60代後半のスローライフ

                      

一昨日、歯の激痛に見舞われて。

2024-05-01 05:04:09 | 日本に帰国中

本当なら、今日、友人と有馬温泉に行く予定だった。
でも、行けなくなってしまった。

一通り、いろいろな用事も済ませて、イギリスにもどる前に、のんびり、温泉につかって、と思っていた矢先、おとといの祝日29日に、急に治療した歯あかに激痛が走った。

今まで、ものすごく忙しい日々を過ごしていて、なかなか、ゆっくりする時間もなくて、長い間、行ってなかった温泉にも行けると思っていたのに。

でも、こんな歯の状態だと行けないかも?
治療した歯の神経が痛んできたのに違いないと思った。
もし行けなかった場合、私はキャンセル料を払うので、今回は、もしかしたら無理かもと、友人に伝えたところ、友人はすぐに、他の友人を見つけて、一緒に行くことにしたようだ。

昨日、歯科に行ったところ、神経は抜くことが出来ないと言われた。
今からだとGWを挟むので、とても無理だと。
もともと、この歯は昨年、イギリスに帰る前に、痛み出して、神経に近いところだけど、神経は残しておきますと言われて、ギリギリ、保険外でのセラミックの詰め物を作ってもらった歯なのだ。
昔は、神経を簡単に抜いてくれたのにと、思ったけど、この先生は、神経を抜くと根管治療をしないといけないのだという。それに時間がかかると。
私は神経を抜いたら、痛みがなくなって、それで簡単に詰め物をしてくれると思っていた。

昔の歯科のやり方とちがうのか?
この先生のやり方は、神経はできるだけ残しておいた方がよいという考えみたいだ。
イギリスのNHSの歯科(昨年、レジスター出来た)では、日本に帰る前に、この歯が炎症を起こしているといわれた。そして、抗生物質をもらって、何とか日本までたどり着いた。
この時、この歯科医は、もし神経を抜きたければ、「私の同僚が、神経を抜くのをやってくれる」と言ってた。

以前かかっていたプライベートの歯科は、あまりにも高い値段になったので、行かなくなってしまった。それに、以前のプライベートの歯科医には、入れ歯はできない、インプラントしかできないと言われた。私は骨粗しょう症の薬を飲んでいたことがあるので無理だと思う。
この薬を飲んでいたのは、半年だけだけど、一生涯、骨に影響が残るらしい。
だから、インプラントはリスクだ。
今回は、以前、残っていた根管も、抜いてもらった。いずれ抜かないといけないと言われていた。わずかに残っていた歯が折れていたからだ。

今回、私は部分入れ歯を作ることになった。
今、かかっている日本の歯科医が、入れ歯を入れたほうがいい、というのだ。
以前かかっていた日本の歯科医は、別に入れたくなければ入れなくてもよい、と言ってた。
歯がないと、他の歯に影響するらしいけど、今のところ、私の歯は、そんなにグラグラしていないから、入れ歯を入れたらきっと、気持ち悪いだろうし、本当のところ、無理だろうと思っている。
今回の日本滞在では、歯の治療が主だった気がする。
1週間の多い時では3回も通った。

あまり、いろいろなことが出来ずじまいだった。
どこにも行けなかった気がする。
奈良の友人のところに半日行って、美味しいお蕎麦屋さんに車で連れて行ってもらった後、
彼女の家に行き、ペットのワンちゃんに会うこともできた。

前半には、東京の知人が来て、2日間、大阪、奈良などを案内して、一日、1万7千歩か8千歩いて、ふくらはぎと足裏が痛くなって、2-3日、マッサージに通った。
回復するまでに、時間がかかったけど、幸い、足底筋膜炎にならなくて済んだ。
すぐにマッサージしてもらって、そしてストレッチをしたお陰かもしれない。

それから、今回は、地震対策として、いろいろなものを備えた。
食料は、私にはローリングストックは無理なので、缶詰を少し備えたくらいだ。
長期保存の水もまた買ったけど、家が崩れ落ちたら、取り出せない。
お米も無農薬の玄米を買ったけど、わずか2キロだけ備蓄用にあるだけだ。
それに、野菜が食べられないとなると、耐えられないだろうなと思う。

肉や魚がなくても、お米と野菜、みそ、しょうゆがあれば、何とかなるだろうけど、
やはり、海外に帰るので、そういうローリングストックしながら、食料備蓄は無理だなと思った。

