桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

2014年十一月の薬師詣で・松戸市

2014年11月08日 16時59分47秒 | 薬師詣で

 薬師詣での日です。
 しかし、ひどい風邪に見舞われたようで、二日前から体調が思わしくありません。
 普段は出したままのこたつ机を前にずっと坐ったままで過ごしています。出したままとはいっても、まだこたつ布団は出していないし、むろん電源コードも繋げてはいません。
 庭に面した窓は下半分がすりガラスになっています。
 その向こうにふっと白い影が現われました。三か月ほど前、今年の七月三十一日に初めて見かけた猫殿が庭に降りるための踏み台の上に坐ったのです。

 三か月まえのその日、外出しようとドアを開けたとき、たまたま玄関前にいたのか、通りがかりであったのか、びっくりした様子で、跳ねるようにして逃げて行く後ろ姿を見ました。
 ところが、大概の猫殿であれば、そのまま脱兎のごとく走り去ってしまうのに、この猫殿は4~5メートルほど走って駐車場に出ると、坐って首のあたりを掻いたりしていました。明らかに野良と思えましたが、人を警戒する様子はあまり見せませんでした。
 出かけるところだったとはいっても、急ぐ用ではなかったので、一度戻って、玄関前にドライキャットフードを置き、ドアを細めに開けて、さて、
猫殿どうするか、と見守っていましたが、私が観察しているのがわかっていたのか近づいてはきませんでした。
 私が駐車場に出ると、また2~3メートル離れましたが、決して逃げようとはしません。
 外出から戻ってくると、もう猫の姿はありませんでしたが、玄関前に置いたキャットフードはきれいになくなっていました。

 初めて見たときからしばらくして、我が庵から400メートル、歩いて四~五分ほどのところに広めの駐車場があるのですが、そこを歩いているのに出くわしました。
 野良猫の縄張りは半径250メートルほどと聞いたことがあるので、その駐車場あたりを住処にしているのであれば、随分遠くまで出張ってきていたのです。
 それからときどき我が庵近くで見かけるようになり、その都度、玄関かその近くにキャットフードを置いてやるようになると、やがて二日に一度ぐらいの割合で訪ねてきてくれるようになりました。

 


 この日は猛烈に食欲旺盛でした。
 いつもなら100円ショップで買っておいたお皿に、ドライフードを大きめの茶匙に一杯置いてやれば、いつの間にか食べ終えて姿を消しているのに、今日は食べ終えたあとも、いつまでも待っていたので、さらにドライフードを二杯、またたびドーナツを数個……。それでもまだいたので、パウチのウェットフードを一袋。
 私が見かける野良猫殿は、当初は警戒して、おやつを置いてやっても、私が少し離れるまでは食べようとしません。しかし、私との馴染みが深くなるのにつれて、足許に身体を擦り寄せてきたり、ちょっと離れたところにいたりすれば、小走りで駆けてきてくれたりします。
 しかし、この猫殿は初めて見かけたときは、一目散に逃げもせず、隠れもせず、という様子だったので、野良は野良でも、人に慣れているのかと思ったのですが、私とは一定の距離を置くのが信条だとみえて、私が一歩でも足を踏み出そうものなら、サッと逃げます。しかし、完全に立ち去ってしまうことはありません。
 つかず離れずの距離を保つのがお互いにとっていいのかもしれない。そう思ったので、シャーロック・ホームズの相棒の名にちなんで、ワトソンと呼ぶことにしました。

 ところで、肝心の薬師詣でのほうは、近いところでも出かけるのは無理なような体調です。



 今月の薬師詣では地元の慶林寺だけにしました。


 帰ってくると、キャットフードはすっかり食べ終えていたのに、まだ庭にいました。
 もしかしたら我が庵に住み着いてくれるのか。仮に住み着いてくれても、家の中には入れませんし、これまでの様子を見ていれば、先方も入る気はなさそうです。寝床にできるように、ダンボール箱だけを置いてやろうか、とも考えています。
 なかばうれしいような、困ったような、複雑な心境です。


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