進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

アイディアを狩る狩猟採集生活から、土壌(組織力)を醸成しタネ(アイディア)を育てる農耕生活へ

2012-10-11 01:32:31 | AKB48_オピニオン
久しぶりの更新です。

でも他愛もない話をして去ります・・。



最近は時間がなくてAKB48関連のこともひたすらROMっていたのですが、思うことが一つあるのですね。

それは依然から繰り返し主張してきたことに一貫して共通していることなのです。



私は日頃「組織」について語ることが多いのですが、いつも次のようなことに理解を求めます。



私たちに欠けているものは「アイディア」でも「意欲」でも「能力」でもない。

欠けているのは、タネを撒いたら立派な作物が育つ豊かな「土壌(組織力)」である。

組織力に欠ければ、どんな筋の良いタネでも枯れて育つことはない。

森に分け入って偶然、有益な植物(アイディア)を手にすることを狙う狩猟採集民族的な組織運営はやめて、

品種と土壌の改良を繰り返し研究し、獲得するべきものとして作物を獲得する農耕民族的な組織運営をするべきではないのか。

狩猟採集民族的な組織運営でも、運が良ければ素晴らしい動植物を獲得できるかもしれない。

だが、人類の歴史が証明しているように、地球上で繁栄しているのは農耕民族の方だ。

それは圧倒的な生産性の違いによるものだ。(養える人口でいうと10倍~100倍の違い)

農耕革命によって食料の蓄積・配分が可能になると、分業が可能になる。

これが職業を生み、また専門化を推進し、これがまた生産性を高める。

産業革命は資本蓄積・配分が可能になったことによる分業の促進という点において、農耕革命と同様であった。

農耕革命の前には言語革命があって、これが技術の伝承を可能にし、つまり農耕を促進した。

今は、IT革命によって情報の蓄積・配分が可能となり、さらに分業が進み、違いが先鋭化してきている。

もちろん、アダム・スミスが国富論で指摘したように、分業は人間の視野狭窄を引き起こすという弊害もある。

だから、今日における先進的な経営論者は、効率化と合理化によって分業を促進する近代経営管理手法を乗り越えるべく「統合」の重要性を主張する。

分業が進み過ぎた現代では、新たな別次元の問題解決の必要性に迫られている。


話がそれたが、農耕民族的な組織運営は一定の場所に留まるということではない。

それは絶え間ない試行錯誤の繰り返しということを一側面では意味しているのだ。

農耕革命は狩猟採集生活から農耕生活への非常に大きなイノベーションであった。

元来、狩猟採集生活を送ってきた人類にとって農耕生活は誇り得たものだっただろうか。

狩りで獲物を仕留めてくることに対し、農耕生活は地味で誇らしくない活動だったに違いない。

しかも原生植物のままでは生産性は低く、当初は補助的な食物にしかならなかった。

数百年~数千年という長い時間をかけて品種改良をした結果、今のような作物として有効になったのだ。


物事を単純化し過ぎと批判されるかもしれないが、つまりはこういうことだ。

その場所で獲物が取れなくなったら他の場所へ移動するだけだった狩猟採集生活ではなく、その場所で生き抜く術を磨き上げるといおう農耕生活の方が、結果として生き残ったということだ。

実際、農耕民族はその場所に留まらず、よりよい土地を求め、領土を拡大するなどした。

決して一定の場所に留まっていない。

ただ、それゆえ農耕民族は狩猟採集民族に対して好戦的で無慈悲であったことも確かなのだが・・

それも分業の賜物であって、組織運営の弊害にもなってくるので、それもまた先に述べたように別次元の問題と向き合わなければならなくなる。



ただ、アイディアを狩るのではなく、土壌(組織力)を醸成しタネ(アイディア)を撒いたら育つということの重要さを、伝えたいだけなんだ。


いや、チーム4の一周年にかけたわけではなく、AKB48全体についてだね・・


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6 コメント

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Unknown (tune)
2012-10-13 08:46:16
たくさん種をまくAKBは「じっくり育てる」という忍耐強さも必要ですね。

これだけ大きな組織になっても、AKB48の運営は慢性的な人手不足に悩まされているのかも、と思います。

単純にメンバー数の多さもそうですが、姉妹グループの多さ、関係芸能事務所の多さ、スポンサーの多さなどを鑑みると、眩暈がするような事務量だと思います。

加えてこの企画量です。日本最高峰のマネジメントチームが付いているだろうとは思いますが、あまりにも利害関係者が多すぎて、「調整型」のマネジメントが台頭してきているのではないでしょうか。

メンバーも、企画も、マネジメントも、「とびぬけた意外性」を、どう維持していくか。

AKB48はマネジメントも含めて「エンターテインメント」ではないかと思うので、意外性を軽視してほしくな、と思います。

具体的には、AKBのチームを3つに集約するという「堅実策」の一方で、SKE48で8人チーム×6に分割して公演数を増やし、ダブルセンター制として片方に若手をもってくる等、「挑戦策」も忘れない、とか。

考えるにつけ、AKB48の浮き沈みは次の「新公演セットリスト」にかかっている気がします。やすす、がんばれ!

