MIDNIGHT TALKING MAN

新米社長の涙と笑いのドタバタ奮闘日記

過ぎ行く夏の歌

2006年08月31日 | Weblog
今日で8月も終わり。
過ぎ行く夏を惜しむも、時は刻一刻と過ぎていく。

なーんて、センチに耽っている暇もないですが、
やっぱりどこか寂しく感じますね。
ラジオからも、切なげな歌が流れ、
秋がもう来てるんだなぁと
感じさせられます。

ところで、僕がこの季節になると
何故かいつも聴きたくなったり、
口づさんだりする歌があります。

それは、サザンオールスターズの「海」。
もう20年以上も前の曲ですけど、
毎年、毎年聴きたくなるんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「海」 by サザンオールスターズ

移り気なアナタに Oh Oh
抱かれてしびれた
ほんのチョットだけで Oh
こんな気持ちになるなんて
悪い人だと思うけど 

Sha la la
夢のように暮らしたものさ
心から恋してる

海辺へ通う道 Oh Oh
真夏の出来事
ほんのチョットだけで Oh
心変わりがするなんて
他の誰かを愛してる

※Sha la la
 見つめ合って 
 その気にさせて
 今頃はどこにいる※

時折 名前を呼んでみた
つれないこの気持
言葉 じゃ言えない  
“好きよ”
All I need is you

(※印くりかえし)

渚に埋めた涙には 
秘密の想い出が
言葉じゃ言えない
“好きよ”
Woo Let me kiss you now

・・・・・・・・・・・・・・

知ってる方も多いでしょ?

移ろいやすい夏の恋がテーマなんですけど、
くっつき離れて、
最後には、本当の自分の気持ちを
素直に伝えられなくて、
もどかしいような......

なんかねぇ、もうそんな歳じゃないんですど、
青春といえかねぇ、甘酸っぱいというかねぇ。
それが、どうもこの時期にぴったりと来る。
ひと夏の恋なんてよく言うじゃないですか。
秋とともに別れがあって、
その移ろいやすさがなんとも切なくって。

今日もちょっとギターを弾いて
この唄を口づさんで...

おやじもちょいとおセンチになるんでげす(笑)



許すこと。

2006年08月28日 | Weblog
インターネットのみならず、
毎日、いろいろな情報の中で生きている今。
情報に左右されず、
自分で選んでいくことは中々骨のいることだ。

僕も、本やネットなどで情報を得ているが、
時々、偶然というか、必然というか、
「ジャスト」なタイミングで
情報が齎されることがある。

本日届いた、株式会社アルマック発行のメルマガ、
「仕事のヒント」神田昌典365日語録より。
かなり、今の自分にドッシリと響いたので
ここに記してみる。

「弱きものは、相手を打ち負かし、強ものは、相手を許す。」

解説:
間違いを犯さない人間はいない。
罪を糾弾することは簡単だが、
本当に難しいことは罪を許すことである。
相手を打ち負かせば、あとには悲しみが残るだけ。

その通りだ。
経営者や、リーダーになったとき、
ついぞ自分の行動や方針に過敏になりすぎて、
例えば、部下や業者さんの失敗を
許すどころか、責めまくってしまったり、
違う価値観を持ったものには、
自分が否定されることに臆病になり、
それを打ち負かそうと躍起になったりする。

そうされた者は、当然自分から離れたり、
憎悪を持ち、敵対したりするものだ。

自分のみが「正論」という絵空事にかまけ、
部下・家族・取引先など、
多数の「支持」してくれた大切な仲間を、
失ってしまう愚かさ。

僕も過去には、たくさんそんな経験をした。
今は、それに気付き感謝の念を持って
毎日を励んでいるのだけれど、
少し、気が緩めば、また...
繰り返さぬとは限らない。

こうして、偶然にも届けられる情報。
しかし、それが毎日を引き締めてくれる。

今日の僕のように、
もしも、ここを読んでくれている誰かの、
プラスになればと思い、
書き記してみた。






同じ月の下。

2006年08月25日 | Weblog
久しぶりに、堺の夜を離れ、
大阪のネオン街に出ていった。

泉北というところにいると、
なかなか、大阪まで足を運ぶことも少なくなった。
夜の仕事という時間帯で生きているせいもあるが。

向学の意味もあり、じっくりと飲むつもりでいた。
が、しかし......
どうも腰の座りが悪いのだ。
いや、店が悪いわけではない。
逆に、僕らのような田舎侍にはもったいないくらい。
どのお店も素敵だし、サービスも行き届いている。

