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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

根津美術館 展示室6

2014年12月20日 04時06分33秒 | 美術館・博物館etc.
☆根津美術館 サイト

今回の展示室6は『霜月の茶』。

まぁ、炉開き~というよりは炉開きが終わった後、、、かなぁ。

旧暦の霜月の取り合わせ、という印象。

新暦のちょうど今頃。


瓢の花入、銘は『ふくら雀』。

なるほど、確かに雀が羽根を閉じたまま膨らませた姿。


いい加減、瓢の花入みたら「顔回」を思い浮かべるのは卒業しよー、ワタシ

籐組の炭斗に野雁の羽箒。 
最近は雁行すら見かけないけど、野雁の羽根は見慣れてるからすぐわかる。

茶室のところ、いつも暗いけど今回は特に暗い

広口釜は見えた。

鼠短檠。

夜咄の季節だなぁ。

伊賀の矢筈口水指。

ここまでが見るの、限界。

備前の丸壺茶入「霜夜」、道入の黒楽茶碗「雪峰」、、あ、雪峰だったか。見えなかったぜっ


再び、展示ケースを進む。

宋胡録柿香合はいい形。
利休の花押がある竹蓋置は古い。形がいびつ。←個人的にあまり好みではない

宗旦の竹花入「去年」。「こぞ」と読むのが響きがよくて好き。

三島芋頭水指も年の瀬ならではの取り合わせ。
塗り蓋が変色していて、けっこう使われた感あり。

そういえば、実家にある水指も三島芋頭だったっけ。

えらく違うけど。


平べったくて大きい瀬戸の大海茶入「節季」。
これは年明けかなぁ。

いかにも目出度い感じ。

根津さんの展示は茶入と仕服の展示が離れた場所にあるのがちょっと気に入らん。

上野(あがの)の斑釉水指の塗り蓋もチョコレート色だったなぁ。


小島漆壺斎作の村雨蒔絵棗がおもしろい。
不昧公の筆跡で和歌がデザインされている。
和歌そのものは読み取れなかったんだけど、雲が去った後も時雨れる空模様を詠んでるそうな。


ここでも不昧公、か。

黒織部茶碗。

懐石道具では象嵌十字文俵形鉢に沓形鉢。

茶道には詳しくなさそうな見学者の方が「変わってるなぁ

確かに、こういうの、一般的には使わないもんね。


考えてみれば、今年の根津美術館は10月以降しか訪れなかった。


来年はもうちっと訪れたい。




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