谷庄東京展「歳末茶道古美術展」 ★本日(12月10日)が最終日→こちら
最初はね、初日(12/3)に訪れようと思っていたのだけど、先生のことがあったので気持ちが塞いでしまって。
2日前にも書いたけど、気乗りしない気持ちを押し出すように、外出ついでに寄ってみた。
「こんにちは。Akatsukiさん(←ホントは本名)」とお店の人が声を掛けてくださる。
ちゃんと見て、勉強しなきゃと思う。
まずは入口の羽子板釜。
なんとなく、いい。
どこが羽子板か、、、なんとなく羽子板の形が反映されているような。
「この時期しか使えないんですけどねぇ」
でも、これを発注した人、作った人は江戸時代の人。
豪商か、お大名か、でもこの時期のためだけに作った心意気を感じた。
羽箒はあいからずステキ。
先週、香雪美術館にもあった青鸞、やっぱり貴賓がある。
古染付の寄向付。
兎、牛、魚の開きと何か、残る一つは株だったかな?
兎と牛はたしか、五島美術館で同じようなの、見たような。(2009年6月→こちら)
それとも、トーハクの染付展だったおかな。(2009年8月→こちら)
と思って、図録を見たら五島は馬と象だった。魚の開きは似ている。
トーハクは兎だったけど、ちと
でも、目の描き方は共通点がある。あと三つ足がついているところも同じ。
きっと、時代的にもたぶん同じだろうなぁ。ちなみに、明代(17世紀)
酒井抱一の画賛(字は後から別人が書き入れた?)もいい。
正絹ではなく、紙に描いた白い椿。
「おっ」と目を引いた漆の箪笥。
陽明文庫の茶杓箪笥の写し。
先代の瓢阿さんが作られたとのこと。引き手も忠実に再現したもの(←引き手は職人さんの手?)
中の引き出しに収められた茶杓はそれまでに見た先人たちの茶杓を写して削ったもの、らしい。
見て触れた記憶、スケッチしたものなどから再現したものらしい。
(当然のことながら、中身は陽明文庫のものとは異なる)
箪笥の真塗は(当時)芸大の学生だった御長男のイワオ氏だそうで。
もう、半世紀も前のこととのこと。
毛織の薬缶がめっちゃ豪華。
海の向こうのものを見立てたのではなく、日本製。
たぶん向こうのものの写して、最初から薬缶として作ったもの。
どうやって、作ったんだろうねぇ?
そういえば、約4年前に陽明文庫の展覧会をトーハクで見たっけ。→こちら
茶杓箪笥そのものが展示されていたかは覚えがないが、中身がやったら豪華で意外な人物もあったのを覚えてる。
「たしか、福島正則のがあったっけ」←帰宅後にblogを検索したら、ちゃんと書いてあった。
以前、鯛焼~いや、仙叟の「焼鯛の文」が掛けてあったところは茶室の間取り図が描かれた消息?
小堀遠州の茶室指南書。
一畳台目の本勝手向切、下座床の茶室に道具の配置が書いてあって、書き込みがいっぱい。
めっちゃリアル~。
これも、頑張ったら買える金額だったけど、既に売約済?
「いえ、これは考えるからとっておいて~、デス」
へぇ~。そういう手もあるのか
奥の座敷に入って、まず目に入ったのが木地の日の丸棗。
まん丸○。球体。
蓋を開けると蓋裏が金漆にトンボだったかな? かわいい絵。
それに中蓋が。
茶箱など持ち運び用に使ってたようだ。
江戸時代にも同じ発想あったんだね。どこ行くと、現代はプラスチックというかビニールで味気ないね、
高蒔絵の棗と中次。
立ち上がりと内側。梨地でなくて、金箔を細かくした粒を一枚一枚、針で貼り付けてる。
気が遠くなるような作業
現代作家だったら、100万円以上の音をつけるゾ。でも、約半額。
ぜーーーーったい、こっちの方が“いい仕事だぁ”。
「まぁ、昔の職人は他にやることないから作業に没頭しますしね」
もちろん、受注生産で材料は発注側が用意してくれる。
職人は腕を奮うのみ。
下手なものを作れば、もう依頼は来ないし、悪くすると腹を切らねばならぬ?