地震が起きて、この家が崩れ落ちて、避難所生活になるのは、絶対に嫌だなと思うけど、この国いる限り、覚悟しないといけないのだろう。
簡易トイレ(使い捨て)だけは、Amazonで購入できた。
これも、地震が起きて、持って逃げれるものではない。
屈強な男子がいれば大きなリュックも背負えるだろうけど。
私のような一人暮らしの婆さんには、無理な話だ。

それにしても、海外からの大勢の観光客が来ているが、この人たち、地震が起きたらどうなるのだろう?
交通網も遮断されるし、飛行機も飛ばなくなるかもしれない。

第一、私のような年寄りが、サバイバルするのは、大変だと思った。
家族がいれば別だろうけど。
逃げる際にも、重いリュックは背負って逃げれない。
たった一人で、頼れる人が誰も周りにいない。
日本にいる間、それはリスクだなと思った。
頼れる人といえば、いつもお世話になっている不動産屋さんくらいなもの。
その不動産ご夫妻も、私より高齢。

私の住む場所に近い駅の回りは、スーパーもお店も、この数年で全て、なくなってしまった。
静かになったのは有難いが、駅の近くには、カフェの1軒もないし、コンビニもなくなった。
そして何より不便なのは、雨の日など、タクシーを呼ぼうとしても、まったく来てくれないことだ。予約は、受け付けてくれない。
これは、本当に不便だと感じる。
自転車だと駅まで15分くらいで行けるけど、歩くには、ちょっと時間がかかる。
まして、土砂降りの日などは、とても歩いていけるものではない。

住んでいる住人が殆ど高齢者ばかりになってきている。
若い人は車を持ってるけど、高齢者は運転できない人が多い。

母が生きている時は、まだタクシーは呼べばすぐに来てくれたのに。
なんだか、急激にいろいろなことが変化して行ってると感じる。

そして自分自身の老いも、勿論、感じる日々。
昔なら、あれもこれも、いろいろなことが出来たのに、一日でできる量が少なくなってしまった。
昔なら、遠くに出かけることも、苦にならなかったけど、今は、すぐに疲れてしまう。
特に人混みに出かけることが苦痛になってしまった。

歯の痛みは、今のところ治まっている。
このまま、無事にイギリスに帰れることを願う。
GW明けには、イギリスに帰国だ。
お天気は悪いみたいだけど、用事も済ませた今、早く帰らないと、と思う。
何しろ、仕事もあるし、夫も待っていてくれる。
今やたった一人、家族と呼べる人は、夫しかいない。
淋しい人生だけど。

3月初旬に、日本に帰ってきたころ、家の中は寒かったけど、朝と晩に湯舟につかるのが至福の時間だった。やはり、日本は良いなと思うことがいっぱいある。
これで地震がなかったらいいのに。それだけではない。台湾有事も心配だ。日本が戦争に巻き込まれる可能性もある。
そうなった時、果たして、日本に一時帰国などできるのかどうか?
不安材料は、多すぎるくらいある。それでも、日本は、やっぱり大好きな自分の祖国だ。
外国人観光客が多すぎるのも、そして円安で、外国人は旅行できても、日本人は難しい状況。
外国人富裕層がいっぱい来ていて、ホテルの値段も上がっているので、桜の季節などは、とても高くてホテルには、宿泊できない。
私は自宅があって良かったなあと思う。いろいろメンテナンスなど大変だけど。
やはり自宅は、くつろぐ。



近くの神社、梅の花がかろうじて、1本か2本くらい咲いていた。



懐かしい日本の神社の姿を見れて、やはり感激。日本に住むことの幸せを感じた。



近くのスーパーでは、こんなおいしいワインを見つけた。
昔、元夫の姉のところに行った時、「このワイン、美味しいのよ。山梨のワインなの」と言って飲ませてくれたワインと同じ味がした。
すごく甘い葡萄の香りがした。

念願のカキフライも作って食べた。3月までは、まだスーパーで牡蠣が買えた。



昨日は、こちらに帰ってから初めて、映画を観た。Youtubeで、Freeのがあったのだ。
リチャードギア主演のロスト・イン・マンハッタンという映画、ジョージオーウェルのエッセイ、パリロンドンを彷彿とさせる。
なかなか興味深い映画だった。映画を観るのは久しぶり。リチャードギアがホームレスの役を演じている。
https://www.youtube.com/watch?v=gvIZ8kCxE1Y&t=187s



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