あいおい損保の罠と嘘

あいおい損保の事故対応の実例と
司法制度のごまかしぶりを細かく見ていきます。

事件の過程と詳細(4)

2012-04-08 14:06:49 | Weblog
 まず私は、「何であなたは私の保険屋と交渉してくれないのですか?」と尋ねた。それに対してHは、「1箇月以上もの間、そっちの保険会社からの連絡をずっと待っていた」と言う。事故当日に私と話をして以来、その後何の連絡もなく、私が「保険会社の者に連絡をさせます」と言ったので、言われた通りにこちらの保険会社からの連絡をずっと待っていたと言うのだ。
 私は最初、Hの言うことを疑い、「見積書が送られて来た時、あなたは一度古坂と話をしているではないか。なぜその時、きちんと過失の交渉をしなかったのか?」と尋ねた。すると、Hが電話をしたのは見積書に書いてある修理屋さん(伊原自動車販売)の電話番号であり、Hは「事故後の過失割合の交渉もしてないのに、黙ってこんなものを送りつけられても困る、と主張しただけだ」と言うのである。確かにHは古坂の連絡先を知らない筈であり、言ってることには筋が通っている。古坂保険は伊原自動車を窓口にして営業してる保険屋なので、真相は、Hが伊原自動車にかけた電話を、たまたま古坂が受けただけだったのである。さらにHは「第一、交渉から逃げるつもりなんか毛頭ないし、電話は留守電にもなってるんだから、連絡をくれればこっちからだって電話をかける」と言う。
 古坂は「いくらHに電話をしても、電話に出ないから無駄だ」と言って、私を諦めさせようとしていた。こっちが苦しんでいようが眼中になく、お前のことなんか構ってられないといった様子で、「保険会社の介入する事故でもないのに、これだけのことをしてあげてるんだ。それでも不満なら、自分で裁判を起こして何とかしてくれ」と言わんばかりだった。だが実際は、最初からHと交渉する気なんか毛頭なかったのである。明らかにHは修理代を請求する意思があったにも関わらず、Hに何の連絡もせず、事故係を動かして事実を確認することもせず、今までずっと私を騙して放ったらかしにしていたのだ。これほど顧客を馬鹿にした態度があるだろうか?事故の相手に対して古坂のとった行動は、最悪極まりないものだった。古坂が長けていたのは、事故の相手との交渉の仕方ではなく、いかにして保険の加入者を騙して交渉から逃げるかということだった。このままにしていたら、どうなっていたか分からない。自分で電話して本当に良かった。
 なぜ古坂は嘘をついたか。恐らく、事故の報告はきちんとしていたと思う。だが、責任者の田中が事故係を動かそうとしないので、私を騙すしかなかったのだろう。
 Hによると、留守番電話は以前から使っているということだった。古坂の話では、前日の夜にも電話をしたが、何回ベルを鳴らしてもHは電話に出なかったと言っていた。留守番電話になっているという話は全く出て来なかった。そこがどうも辻褄が合わない。
 私はそのことを問い質すため、古坂に電話した。古坂は平然と、「昨日電話した時は、留守番電話になんかなってなかった」と言う。古坂の言うことが本当なら、事故のあった5月31日から前日の7月6日の夜までの間、Hはずっと留守番電話など使っておらず、たまたま私が電話した7月7日の午前中になって初めて留守番電話を入れたということになる。そんな偶然などあるだろうか?それに、Hの言うこととも食い違う。とても信じるわけには行かない。この見え透いた言い訳に対し、古坂は「それはもう、ただ信じて貰うしかない」と言うだけで、その一点張りである。客観的に見て、どちらの言ってることが正しく聞こえるだろうか。私は、Hの言ってることの方がよっぽど筋が通ってるように聞こえる。その矛盾を追求すると、古坂は「そんなに言うなら、もう面倒は見切れない」と言って、話を突っ撥ねてしまった。
 私は古坂保険やあいおい損保の連絡先をHに教え、そっちと話し合ってくれと頼んだ。古坂の言うことなんか聞かずに、初めにこうしておけば、1箇月以上もの間、こんなに保険会社に振り回され、苦しめられずに済んだのだ。だが、それから何度もHから電話があり、「お前の所の保険屋に電話しても、どいつもこいつもとぼけて、全く話し合いに応じようとしない。こっちはずっとたらい回しにされてるんだぞ!」と文句を言って来た。保険会社を相手にしても埒が明かないので、Hは私に文句を言うしかなく、私は保険会社の苦情係のような立場にさせられた。保険会社の者はみんな責任を放棄して逃げてしまい、最終的にそのしわ寄せが全部自分の所に来るのだ。この精神的苦痛がどれほどのものか分かるだろうか。