なぜなんだろう。

帰り際、ビルの間の大通りの上に、
ポカンと浮いている月を見上げて、
ちょっとホッとする。

なぜなんだろう。

しばし物思いにふけって、腑に落ちたのは
欲がなくなっているのかなということだ。

昔は、新しい店やちょっと贅沢な店にあこがれ、
いつかここでみたいな欲があった。
もっと、もっと、もっと。な感じ。

それが今はないんだな。

田舎の居酒屋さんでも、
僕らの町の酒場でも、十分に満たされている。
だから、それ以上のことを求めていないのだ。
いや、もちろん素晴らしいお店で飲んだ
満足感はきちんとあるのだが、
どこか、よその家で飲んでいる感じなのだ。
足りる。足りている。

それと、繁華街には繁華街の
人の息吹というか、体臭みたいなものがあって、
それが、少し今の僕には息苦しい感じもある。
皆、肩肘を張っておられて、気の抜けない感じ。
昔は、僕もこの中に普通に馴染めていたのになぁ...。

そう思えば、
自分の町に暮らし、働きながら生きていることって、
もの凄い心と体に刻まれているんだなと思った。
何もない町だけど、すっかりこの町の空気に馴染み
それがないとどこか苦しくなっている。

感謝しないとね。この町に。
しっかりと今を育ててくれているんだな。


ごっつい男。

2006年08月21日 | Weblog
先日、業界の先輩方と飲む機会があった。
どの方々も、団塊の世代の方で、
僕らの世代より、ひと回り以上、
時代を経験なさっておられる方ばかりだった。
言わば、僕の師匠格にあたる。

40代を超えた自分にとって、
こういった交流の場は、
時折、自分を見つめ直す格好の場。
今回も、厳しくも愛情とバイタリティ溢れる
皆さんの意見につくづく感心した。

会話の中で、一番気付かされたこと。

「まず自分で動け。
 そうして自分を磨いたら、揺れるな。
 右に習えなどと、小賢しいことを考えず、
 これが自分の生き方と、覚悟を持て。」

とかく昔は、水商売と言うだけで、
色眼鏡で見られた時代。
しかし、いざ自分でその道を選んだのだから、
どんな批判や評論にも揺れる必要はない。
少々、破天荒に映っても、
己を信じて、やり抜きたいことを自信を持ってやったんだ。
と、皆さんが口を揃えておっしゃった。

僕らの世代の面々と比べれば、
本当に、そう語る皆さんが個性的で、
自らの人生を楽しみながら生きていらっしゃる。
もちろん、波乱万丈、悲喜交々。
これまでの人生において、いろいろあられたことだろう。
それでも、自分の道を信じて
今現在も現役でバリバリと動いていらっしゃる。

そこから見れば、どうも僕らは大人しすぎるらしい。
人から何かを言われることを恐れているのか?
人が自分より先を行くことを妬んでいるのか?
我が人生に常に問題意識を持っているか?
そんな事をご指摘頂いた。

そうかもしれぬ。

自分にかかる火の粉を恐れ、発言・行動を押さえ、
常に「事なかれ」でいくことは簡単なようだが、
それで、自分を殻に閉じ込めるような人生では、
生まれてきた自分に申し訳がたたない。

時に、大きな障害や反論があったとて、
自分の生き様まで引っ込めてしまうようでは、
誰が為の人生か。
故人ではあるが芸術家の岡本太郎氏が
生前残された言葉に、

「ぼくはこうしなさいとか、
 こうすべきだなんて言うつもりはない。
 "ぼくだったらこうする"と言うだけなんだ。
 それに共感する人。反発する人。
 それはご自由に」

自分はこう思うという「自分の味」で生きる。
人と違っていて当たり前だし、
感じ方ひとつでも、相当に違う。

それを子供のように
「みんながやっているから」
というような風潮に同化していったり、
影での批判評論ばかりで、顔すら合わせぬような、
インターネット社会に振り回されていると、
例えば、それが慣習的な間違いと自分が思っていても、
言葉すら発せない、危うさを持つ。