他で出費することもないし、とにかく上質な仕事すれば余計なことを考えずとも食べていける。
真剣さや集中ぶりは現代とは違う。
だいたい、職人で名を残す人なんて、原羊遊斎などごくごく僅かな超一握りの人。
ほとんどの人が名もなき職人。
でも、仕事は確か。
やっぱ、ブランドよりモノの良さだよなー。
と思ってしまった。
と思ったら、利休好の黒棗。
随流斎と如心斎の箱書あり。
ちょっと、イジワルな気持ちになって「中身が入れ替わるってコトは?」と質問してみる。
箱の大きさと一致しているから、入れ替わる可能性は低いみたい
あと、フォルム、塗りの加減や古さかげん、技術的なことから判断はできるようで。
確かに、蓋の平らなところは美術館で見たのに通じるものがある。
塗りが真っ黒じゃなくて、時代を経てきて透けてきてる。
利休さんは「棗は粗くざっと塗れ」と指示とか。
イワオ氏も「判ないけど、これはヨゾウだよ」と仰ったらしい。
見る人が見たら、見抜けるものなんだねぇ。
と聞いておいて、帰宅後に淡交社の『茶道具の世界6 棗替茶器』とめくる。
「千利休のケラ判がある黒棗は数多く伝来しているが、その大半が利休時代の棗に後世を入れた偽物である」
ほらほら~。
でも、そう書いている責任編集の池田巌氏が「ホンモノ」と仰ったのだから、やはり本物?
本物でも全てにケラ判があるとは限らないようだし。
「ヨゾウ」は余三のことか。
記三ではなく、余三と言ってた気がする。
(メモを一切取らずにお話を伺って覚えて、帰宅後に文章に起こしているので、聞き間違いあるかも)
高取の沓形茶碗は(当時流行っていた)織部を意識しての作?
だから、遠州の指導が入るよりも前の作。
窯も転々と場所が変わったようで。
この辺りのことは詳しくないので、勉強しなくちゃね
瀬戸の小さい芋の子茶入もかわいい。
平瀬露香ゆかりだって~。
宗入の赤楽。灰色の釉薬、貫入、合間に見える明るい赤~。箱ナシ。
値段を見比べて、「うーーーむ」。
思えば、印象に残ってる宗入の茶碗は黒ばかりダ。
はっきり言うと「亀毛」のイメージ。
先週、藤田美術館で見た覚々斎の手づくねを焼成した太郎と次郎も黒楽だったし。
説明を受けて、フムフムと聞いて特徴を目に焼き付けて、帰宅後に図録や本を開いて、
宗入の赤楽茶碗を探す。
あった。「赤と黒」展で2碗、観ていた。→こちら
なるほど、2つあるうち、釉薬は銘『独楽』と同じ感じ。
そして、明るい赤は銘『天晴』と同じ色合いに見える。
でも、当時の感想を読む限りでは「土っぽいのに光る赤楽」と書いてあるけど、どちらのことかなぁ?
(今となっては、自分でもわからん)
『茶道具に世界4 楽茶碗』でも宗入の赤楽は1碗のみ紹介されている。
官休庵蔵の銘「ときん」。写真で見る限りでは、これが一番共通する特徴があるような気がする。
だた、形は黒楽の「亀毛」と似た感じ。ちょっと縦長で。
宗入の赤楽って、点数も多くないのかなぁ。
今度、楽美術館に行ったら注意して見よう。
一服(点出し)をいただく。
床の掛け物は『口炉一点雪』←「炉」と「点」は昔の字。
ちょうど都内(練馬区)に初雪が降ったしね。ちょうどいい。
筆は幕末の頃の大徳寺の和尚さま。名前、なんだったかなー。
けっこう大胆な特徴的な字なので、人気らしい。
時代的な面で取り合わせは合わないんだけど、花入は石州。
半生のお菓子は美味しかった。
お抹茶も。
お茶碗は京焼のようで、薩摩焼のようで、、、、でも、みん平焼。(みんは「王」へんに「民」)。
淡路島の窯なんだって。→参考
点前座の炉縁もよかった。写しだけど、とてもいい。四隅が表具で四方の辺に七宝文様。
古芦屋の釜も胴に桜文様。
谷庄はちゃんとした道具をちゃんと扱ってる信用できる老舗。
店員さんもちゃんと勉強しているし、さすがだなぁ。
私もちゃんと図録や本を見直して、いいものをキチンと鑑賞できるようにならなきゃなと痛感した。
というわけで、週末は復習に力を入れることにする。
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★これまで谷庄さんの展覧会
2011年7月 谷庄「寄付掛けと茶器」→こちら
2010年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2010年6月 谷庄「釜と炭道具」→こちら
2009年7月 谷庄「懐石の器」展 →こちら
2008年7月 谷庄「茶杓」展 →こちら
★参考書
最初はね、初日(12/3)に訪れようと思っていたのだけど、先生のことがあったので気持ちが塞いでしまって。
2日前にも書いたけど、気乗りしない気持ちを押し出すように、外出ついでに寄ってみた。
「こんにちは。Akatsukiさん(←ホントは本名)」とお店の人が声を掛けてくださる。
ちゃんと見て、勉強しなきゃと思う。
まずは入口の羽子板釜。
なんとなく、いい。
どこが羽子板か、、、なんとなく羽子板の形が反映されているような。
「この時期しか使えないんですけどねぇ」
でも、これを発注した人、作った人は江戸時代の人。
豪商か、お大名か、でもこの時期のためだけに作った心意気を感じた。
羽箒はあいからずステキ。
先週、香雪美術館にもあった青鸞、やっぱり貴賓がある。
古染付の寄向付。
兎、牛、魚の開きと何か、残る一つは株だったかな?
