なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

短気との戦いなのだ

2009-02-12 17:41:57 | Weblog
 昔こういうことがありました。
  市内の大型商業施設がオープンして、同時に大きなビルの立体駐車場もオープンしました。
 この駐車場を利用すれば駐車違反の心配もないので車で買い物に行けます。
 と、言う事で家族全員でオープン日に来るまで出かけたのが大間違いでした。
  立体駐車場のビルには行列をしたもののなんとか入れまして・・・6Fぐらいまで自走して・・・そこまでは良かった。
 ところが、車から降りてエレベーターで売り場に降りる段になって思ってもみなかったことが発生しました。
 エレベーターが通過してしまうのです。
  つまり上の階ですでに満員状態なので途中では乗せられないので通貨する。
 それではと階段で下りようとすると、係員の制止にあって「これは非常階段なので通常は通行が禁止ですので使えません!」
 「なんだそれは!」状態です
 こういうとき私の決断は早い。
 家族に向かって「帰ろう!、こんな店には用はない」
  まあ、いつかは客がすいてきてエレベーターも止まるのでしょうが、私は待てない性格なのです。
 ましてや、サービスを受けるはずの立場なのに、こういう扱いを受けるのには我慢が出来ない。
 相手の従業員やアルバイトなどに怒鳴ったりはしませんが、しかし店に対しては決して許すことが出来ない感情を持つのです・・・その後そこには一度も言っていません。

 本当は自分でも損な性格だとは思う。
  もう少し辛抱すれば初期の目的通りに家族で買い物ができるかも知れないのに・・・
 しかし、その「もう少し」が我慢できないのです。
  これが、交通が激しい道路で我慢できずに道を突っ切るのとは違います。
 いくらなんでも命が惜しいからそこまではやりません。
  怪我をするのだって御免ですから信号とマナーはキチンと守ります。
 しかし、「呼び寄せた客」に対するサービスは・・・店としても予想以上の混雑だったのかも知れませんが・・・

 私はこういう状態に本当に弱い。
  だから自慢ではないけれど東京ディズニーランドに家から一時間以内で入場できるような場所に住んでいながら、まだ一度も行ったことが無い。
 あの「○時間待ち」という話を聞いただけで、意欲が無くなるのです。
  ジェットコースターに弱いと言う話以前の問題です。
 同じ理由で万博もダメ。
  何であんなに並ばなくてはいけないのか理解できないし、我慢できない。
 従って万博は「筑波」に仕事で出入りしていた(開催前と開催中は開場前)以外は行ったことが無い。

 と言う事で、本来囲碁向き?かどうかは甚だ怪しい。
  まあのんびりと間抜け顔をしているのは、本質半分+自分の短気を隠す仮面が半分です。
 ですから外見一見おっとりしている風ではあっても、実は猛烈な短期。
  ネットで対局する時、対局待ちの人がいる場合に私もオファーを出したとします。
 本来ならすぐに挨拶を交わして対局が始まるところが、相手からの反応が無い場合・・・相手の人はリストに名前を載せてからお茶でも入れているかも知れないし、あるいはトイレタイムかもしれませんし、はたまた電話がかかって来ているとか、宅急便とかだってあるでしょう。
 しかしこの待たされるに弱い。
  幸いネットのルールで、1分後には自動スタートとなり、(多分)5分後には相手の反則負けとはなります。
 しかし、ペナルティーが相手に課されるかどうかでは無く、過程で待つのに弱い
  だから、ギリギリで相手が現れるような場合・・・ほとんどそういうことになるのだが・・・こちらの心境は「小次郎」になっている。
 相手が「武蔵」意識しているのなら成功ですね。
 
 こういうとき私は深呼吸をして、自分に「ゆっくり、ゆっくり」とオマジナイを唱えてから第一手を打つ。
 このオマジナは序盤のうちは唱えていないといけませんね。
  何と言っても心の中で「短気」と戦っているのです。
 最近は、この「武蔵常習者」に気が付きましたから、それらの方にはオファーを控えています。
 下司の勘ぐりかも知れないけれど・・・武蔵はきっと意図的に・・・
  短気なだけではなくて、性格も悪いですね私は。