こういうところで言葉を発するのも、自分の考え。
自分の人生に一生懸命生きて、生み出した自分流。
僕は、もう少し自分の人生を
自分なりに突っ走って、気楽に楽しみたい。

それに共感する人。反発する人。
それはご自由に。

ごっつい男たちから、またひとつ学びを頂いた。






 


夏の終わり。

2006年08月19日 | Weblog
ついこの間、夏が来たなぁと思っていたら、
もう、お盆も終わり19日。
ぼちぼち、秋の足音が聞こえてきましたね。

スーパーの店先にも、
松茸やら、秋刀魚やら、梨やらと、
早くも秋の味覚が並びはじめましたね。
時間が流れていくのがつくづく早いなぁと、
つい感じてしまいました。

話は変わりますが、
今年の夏は、僕にとっては旅をした夏。
6月に秋田に行って、7月に沖縄に行って。
北から、南へと今まで感じたことのない、
この国の素晴らしさを実感。

まだまだ、知らない町がたくさんあって、
そこで暮らしておられる方の生活に触れ、
自分の生活がまた豊かになった気がします。
また、どこの町でも
がんばっている人にたくさん会えました。

大阪という、都会に暮らしている僕ら。
結構、恵まれていると思っていましたが、
文化レベルも、町の人々の民意も、
地方だからと言って、
決して大阪より見劣りはしなかった。
逆に、大阪よりすごいのではないか?
と思う場面もたくさんありましたね。

物が溢れ過ぎているここ大阪よりも、
地方のほうが、限られた物や情報を
上手に活かせているのかもしれません。
そう思うと、僕らは贅沢すぎるんだなぁと実感。

例えば、どの町も「町が綺麗」だったこと。
秋田では、繁華街でもゴミが少なく、
歩きたばこやポイ捨てを見かけませんでした。
沖縄でも、それはしかり。
観光地だけに、人が集まるところでは、
残念ながら、そんな光景も見ましたが、
それは、きっと観光客なのではないかと...

大阪に帰ってくると、
毎回、ゴミの多さに改めて嘆いてしまいます。
ポイ捨てどころか....
民意の低さというか、
誰かが掃除するだろう的な他力本願発想。

子供や若者だけでなく、
結構な大人が、車の窓からポイッ。
歩きたばこでポイッ。
大阪では、普通すぎて驚きもしませんが
やっぱり、どこかおかしい。

僕の店の前でも、毎日結構な量の
ポイ捨てゴミが捨てられています。
誰かが困っていることや、
自分を含め、みんなの町だという事を、
考えなくちゃいけない時期なのかなぁと思います。
東京あたりでも、ポイ捨てには罰金という、
条例を制定している市町村もあるようですしね。

地方の暮らしぶりから学ぶ事。
少し、頭にもたげていたので書いてみました。

ダイエット街道驀進中。

2006年08月18日 | Weblog
ずーっと以前に、ダイエットネタで
お茶にごしをしたことがありますが、
実は、ずーっと地道に減量生活を送っていました。

前は、食事を制限したり、
食事時間や内容を工夫したりの、
「口を塞ぐ式」ダイエットでございましたが、
これは、やっぱりうまいものを目の前にすると
意志がグラグラしてしまい、
結局、「食べてしもたー....涙」な展開でした。

今回は、ほどよい食事制限と、
運動をしっかりとやることの2本立てで、
約2か月間経過したんですよ。

最初75Kgあったんです。小デブちゃんでした。

そこで、週2回のジム通いで
筋トレ中心にみっちりと行い、
それ以外にも、毎日30分のウォークとジョッグ。
そして腹筋・プッシュアップを日課に。

食事も18時にまかないを食べた後は、
基本的に食べない暮らしを続けました。

するとですよ.......

なんと現在、69Kg!!

6kg減量ですよ。旦那。
やればできるものですねぇ。僕でも。
体脂肪もかなり落ちてきて、現在16%まで減少。

これに気を良くしたので、現在もこの生活は継続中。
最終65kg、体脂肪率一桁台にのせたいですね。

わー、これで腕モッコリ。
お腹は6個割れになればいうことなしですねぇ。
がんばります。ほんとに。
そのうち、ダイエットブログでも書こうかな。

「四十路おやじのエロマッチョボディ計画」
なんてタイトルでね。(笑)

ガオーッ。

2006年08月15日 | Weblog
あ―、忙しいのよ。忙しい。
世間のお盆休み突入のニュースは、
僕らにとっては、戦いのゴング。
夏の中でも、最も忙しい時期に入るのです。

というわけでブログも休みがち。
ネタを考える間もございませんのよ。

でも、今日の通勤途中、
車の中で、缶コーヒーでのどを潤しながら、
空を見ると、こんな雲が。

わかるかなぁ、真ん中の小さめのやつですが、
虎や竜の顔を思い出すような、
「ガオーッ顔」の雲がプカリ。

夏の高い空で、呑気な入道雲たちに、
「何をのんびり構えとるねんっ!」とばかりに、
吠えている感じがして、笑ってしまいました。

この時の頭に浮かんだBGMは、やっぱりの
CKBの「タイガー&ドラゴン」。

♪俺の話を聞けっー♪

てな感じですかね。
忙しさの中で、ちょいと立ち止まったら、
雲にまで、叱咤されている気が....

はいはい。わかりましたがな。
今日もがんばりますって。

箕面A.J.Iビールに行く。

2006年08月07日 | Weblog








昨日、お店のお客様たちと、
大阪・箕面のクラフトビール・ブリュワリー、
「A.J.Iビール」さんを訪問しました。

A.J.Iさんと言えば、
現在の大阪のクラフトビールの世界の牽引役。
また、ご家族で美味しいビールを作ることで、
全国にその名を知らしめている評判のブリュワリー。

僕のお店でも以前から、
リアルエールなどでお世話になっている御縁から、
今回の見学訪問が実現しました。

大下社長と奥様・3人のお嬢さんで経営されており、
お出迎えからアットホームな雰囲気。
お酒屋さんからの転身というだけあって、
社長はとても気さくでざっくばらんな方でした。

しかし、いざビールの話となると違います。
日本のマイクロブリューワーでは珍しく、
大麦麦芽の粉砕からビールの瓶詰め・ラベル張りに至るまで、
全行程手作業にこだわる本格手作りビールの作り手。
何故、手作りであるのかが随所にこだわりとして、
浮き彫りになってきます。

マイナス0度の貯蔵庫で、
お嬢さんである工場長が、
貯蔵タンクの直径7~80cmほどの開閉口から、
中に入り、自ら洗浄する。

2本づつしかできない瓶充填。
それだけでも大変なのに、
打栓まで、手作業で一本一本してしまう。

また、ここのビールは飲みやすさが信条。
それは、酒屋さんの時代に蓄積された、
飲み手側の気持ちに立った造りが、
随所に活かされているといいます。
老若男女問わずに「旨い」と思える味を、
作り手側の押しつけにならぬように
配慮すればこその味わいなんですね。

ビールにかける愛情の違いを
こんなエピソードで十分に感じられました。 

工場見学の後は、
社長自らがご用意してくれたバーベキューと
タンクから充填したばかりの樽生ビールに舌鼓。

それだけでも贅沢なのに、
次から次へとサプライズが...
プレゼントから、秘蔵酒のご提供まで、
何から何までお世話になりっぱなし。
ほんと儲けなんて度外視でしたね(笑)

ここにも飲み手をここに迎えた時の
社長のおもてなしの精神が見て取れました。

ただでさえ、ビール最盛期の大繁忙な時。
無理を言ってお邪魔したのにも関わらず、
こんなにして頂いて、一同大満足。

僕らは、そのお返しとして、
この大阪を代表する旨いビールを
ひとりでも多くの人にご紹介していきます。

大下社長はじめ、ファミリーの皆様、
本当にありがとうございました!