兎と牛はたしか、五島美術館で同じようなの、見たような。(2009年6月→こちら)
それとも、トーハクの染付展だったおかな。(2009年8月→こちら)
と思って、図録を見たら五島は馬と象だった。魚の開きは似ている。
トーハクは兎だったけど、ちと
でも、目の描き方は共通点がある。あと三つ足がついているところも同じ。
きっと、時代的にもたぶん同じだろうなぁ。ちなみに、明代(17世紀)
酒井抱一の画賛(字は後から別人が書き入れた?)もいい。
正絹ではなく、紙に描いた白い椿。
「おっ」と目を引いた漆の箪笥。
陽明文庫の茶杓箪笥の写し。
先代の瓢阿さんが作られたとのこと。引き手も忠実に再現したもの(←引き手は職人さんの手?)
中の引き出しに収められた茶杓はそれまでに見た先人たちの茶杓を写して削ったもの、らしい。
見て触れた記憶、スケッチしたものなどから再現したものらしい。
(当然のことながら、中身は陽明文庫のものとは異なる)
箪笥の真塗は(当時)芸大の学生だった御長男のイワオ氏だそうで。
もう、半世紀も前のこととのこと。
毛織の薬缶がめっちゃ豪華。
海の向こうのものを見立てたのではなく、日本製。
たぶん向こうのものの写して、最初から薬缶として作ったもの。
どうやって、作ったんだろうねぇ?
そういえば、約4年前に陽明文庫の展覧会をトーハクで見たっけ。→こちら
茶杓箪笥そのものが展示されていたかは覚えがないが、中身がやったら豪華で意外な人物もあったのを覚えてる。
「たしか、福島正則のがあったっけ」←帰宅後にblogを検索したら、ちゃんと書いてあった。
以前、鯛焼~いや、仙叟の「焼鯛の文」が掛けてあったところは茶室の間取り図が描かれた消息?
小堀遠州の茶室指南書。
一畳台目の本勝手向切、下座床の茶室に道具の配置が書いてあって、書き込みがいっぱい。
めっちゃリアル~。
これも、頑張ったら買える金額だったけど、既に売約済?
「いえ、これは考えるからとっておいて~、デス」
へぇ~。そういう手もあるのか
奥の座敷に入って、まず目に入ったのが木地の日の丸棗。
まん丸○。球体。
蓋を開けると蓋裏が金漆にトンボだったかな? かわいい絵。
それに中蓋が。
茶箱など持ち運び用に使ってたようだ。
江戸時代にも同じ発想あったんだね。どこ行くと、現代はプラスチックというかビニールで味気ないね、
高蒔絵の棗と中次。
立ち上がりと内側。梨地でなくて、金箔を細かくした粒を一枚一枚、針で貼り付けてる。
気が遠くなるような作業
現代作家だったら、100万円以上の音をつけるゾ。でも、約半額。
ぜーーーーったい、こっちの方が“いい仕事だぁ”。
「まぁ、昔の職人は他にやることないから作業に没頭しますしね」
もちろん、受注生産で材料は発注側が用意してくれる。
職人は腕を奮うのみ。
下手なものを作れば、もう依頼は来ないし、悪くすると腹を切らねばならぬ?
他で出費することもないし、とにかく上質な仕事すれば余計なことを考えずとも食べていける。
真剣さや集中ぶりは現代とは違う。
だいたい、職人で名を残す人なんて、原羊遊斎などごくごく僅かな超一握りの人。
ほとんどの人が名もなき職人。
でも、仕事は確か。
やっぱ、ブランドよりモノの良さだよなー。
と思ってしまった。
と思ったら、利休好の黒棗。
随流斎と如心斎の箱書あり。
ちょっと、イジワルな気持ちになって「中身が入れ替わるってコトは?」と質問してみる。
箱の大きさと一致しているから、入れ替わる可能性は低いみたい
あと、フォルム、塗りの加減や古さかげん、技術的なことから判断はできるようで。
確かに、蓋の平らなところは美術館で見たのに通じるものがある。
塗りが真っ黒じゃなくて、時代を経てきて透けてきてる。
利休さんは「棗は粗くざっと塗れ」と指示とか。
イワオ氏も「判ないけど、これはヨゾウだよ」と仰ったらしい。
見る人が見たら、見抜けるものなんだねぇ。
と聞いておいて、帰宅後に淡交社の『茶道具の世界6 棗替茶器』とめくる。
「千利休のケラ判がある黒棗は数多く伝来しているが、その大半が利休時代の棗に後世を入れた偽物である」
ほらほら~。
でも、そう書いている責任編集の池田巌氏が「ホンモノ」と仰ったのだから、やはり本物?
