
「釜と炭道具」展 谷庄東京店(銀座6-3-2ギャラリーセンタービル4F←東方見聞録が入ってる
)
サイト
※7月3日(土) 10:00~18:00 会期中無休
の中、ずぶ濡れになりながら行ってきた
こちらの展覧会は年1回。毎年今頃の時期。
一昨年(茶杓→こちら)、去年(懐石の器→こちら)に続いて3度目。
まず、風炉釜、炭取、羽箒。
炭取が見るからに時代もの
きっちりと編まれた籐の籠の内側に漆を塗った紙が貼られている。
籠はたぶん唐物。
「漆紙は後から貼り替えたのかな?」と思いきや、たぶん当時のままらしい。
ちなみに、幕末だって
羽箒の羽根も時代もの。
最近のもあるようで、孔雀、鸚鵡?(=オウム、漢字1文字だった)
南のカラフルな色合いの羽根が昔の籐のシブい色合いにマッチしていた。
火箸もあって、凝った意匠の細工。
鐶も轡鐶といって、馬の轡(くつわ)を意匠に取り入れた鐶もステキ。
この炭取にこの火箸や鐶で炭手前したら、それだけで“ご馳走”だろうなぁ。
風炉も時代もの。
茶釜も芦屋の釜が多かった。
これに浄清(=大西家2代目)、大西五郎左衛門などの茶釜が載っている。
美術館でないとお目にかかれない品々。まさに眼福。
とくに浄浄サンは八景釜をはじめ3つか4つ出ていたけれど、どてもステキ。
(やっぱり天才だと思う)
ちょっと変わったところで、四方の置炉みたいな風炉。
置炉に火窓がくり抜いてあるみたい。(灰がたくさん要るだろうなぁ
)
他にも実は香を炊く仏教具だった可能性もある四方の瓶掛けも骨董ちっくでシブい)
芦屋といえば茶釜というイメージがあったけど、風炉も製造していたようで。
間の床の間にはこれまた古い自在。(いぶしました感つよい竹のツヤが素晴らしい)
奥の座敷にも主に炉用の茶釜がいっぱい。
やっぱり、芦屋に浄清サン、二代・寒雉と時代が古い。
以前に京都で茶釜の展覧会観た時も思ったのだけど、時代が古いほどに鐶の細工が細かい。
お花の蕾、獅子でも妙にリアルだったり、タテガミが仏像の髪みたいだったり。
獅子の摘みのついた蓋があって、その茶釜は古い芦屋釜で替え蓋もついている。
「どちらかが、後から作ったのかな?」と“最初に釜ありき”に思ったら、違う?
面白い蓋が手に入ったので、それに合わせて茶釜を作った可能性もあり、とのコト。
そのせいか、妙に蓋が青ぶりなのに本体の容量が小さい数寄木釜もあった。
(すぐ蒸発しそうで、湯水を補給するのがたいへんそう
)
他にもね、ところどころに香合もあった。
染付の大きな扇の香合、貫禄あったなぁ。
美術館だと鑑賞も有料
で鑑賞しなきゃならないレベルのお道具を
無料で、しかも解説つきで拝見できるって、すごいデス。
美術館だとガラスケース越しでの鑑賞だけど、こちらはそのまま鑑賞できるし。
タダで見せていただいているのに、お呈茶
までご馳走になっちゃってる
お茶碗がまたまた時代もの。
高麗ものでナントカ井戸。
平茶碗よりさらに浅い器。内側と外側に細かい貫入が入ってる。
高台部分がしっかり井戸茶碗。
「侘びの世界だなぁ」と感動しつつ、一服いただく。
「こんなに浅くて、点てづらくないですか
」って聞いてしまった。
茶溜りもついているので、意外に(?)点てやすいとの事。
すっかり堪能して、帰ろうとしたら、おもむろに「ブログやってますか
」
って、Akatsukiだとバレちゃった
(ハズカシイ)
「入れ違いに呈茶席を出られたお客様は『Akatsuki庵ブログでチェックして来ました』って仰ってましたヨ」
って、さらに恥ずかしい~
←こちらはバレなくてよかったぁ
口コミならぬblogコミも影響あるんだなぁ~と妙に実感。
買いもしないのに、好き勝手に感想書いちゃってご迷惑にならないだろうか
と今更ながらおじけづく。
でもでも、本当に美術館ばりのラインナップだし、極めは確かなので、
お金持ちの茶人さんは是非購入を検討されるとよいと思います。
(ワタシのように買えなくても、将来に備えて観る目を養う上でも足を運ばれるとよいですヨ)
と、何を書いているんだろ~。
てなことで、今夜は失礼致します
★こんなワタシですが、ブログランキングへの御協力を
シマス。