ニャンだよぉ。

2006年08月04日 | Weblog
重いのはちょっとヤメにして、
今日は少し呑気なネタでいきましょうか。

僕の店の裏には駐車場と空き地があって、
その空き地にはほったて小屋があります。
どうも、最近そこに3匹の野良猫くん達が
住みついている様子。

黒。白&茶。白&灰。

都会の真ん中なので、
食料などにもそれほど困っていないようで、
痩せこけた感もなく、
そこそこ、呑気に快適に暮らしています。

最近は何度となく顔を合わすので、
店の空き瓶置き場あたりでも
ビールケースの脇で日よけをしてたりもします。
それがどうも愛らしくって、

「ニャン(僕はどの猫もそう呼びます)
 なんや、暑いんか?」

と声をかけたりもしている次第。

一昨日、ちょいと休憩と思い、
店の裏でたばこを一服......
すると、僕の足下で

「ミャー」と可愛らしい鳴き声。

見ると、知らぬ間に、
白&茶くんが近寄ってきて
僕の左足にスリスリとやっていやがる(笑)。
普通、猫って警戒心強いはずじゃ?

「ニャン(僕はどんな猫でもこう呼びます)、どないしてん?」

と苦笑いしながら、足を動かすと
また、動かした方へやってきてスリスリ。
僕が恐くないのかなぁ。
呑気な奴やのぉ。

まぁ、大家さんから猫にえさをあげぬようにと
強く言われているで、
かわいいなぁと思っても、
撫でてやるくらいしかできないんですけど、
やっぱり、和みますよねぇ。

アニマルヒーリングとはよく言いますが、
都会の真ん中でも、
こんなのほほんな出会いがあるもんです。

でも、ニャンたち、
ここは車もブンブン走る町やから、
身の回りには気ィつけるんやで。
で、いつも呑気に昼寝して、
時々、僕らを楽しませて下さいな。



鬼の覚醒?

2006年08月01日 | Weblog
今日から、ブログデザイン夏ヴァージョン。
丁度、大阪は風物詩のPL花火大会の日。
しばし、涼しげな花火の風景で。

最近、同業の方から複数で、
お叱りをいただいた事があります。
しかも、それは共通したテーマかありました。

「もっと、言ってやってよ!!」と言うテーマ。

ある同業者同士で、
片方の暴言や悪意に満ちた行動で、
とても不快感を感じた事や、
この町の同業者の方向性について、
がっかりした人達から、

「あんたが言ってやらないと!」
「あなたの立場から、言ってもらいたい!」

と伝えられました。

その中には、もし事実であれば、
同じこの仕事をしているものとして、
とても許せる話ではないことも含まれていますし、
これからこの業界で生きていく夢を見ている
若い人たちの芽を明かに摘み取る話もありました。

でも何故、僕のところにこんな話が寄せられ、
しかも、「言ってやってくれ!」と言われたのか?
僕は、少し悩みました。

確かに一時期、僕はこのプログでも、
少々、過激とも取れる話を書いていたこともありますし、
曲がった事に対して、上下関わらず、
意見を言うことを信条にしていた頃もあります。

また、この地域ではすでに古株と言われる年。
協会での立場もそういった見られ方に拍車がかかります。

だけど、少しずつ学び、ただ言葉を発するだけでなく、
相手がどう受け止めるかを考えれば、
「言葉を選ぶ」「タイミングを選ぶ」ことが
大事だと思い、今はそれほど強く言う事はなくなりました。

しかし、やっぱり今回の件では、
「あんた、最近大人しすぎるんとちゃうか?」
「黙ってないで、しっかり指導する立場とちゃうんか?」
というその方々の気持ちが汲んで取れました。

店のスタッフには、精神的な事、道義的な事は、
今もしっかりと伝えていますが、
業界内とか、社会的にも考えないといけない立場。
そんな位置に今、自分がいるんだなぁという、
責任の重大さも教えられましたし、
今、我々の町でこの業界が間違った方向にいかぬよう、
若い人たちとしっかり対話するべきなんだなぁとも
改めて実感しました。

少々、難しい面もあるでしょうが、
それだけ、真面目にこの業界の方向を考えてくれている人が、
何人もいてくれて、またその方々の願いであれば、
そうそう、引っ込んでもいられない。

ましてや、人々を心から癒し楽しんでいただくためにある、
BARという文化の担い手たちが、
カウンターの外では、違う顔で舌を出しているような状況。
自分も偉そうな事を言える人間ではないかもしれませんが、
少なからず、毎日そう言う事がおこらぬよう、
意識はしているつもりです。
それだけに、許せぬ事が今回は多くありました。

また、動いてみます。
鬼の覚醒?
そうかもしれません。
黙っていられない事が多くなり、
皆が困っておられる事に、
お役に立てるのであれば、
身を切る覚悟で。