ストーリーは、観て楽しんでいただくとして、この映画は「キャッツ」「エビータ」などを世に送り出した作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー自身のプロデュースによって、今スクリーンに鮮やかに甦ったともいえます。
そして主役は3人。カリスマ的な魅力を持つファントム役に選ばれたのは、「トゥームレイダー2」「タイムライン」と躍進めざましい若手俳優ジェラルド・バトラー。可憐なクリスティーヌを演じるのは、「ミスティック・リバー」「デイ・アフター・トゥモロー」で印象的な演技を見せたエミー・ロッサム。劇場版よりもアクティブなヒーローとして描かれているラウル役には、パトリック・ウィルソンが抜擢。「フル・モンティ」「オクラホマ!」などブロードウェイの舞台で主演する実力派。吹き替えなしの圧倒的歌唱力を引き立てるのは、総勢100人、大迫力のフルオーケストラ。誰もが耳にしたことのある甘美なメロディ、戦慄のテーマが、贅沢なサウンドで迫ってきます。(写真③)
二幕につづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます