オードリーが好き⑲オペラ座の怪人 三幕エンドロール

１９１９年から１８７０年代にワープして始まる物語は、劇中幾度か２つの時代のフラッシュバックをくり返し最後は１９１９年で完結する。１８７０年代で終わる舞台では観客の想像に委ねられるラストシーンが映画では描かれている。映画ならではのドラマ性を加味したロマンティックなエンディングもさすが・・・甘美な余韻を残して。（上映時間：２時間２３分）（写真⑦）

■作品評価　★★★★★（★５つ・・・トレ-ビアン！）

第７７回アカデミー賞のノミネート作品が１月２５日に発表された。『オペラ座の怪人』は、美術賞、撮影賞そしてオリジナル歌曲賞の３部門にノミネートされたものの、予想通り作品賞を含む主要６部門からは除外されている。このことは、アンドリュー・ロイド＝ウェバーも「たとえアカデミー賞といえども政治の場である」と早くから語っているように、いかに秀作であってもオスカーには届かない現実があるようだ。おそらく今年のアカデミー賞は、「アメリカ」一色で染まることになるでしょう。（このことは、いつかまた触れたいと思います）

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