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常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。

2017-23 世にも微妙な物語  加齢臭     短編小説

2017年07月15日 21時02分04秒 | 小説

中年真っ只中の敬之は、ある柔軟仕上げ剤のCMを見る度にイラッとくる。

まるでおじさんだけが 加齢臭を発しているかのようなものじゃないか?かれーしゅう

そもそも、体を洗うボディーソープはフローラルの香り 頭は、コンデショナーは

衣類は、様々な香りが付いていて統一されていないではないか とも思うのだ。

ついでに、除菌消臭家族。この車臭いといわれて、空調の吹き出し口にその製品を

つけるというくだりがある。こんなの対処療法であって、吹き出し口から臭いが

するならば普段掃除をしない事が相当あるという事じゃないかと思ってしまう。

汗だって、運動をしていれば匂いがしない汗になる事を陸上の選手だった敦之は

知っている。そしてこの家族のように、家族の匂いを嫌なものと考えるのはいかがな

ものかと思うのだ。ともかく除菌と匂いばかりでうんざりとする。

だから ホームレスを臭いとからかい、同じくいじめなどで臭いというのだろう。

へんな世の中になったものだと思う。

ー先輩どうしたんですか? おっと、今昼飯を食べていた事をふと忘れていた

ーあ、すまん ちょっと考え事を 悪い悪い

その時 ふと敦之はガスのにおいを感じた。においの事を考えていたせいか?いや

ーなぁガスのにおいしないか? 

行きつけの安くて美味しい小さな店でこんなにおいを感じたことはない・・・。

ーそうですか 特に感じないですよ。でもそろそろ時間なので先輩が良いなら

  会社に戻りましょう。

ーそうするか。 なんかやはりにおうなぁー。と思ったが、店のおばちゃんに

いうのも変だし、いや、後輩はにおいはしないと言っているのだから勘違いだろう

会計を済ませて店を出てから10秒たった頃に、ドーンという破壊音とともに、今

いた店から爆風と共にいろいろなものが飛んできた。一瞬の出来事だった。

店のなかから 客たちが走り出てきた。どうやら大きな爆発ではなかったようだ。

しかし おばちゃんの姿がない事に敦之は気が付いた。まさか、、、、

ー先輩どうしたんですか 危ないですよという後輩の声に119と110番通報しろ

と答えて店の中に入った。案の定おばちゃんは厨房の中でうずくまっていた。

抱え上げて店の外に運び出したが奇跡的に大したけがはなさそうだった。

ーあっちゃん、ありがとう 店のおばさんはそういってから気を失った。

サイレンの音があちらこちらから響いてきていた。後輩も駆けつけてきた。

ーさすが先輩。咄嗟のことで気が付きませんでした。大丈夫ですかね おばちゃん

ー多分驚いて意識をうしなっているだけだ。

やがて救急車やら消防車やら警察車両が来たので、救急隊員に任せて

会社に戻ろうとしたときのことだった

ー先輩 カレー臭が・・・と後輩が言った。

そういえば・・・カレー専門の店で 咄嗟に運び出したのだった。

ーこれじゃぁ 服を着替えないと・・・あちこちカレー臭がしますし・・

会社に戻れば着替えもあるから・・・敦之はそう答えて歩き出した。

       お終い

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冷蔵庫の怪 (イエズスのペトロ)
2017-04-27 23:28:37
私の妹は、臭いに敏感です。
ほんの少しの臭いに過剰に反応します。
私も何度、匂うと言われたことか。。。
つい先日、食べ物のお土産を持って遊びに来てくれました。
『冷蔵庫にしまっておくね。』親切な妹です。しかし・・・。
『あれ、この冷蔵庫、何か匂うよ。臭い!』と言って
臭いの原因を必死になって探し始めました。
冷蔵庫内は原因がなさそうです。次に野菜室・・・。
『キャ~~~何これ!野菜が全部腐ってる~~!!』
そうです。母が入院してから全く料理をしていない私。
冷蔵庫の中など覗いていなかったので惨状を知りませんでした。
『もう、お姉ちゃん、何これしっかりしてよ!』
しっかりも何も、料理をする体力が無いから弁当頼んでるんじゃい。
野菜室内の野菜をポンポンと捨て始め、うめきわめきながら、
必死になって掃除をし始めています。
『あ~スッキリした!!』妹の満足げな声が聞こえてきました。
覗いてみると、野菜室内には、ほとんど野菜が残っていません。
妹は、生ごみ用のポリバケツにも消臭剤のシールを張り付け、
帰宅の途についたのでした。
(掲載OKです)
RE 冷蔵庫の怪 (Simada Norika)
2017-05-06 17:48:52
イエズスのペトロ様
いつも コメントありがとうございます。
私が毎日お寿司を買っていた頃・・実は母上が不在でしたですが今はともに暮らしています。
この不在の期間は 毎日買い物に行かなければならないし、買ったものをただし待っておくだけでした。
お米も 油も 醤油もたくさんあったのですが、見事に
賞味期限が切れていました。
杖づえぐさっ!を書く前の期間が体調も悪くて朝目が覚めると激痛があり起き上がるのに30分ぐらいかかっていました。田町の不良を隠していたのですが、母の病院に付き添って行った時右目が開かなくて眼科にかかったら
脳神経を調べなさいと 半ば強引に脳外科にいかされました。
CTを撮っただけで あっさりと左脳の異変を指摘され
ました。右半身が付随になるかもしれないのでと言われて、それまでは左足を引きずることが多かったのに、あっさり歩行障害とか右手の附随と診断されました。
がいけんではなかなかわからないのですが、神経を調べるように言われてました。
整形外科にかかったら、杖が必要との意見書を書いてくれて、杖生活が始まりました。
個人的には 病名が増えるのが嫌なのでそれからは医者に言っていないけど 足の指の先の爪野中が変色していて感覚がない。なるようにしかならないというのが
私の勝手な思いです。
医者が杖をということは 50代過ぎの私としては生涯杖生活だと言え荒れたような気がして凹んでいます


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