中世期の西洋の画家達は、光に対して非常に敏感でありハイエストライトを
取り入れて窓から差し込む光を絶妙にとらえていた。しかしハイエストライトを
目立たせる為には 影が必要なのはいうまでもない。例えば、木造家屋の穴から
差し込む光、これは太陽という直進性の高い光でないと駄目なのである。
この小さな穴から 差し込む光がピンフォールカメラという発想へと進み
寫眞ができあがる原点となった。今のカメラでも銀紙に限りなく小さく、限りなく
新円に近い穴を開ければ ピンフォールカメラとして撮影できる。
日本において最初に写真に納まったのは坂本龍馬。この時代は動いたら駄目で
でも限りない時間が必要だった。だから 後ろに棒のような支えを作って
撮影していたのは有名な話だ。
そして この原理は例えば大きな紙に乳剤を塗布すれば4畳半位の大きさの
写真が写せるし、基本的には大きさは無限大なのだ。
お暇なら試してみてね