桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

富士川を歩く(2)

2010年08月27日 21時11分19秒 | のんびり散策

 今朝、富士川のつづきを歩きました。
 朝、七時に庵を出ました。朝のうちはときおり薄日が漏れる程度の、うれしい曇り空でした。曇ってうれしいというのも妙ですが、これもひとえに連日猛暑がつづくせいです。
 アキアカネが舞っているのを見ました。暑いのはイヤですが、かといって秋の気配を感じ取るのは、ようやく……とホッとするのと同時に、一抹の寂しさを伴います。

 不思議なものです。春から暑い季節に移って行くのと、夏から涼しい季節に移って行くのと、同じように一つずつ移って行く季節の移り変わりであるのに……夏に向かうときは感傷的になることなどないのに……。

 

 前回散策を切り上げた羽中橋から下流に向かって富士川河畔を歩きます。

 
 

 今朝もウォーキングをしたり、犬を連れた人がたくさんいました。

 

 寶蔵院や廣壽寺に行くときに上って行く坂道を遠望。短いけれども、結構急坂です。

 

 羽中橋から500メートル。葉ノ木橋です。橋の上から下流を眺めました。

 

 葉ノ木橋から350メートル。富士川3号橋。
 富士川1号橋とは羽中橋、2号橋は葉ノ木橋のこと。富士川に架かる四本の橋のうち、一番交通量の多い橋なのに、3号橋だけ愛称がつけられていません。
 四本の橋があるのに、なにゆえ3号で終わりかというと、実際の最初の橋はもっと上流-平賀川との合流点に架かる仲田橋なのですが、富士川に架かっているのにもかかわらず、平賀川8号橋ということになっているのです。

 

 富士川3号橋から300メートル。富士川と坂川の合流点に架かる御體橋(おたいばし)からの坂川下流方向の眺め。

 

 富士川が坂川に合流するところ。左上方から右に向かって流れ込むのが富士川。ここで富士川は終わりです。
 ここから1キロほどの長さしかありませんが、画像の左に向かって坂川を遡ります。

 

 坂川越しに見る流山免許センター。左に見える台地は戦国期から遺されている前ヶ崎城跡です。

 

 御體橋から600メートル。上流から見た富士見橋。このあたりの坂川は新松戸で見慣れた坂川とよく似ています。

 
 

 富士見橋から370メートル。八木南橋と同橋から眺めた八木川(左)と坂川の合流点。

 坂川の放流口に着きました。前にきたとき(去年の体育の日)はここから滝のように水が流れ落ちていました。
 ここで坂川も終わり。この先は地下の導水管が利根川までつづいています。

 

 野々下水辺公園。
 利根川と江戸川を結ぶ北千葉導水路の水の一部がここで地表に出て、せせらぎとなって流れているはずですが……。今日は水が止められていました。
 庵を出てからここまで三十数分。朝の小散策のつもりでしたが、もう少し先まで歩いてみます。

 

 北千葉導水路の導水管を輪切りにしたモニュメント。

 

 野々下水辺公園の少し先。セブンイレブンが見えたので、飲み物を買おうと向かったら、台地の上に寺院を思わせる甍が垣間見えました。
 道を捜して上ってみたら、真言宗豊山派の金乗院というお寺でした。創建は江戸初期という説明書きがあっただけで、詳細は不明。流山・赤城神社の別当だった光明院の末寺です。いつもは無住のようです。

 庵に帰って知るのですが、このあたりまでくると、東武線の豊四季まで徒歩十分ぐらいです。随分遠くまできました。

 
 

 帰りはほんの少し足を延ばして幸田(こうで)湧水に寄りました。
 前に見たときは湧水量が少なかったので、この旱天つづきでは、もしかしたら涸れているのではないかと思いましたが、水位は変わっていないようです。
 本土寺参道の紫陽花など、すっかり萎れて元気をなくしているのに、この付近には地下水脈があるのでしょう。木々の葉はいずれも瑞々しい
のです。母なる大地はすごい。

 

 鶏頭を目にするのは久しぶりです。
 近ごろは朝顔を咲かせる家もなかなか見ないようになりました。私の子供のころは、夏休みというと宿題の定番-観察日記とも結びついて、朝顔だったものですが……。いわんや桔梗をや。

↓前回スタートした根木内歴史公園から今回の金乗院までの航空写真をつけました。
http://chizuz.com/map/map74057.html


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