桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

野良の黒介一周年

2011年12月05日 12時53分37秒 | 地域猫

 昨三日まで、わずかに花弁を残していた我が庵の石蕗(ツワブキ)でしたが、今朝見たら散っていました。



 今日、十二月五日は去年、天形星神社というところで暮らしている黒の野良猫殿(黒介)を初めて見かけた日からちょうど一年です。記念して会いに行くことにしました。



 風は強いけれども、陽射しは強く、暖かでした。しばらく川に沿って歩くことになる富士川にはおびただしい数の鴨がいました。

 流山市に入ると、まだ未舗装の道が残されています。雨は二十四時間前に上がっていて、我が庵周辺のアスファルト道路はすっかり乾いていたのに、この径では凹んだところはすべて水溜まりとなって残っていました。



 東側から見た天形星神社です。高い杉木立の間から見る社殿はずっと昔に訪れたことのある箱根神社を思わせます。




 天形星神社ではちょっぴりうれしくなるようなことが待っていました。


 どうやら野良の黒介に茶虎の連れ合い(左)ができたようなのです。

 黒介は身を隠していた植え込みの中から姿を現わして、しばし私を凝視したあと、私がまさに私であると認めて、小走りにやってきました。そのあとに現われ出たのが左の茶虎殿です。
 普通なら初めて見る私のほうに近寄ってくるはずがないのですが、黒介の知人らしい、と安心したのでしょう。スタスタと歩いてきました。

 小さいので見えないかもしれませんが、紅葉を撮した前の画像で、二本ある楓のうち、左の樹の下に茶虎殿の横っ腹が映っているのです。
 黒介だけが餌を食べているので、連れ合いの前にも餌を置いてやろうと近づくと、さすがに私を避けようとします。しかし私が離れると、また黒介のそばに戻って、黒介が食べるのをじっと見ています。



 黒介家は「かかあ天下」であるようです。先の画像を撮ったとき、黒介だけが食べているみたいですが、実は餌を置いたとき、あたかも「君から食べろよ」とでもいうように、黒介は一瞬も二瞬も間をおいたのです。茶虎殿が遠慮したのか、警戒したのか、食べようとしなかったので、黒介は渋々腰を上げた、という感じでした。



 夫婦となったか、まだ恋人同士か連れ合いか。別の場所に餌を置くと、茶虎殿は遠慮することなく食べてくれました。




 流山の里山。




 天形星神社からはるばると歩くことおよそ四十分。いつもの梨園に着くと、うさ伎(うさぎ)が梨の樹の根元で眠り込んでいました。




 10メートルほど離れた道路で、パンパンと両手で音をさせると、うさ伎は飛んできてくれました。
 歩き方はポンポン弾むようで、まるで猫になったシーズーが歩くのを見ているみたいです。


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