本物でも全てにケラ判があるとは限らないようだし。
「ヨゾウ」は余三のことか。
記三ではなく、余三と言ってた気がする。
(メモを一切取らずにお話を伺って覚えて、帰宅後に文章に起こしているので、聞き間違いあるかも)
高取の沓形茶碗は(当時流行っていた)織部を意識しての作?
だから、遠州の指導が入るよりも前の作。
窯も転々と場所が変わったようで。
この辺りのことは詳しくないので、勉強しなくちゃね
瀬戸の小さい芋の子茶入もかわいい。
平瀬露香ゆかりだって~。
宗入の赤楽。灰色の釉薬、貫入、合間に見える明るい赤~。箱ナシ。
値段を見比べて、「うーーーむ」。
思えば、印象に残ってる宗入の茶碗は黒ばかりダ。
はっきり言うと「亀毛」のイメージ。
先週、藤田美術館で見た覚々斎の手づくねを焼成した太郎と次郎も黒楽だったし。
説明を受けて、フムフムと聞いて特徴を目に焼き付けて、帰宅後に図録や本を開いて、
宗入の赤楽茶碗を探す。
あった。「赤と黒」展で2碗、観ていた。→こちら
なるほど、2つあるうち、釉薬は銘『独楽』と同じ感じ。
そして、明るい赤は銘『天晴』と同じ色合いに見える。
でも、当時の感想を読む限りでは「土っぽいのに光る赤楽」と書いてあるけど、どちらのことかなぁ?
(今となっては、自分でもわからん)
『茶道具に世界4 楽茶碗』でも宗入の赤楽は1碗のみ紹介されている。
官休庵蔵の銘「ときん」。写真で見る限りでは、これが一番共通する特徴があるような気がする。
だた、形は黒楽の「亀毛」と似た感じ。ちょっと縦長で。
宗入の赤楽って、点数も多くないのかなぁ。
今度、楽美術館に行ったら注意して見よう。
一服(点出し)をいただく。
床の掛け物は『口炉一点雪』←「炉」と「点」は昔の字。
ちょうど都内(練馬区)に初雪が降ったしね。ちょうどいい。
筆は幕末の頃の大徳寺の和尚さま。名前、なんだったかなー。
けっこう大胆な特徴的な字なので、人気らしい。
時代的な面で取り合わせは合わないんだけど、花入は石州。
半生のお菓子は美味しかった。
お抹茶も。
お茶碗は京焼のようで、薩摩焼のようで、、、、でも、みん平焼。(みんは「王」へんに「民」)。
淡路島の窯なんだって。→参考
点前座の炉縁もよかった。写しだけど、とてもいい。四隅が表具で四方の辺に七宝文様。
古芦屋の釜も胴に桜文様。
谷庄はちゃんとした道具をちゃんと扱ってる信用できる老舗。
店員さんもちゃんと勉強しているし、さすがだなぁ。
私もちゃんと図録や本を見直して、いいものをキチンと鑑賞できるようにならなきゃなと痛感した。
というわけで、週末は復習に力を入れることにする。
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★これまで谷庄さんの展覧会
2011年7月 谷庄「寄付掛けと茶器」→こちら
2010年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2010年6月 谷庄「釜と炭道具」→こちら
2009年7月 谷庄「懐石の器」展 →こちら
2008年7月 谷庄「茶杓」展 →こちら
★参考書
『棗―替茶器 (茶道具の世界6)』 | |
責任編集 池田巌 | |
淡交社 2000年刊 |
『楽茶碗 (茶道具の世界4)』 | |
責任編集 楽吉左衛門 | |
淡交社 2000年刊 |
私も昨日伺いました。
ショーウインドーの写真の餅花手の大皿は綺麗でしたね。昨年 出光美術館の「茶陶の道」の展示で同じ手のものがありました。谷庄さんにしては珍しい品物と思って拝見しました。
古染付の向付は迫力ありました。
私も五島美術館で見たもの 思い出していました。
谷庄さんでは見て楽しんで、教えていただき
美味しいお菓子とお茶をご馳走になって・・・
「いつもすみません」と深々と頭を下げて帰ってくる次第です(^_^;)
長い、ダラダラした文藻なのに読んでくださって有り難うございました。
本当に、谷庄さんの展覧会は申し訳ないくらいのいい展覧会ですね。
リクエストありがとうございます。
明日(12/15)で紹介します。
間に合いますよね?
トーハクはやめた方がいいと思います。