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※7月3日(土) 10:00~18:00 会期中無休


こちらの展覧会は年1回。毎年今頃の時期。
一昨年(茶杓→こちら)、去年(懐石の器→こちら)に続いて3度目。
まず、風炉釜、炭取、羽箒。
炭取が見るからに時代もの

きっちりと編まれた籐の籠の内側に漆を塗った紙が貼られている。
籠はたぶん唐物。
「漆紙は後から貼り替えたのかな?」と思いきや、たぶん当時のままらしい。
ちなみに、幕末だって

羽箒の羽根も時代もの。
最近のもあるようで、孔雀、鸚鵡?(=オウム、漢字1文字だった)
南のカラフルな色合いの羽根が昔の籐のシブい色合いにマッチしていた。
火箸もあって、凝った意匠の細工。
鐶も轡鐶といって、馬の轡(くつわ)を意匠に取り入れた鐶もステキ。
この炭取にこの火箸や鐶で炭手前したら、それだけで“ご馳走”だろうなぁ。
風炉も時代もの。
茶釜も芦屋の釜が多かった。
これに浄清(=大西家2代目)、大西五郎左衛門などの茶釜が載っている。
美術館でないとお目にかかれない品々。まさに眼福。
とくに浄浄サンは八景釜をはじめ3つか4つ出ていたけれど、どてもステキ。
(やっぱり天才だと思う)
ちょっと変わったところで、四方の置炉みたいな風炉。
置炉に火窓がくり抜いてあるみたい。(灰がたくさん要るだろうなぁ

他にも実は香を炊く仏教具だった可能性もある四方の瓶掛けも骨董ちっくでシブい)
芦屋といえば茶釜というイメージがあったけど、風炉も製造していたようで。
間の床の間にはこれまた古い自在。(いぶしました感つよい竹のツヤが素晴らしい)
奥の座敷にも主に炉用の茶釜がいっぱい。
やっぱり、芦屋に浄清サン、二代・寒雉と時代が古い。
以前に京都で茶釜の展覧会観た時も思ったのだけど、時代が古いほどに鐶の細工が細かい。
お花の蕾、獅子でも妙にリアルだったり、タテガミが仏像の髪みたいだったり。
獅子の摘みのついた蓋があって、その茶釜は古い芦屋釜で替え蓋もついている。
「どちらかが、後から作ったのかな?」と“最初に釜ありき”に思ったら、違う?
面白い蓋が手に入ったので、それに合わせて茶釜を作った可能性もあり、とのコト。
そのせいか、妙に蓋が青ぶりなのに本体の容量が小さい数寄木釜もあった。
(すぐ蒸発しそうで、湯水を補給するのがたいへんそう

他にもね、ところどころに香合もあった。
染付の大きな扇の香合、貫禄あったなぁ。
美術館だと鑑賞も有料

無料で、しかも解説つきで拝見できるって、すごいデス。
美術館だとガラスケース越しでの鑑賞だけど、こちらはそのまま鑑賞できるし。
タダで見せていただいているのに、お呈茶


お茶碗がまたまた時代もの。
高麗ものでナントカ井戸。
平茶碗よりさらに浅い器。内側と外側に細かい貫入が入ってる。
高台部分がしっかり井戸茶碗。
「侘びの世界だなぁ」と感動しつつ、一服いただく。
「こんなに浅くて、点てづらくないですか

茶溜りもついているので、意外に(?)点てやすいとの事。
すっかり堪能して、帰ろうとしたら、おもむろに「ブログやってますか

って、Akatsukiだとバレちゃった

「入れ違いに呈茶席を出られたお客様は『Akatsuki庵ブログでチェックして来ました』って仰ってましたヨ」
って、さらに恥ずかしい~


口コミならぬblogコミも影響あるんだなぁ~と妙に実感。
買いもしないのに、好き勝手に感想書いちゃってご迷惑にならないだろうか

と今更ながらおじけづく。
でもでも、本当に美術館ばりのラインナップだし、極めは確かなので、
お金持ちの茶人さんは是非購入を検討されるとよいと思います。
(ワタシのように買えなくても、将来に備えて観る目を養う上でも足を運ばれるとよいですヨ)
と、何を書いているんだろ~。
てなことで、今夜は失礼致します

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ご案内いただいてるんですが
いけそうもありません
こちらのブログを拝見させていただいて
行った気になります。
ありがとうございました
初めまして。
「百聞は一見に如かず」とも言いますから、訪れるにこしたことはないのですが、事情でそれができないこともありますものねぇ
文章だけで伝わったでしょうか。
正体がバレたので
本日 谷庄さんに行ってまいりました。
先客一名 なんと官休庵 若宗匠!
他にお客様もなく お茶室でお相伴させていただき 感激でした。舞い上がってしまって
何を見たのか思い出せないので もう一度
お邪魔することになりそうです(*_*;
高麗茶碗は井戸脇とのことでしたね。
私は河南天目の可愛らしい茶碗。
それぞれ交換してもう一服ご馳走になって
まいりました。思いがけず幸運な一日でした。
それそれ、井戸脇!
いっぱいいいもの見たので、思い出せなくなってました。
千宗屋さんと遭遇されたこともラッキーでしたね。