を押し付けてなかったのもワタクシ的には好感度UP。
お陰で余計にノドゴシすっきり、単純に娯楽作品、豚と同様に主人公とそれを取り巻く人々の物語として観ることが出来ました。

で、当然の事ながら物議を醸し出したのが「声」ですよね。
う~ん、正直言って庵野は・・・
ワタクシ的には『ハウルの動く城』の倍賞と同じ失敗をやらかしてくれたなぁ~と。
普通に庵野ですもん。
普通に53歳のおっさんの声ですもん。
しかもオーバーアクト以前に、普通にド下手な演技な分、倍賞よりも性質が悪かったなぁ~と。
正直、喋る度に庵野の顔がチラついて、最後までキツかったです。
他の方々はジブリ作品としては及第点。

で、ジブリと言えばやっぱり作画。
いっやぁ~~~、細かいところまでよ~~~~~く動かしてましたよね。
アニメーターの皆さんの頑張り、頭が下がります。
作画レベルに関しても、抜くところはかなり露骨に抜きつつも、全体的にはここ最近のジブリ作品の中では一番高かったかと。
てか、作監がついに単独で高坂希太郎なんですよね。
高畑(絵が描けない)作品が同時進行中ってのもあるかもですけど、それにしても並み居るジブリアニメーターズを差し置いて外部の人間をトップに置くなんて、いよいよ宮さんの後継者として・・なんて、ワタクシの願望大幅込みの妄想も。
美術の武重は相変わらずの安定、もはやジブリ美術の第一人者。
しかも今回は何と言っても保田道世の復活が大きかったどころか超特大。
やっぱり彼女の色は他の色彩設計とは別格ですね。
PCでの作画が当然となった今のアニメでは、ジブリ以上に美しい作画のアニメスタジオもあったりするのですが、保田女史の色だけは他では決して見れないなぁ~と。
宮さんの引退とともに、今度こそ本当に引退ですよね。
長い間お疲れ様でした。

てわけで、色々と思いつつも、結局かなり楽しめてしまった宮崎駿最後の作品。
まぁ、鈴木P曰く「昨日言ってたことが今日には変わっちゃう」人なので、いつでも撤回して頂いて結構、てか、心の片隅で期待してます。
取り敢えず、長い間、たくさんたくさんたくさんたくさん楽しませてくれて本当に本当に本当に有難う御座いました。


風立ちぬ@ぴあ映画生活

機動戦士ガンダムUC episode 6: 宇宙と地球と

2013-04-25 | 映画 か行
7点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

いや~、待ちましたよ~。
ここまで抜群の面白さで来てくれてるので、クライマックスに向けてどんなことになっていくのか、そりゃもう超絶にwktkてたわけですよ。
で、率直に言わせてもうらうと・・・

うん、最高。

相変わらず、何の不満も出ないくらいの面白さでした。
が、ぶっちゃけ、意味不明・・てほどじゃないけど、よく分からない謎弁論大会にはちと飽きてきたところも・・・
いや、まぁ、それはそれでガンダムらしさと言えばらしさなのですけどね。
見ていてもめんどくさいことこの上なしなのですが、やっぱりこれもガンダムの大事な要素だということは重々承知。
それも楽しみつつ、激熱のMSバトルに萌え・・じゃなくて燃えまくり。
MSの動きがいちいち格好良いんですよね~。
でもって、今巻一の名台詞頂きました。

「脚がありませんな。」

いっやぁ~~~~、最高です。
いっそ、「脚なんか飾りだよ。」と返してくれてれば「受け売りかい!」とワタクシがツッコメたのに・・・
て、世界観台無しですね。

ま、そんなこんなであと1話。
結構でっかい風呂敷広げちゃってるのでどーまとめるのか、めっちゃ楽しみですね。
取り敢えず、それまではep.6ヘビーローテーション。
でもって、ep.7が出たら全話視聴しまくりたいと思います。

グラゼニ 9巻

2013-03-14 | 映画 か行
今回はやっぱり~・・・

凡田の13球!!

でもって・・・

凡田の1球!?

更に・・・

凡田の21球w

でもって、更に更に・・・

凡田の8球、凡田の11球、凡田の19球、凡田の12球てwww

どんだけ安易・・・
ま、そんなこんなで崖っぷちから、まさかの大活躍。
そしてユキちゃんが・・・
いや~、夏之介にはもったいないのでこれ以上は進展しなくても良いかなぁ~とか。
ま、その辺も含めて、次も超楽しみで御座います。