なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

盾と矛は両方必要

2009-02-23 17:44:48 | Weblog
 土曜日には近所のクリニックで定期検診。
  公立の総合病院から紹介されて、毎月の診察はここで四半期ごとの検診と機械を使った検査などは総合病院という形になってもうすぐ1年になります。
 こういうシステムは地域の中核病院と開業医の効率の良い連携プレイのような気はしますが、実際には微妙な隙間も感じるのです。
 私の場合こことは別に別のクリニックでも定期検診を受けて肝臓とか肥満とかむくみなどを、こちらでは循環器を主に検診・・・と言う事で流行りのセカンドオピニオンどころか3人のお医者さんの手を煩わせている。
  それでいて『これ以上悪くならなければ好し!』という態度ですから、模範的な患者ではないです。
  
 さて、診察は朝9時から始まるのですが、ここは予約制度が無いので「来た順」
  診察30分前には一番乗りの患者がいて、診察が始まる頃には10人くらいの患者がいる。
  診察が始まってからも次々に患者が来るのですから、もしのんびりと検診に出かけると午前中は待ち時間と言うことになりかねません。
 まあ、暖かな待合室で1冊本を読む気で出かければ良いけれど・・・土曜日は午後が無いから困る。
 そういう事で、私もいつも早めに出かけるのです。
  何と言っても自宅から自転車で5分程度ですから・・・それで本日はめでたく?3番目の受付。

 目論見通り9時半には診察が終わり、調剤薬局で薬を受け取ります。
  更に9時には開店している大型総合スーパーの3階の本屋に行き、地下1階で買い物をし、その足で10時開店の店でレンタルDVDを返して新しいものを借りる。
 ここまでで10時15分・・・これで本日の業務完了。
  便利な所に住んでいるおかげでしょうが、自転車で用事が足りるし、今日という日の時間はまだ14時間近くも残っている!・・・その割には効率よくためになることをしているのでもないですが。

 ところで今日は本屋でいつもの「NHK囲碁講座]3月号を買いました。
  これは講座テキスト売り場にありまして、平積みになっていますから一番上の本を取ればお終いですが、それではせっかく本屋さんに来たのに愛想が無い。
 それで、囲碁将棋ゲームコーナーに回りました。
  たいていはいつも並んでいる本が・・・
 ということは、並んでいるだけで売れているのだろうか?
  商品在庫という面で見れば回転が問題なのにいつもある本は、いつ行ってもあるみたいな気がします。
  「本屋としての品揃え」みたいな並べ方なんでしょうか?
 まあそれでも、ゆっくりとしたペースで変わっていくのかも知れませんが、誰が品揃えを考えるのでしょうね?、囲碁将棋と縁のなさそうな店員さんのように見えたけれど偏見だろうか。
 店員と言うより本の卸会社が考えているのかも知れませんね・・・ということは、どんな本にせよ店員さんは「売る」「店の管理」係なんでしょうね。
 大きい店ほどそういう面が強いとは思います。

 さて囲碁のコーナーでの本に正確なタイトルは忘れましたが林海峰さんの「簡明定石だけで・・・」という本がありまして、少し離れた所に「世界の新型研究・・・」のようなタイトルの本がありました。
  これってなんだか面白いですね。
 一方でシンプル=基本的な定石で打つという、一方で新研究=おそらく人の意表を突く、もしくは裏街道的な作戦の研究。
 簡明という考え方に同調できるのですが、一方で新研究に基づいた手段を知らないと新しい武器を手に入れた人の実験台にされてしまう恐れが十分にある。
  実際”新”と言うものが好きな人がいるし、覚えたら使ってみたくて仕方がないもののようです。
 ともかく、新の方はかなり複雑で落とし穴も多そうな感じがします。
  ということは両者は両極端に位置するもののようです。
 要するに簡明な定石で素人クラスでは十分に碁になるはずなんですが、一方では難解な形に持ち込んで裏をかこうとする輩もいるので、最低でも知識が無いと危険な目に遭う可能性が大きい。
  簡明=王道だと思うのですが、王道を歩くには王道以外の道も知らなくてはいけないということでしょう。
  それではこの「新研究」は買うべきか?
 定価1600円ではあるけれど今回は見送り。
  但しこれが図書館に並ぶことはなさそうですから、きっと買うことになるという想像はしました。