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お疲れさまです。 (ちんとも)
2012-10-16 02:18:58
かなりお忙しいようですね。

まぁ今はAKBには珍しく(笑)穏やかな日々ですから、しばし休息しましょう。
年末年始になれば話題も議題←も増えてくるでしょうし。

復活の際はまたよろしくお願いします。m(__)m

PS 今夜のタイムズの例のスレ立てたの管理人さんですか?(笑)
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更新ないので勝手な事を書いてみたり    (株トレーダー)
2012-10-18 00:51:18
私が何故このブログで乃木坂を推すのかというと、このブログの主旨なら乃木坂を推すべきなのに、akbを推すという事は、ただのファンじゃんか?と思うからです。

akbの仕組みができたのは偶然です。秋元康の柔軟性の賜ですが、彼に計画的に組織を構築する能力があるとは思えません。だから、状況を利用して先手を打つのが優先されるので、このブログの主張は絵に描いた餅だと思います。

一方の乃木坂は意識的に、人材が育成される組織を構築する事を目的としていて、かなり難しい事に挑戦してる印象です。
akbみたいに礼儀から教えたりはしません。自分で考えて自分で工夫する、というレベルの高い事をメンバーに要求します。とにかくメンバーに説明をしない、誘導もしない。結果だけ与えて、後は自分で考える。

そのせいで、かなりひどい事になってますので、暇ができましたら、アンダーのメンバー中心にブログを読んで、感想を記事にして欲しいと思ったりします。

メンバー個人のファンの集団に集団名をつけるという、他にはない現象が起きています。
ファン内で特有の挨拶を作ったり、そういう事をメンバー自身が主導してます。
延々と質問に答えたり、質問を返したり、コメントした人の名前を羅列したり、ファンの誕生日を祝ったり、凄まじい閉鎖性です。
組織論にこだわるなら、実際に顕現してるこれはどうなの?意見が聞きたい。
私はもちろん、好きじゃないです。

akbはメンバー同士依存関係になりやすいようですが、乃木坂はファンに依存する傾向が強い。この先どうなるのか。実験のようで、怖い。

運営の最大のミスは、非選抜をアンダーと呼んだ事です。乃木坂の人数だと選抜を選ぶのではなく、二チームに分けた駄目方がアンダーというのと同じ意味です。駄目な方をチーム扱いすべきでなかった。

このブログのリーダー論がピンと来ないのですが、松井玲奈よりは若月の方が近い気がするんですよ。

この人は実際にアンダーという組織を、
選ばれなかった人達
から
選抜の下部組織
という意味に変えたと私は考えてます。

「運営は病気」
と自分を選抜しない運営が非難されるまで自分を磨くという主張は、クレバー過ぎて引くレベル。
乃木坂のあの選抜の仕組みですから、
選抜に選ばれる努力
ではないんですよ。
本当に感心する。
それでいて、ファンをあおるでもなく、運営を批判するでもない。
松井玲奈のように、自分の感情を制御できずにただ主張するのとは一線を画す、考えられた戦略です。

若月は多分唯一、akbを倒す目的で乃木坂に入った人なので、二科展もその一環だと考えられます。意見もちゃんと聞くし、人としての成長が見てとれる。
でもアイドルとしての成長とは何か違う。

結局、akbは無能だから、欠けてるから、アイドルとして輝くのであって、運営が導かずに仕組みだけ用意してもこのブログが期待するような価値のある物は生まれないんじゃないでしょうか。
このブログはその欠けた人格に惹かれてるだけで、乃木坂に輝きのない有能な結果が実際に出てきても興味は持てないのではないかと思います。

本当に、このブログの内容で、何故、乃木坂を論じないのか、謎です。

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あまり横やりはどうかと思うのですが (ムー)
2012-10-18 00:58:40
とても主張が分かりづらいです。ブログ主さんが忙しいようなのですから、せめてもう少し分かりやすく簡潔にまとめる努力をされてはいかがかなと思います。

なぜ乃木坂を論じないのかが主張なのですか、それとも乃木坂を推さないのかが主張なのですか?それとも両方なのですか?せめてそれが分かる文章を書かれてはいかがでしょうか。

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すいませんでした (株トレーダー)
2012-10-30 00:04:18
私の主張は、
ソニーにもよく言及してるブログ主さんが、なぜ乃木坂には興味がないのか疑問である、という事です。

また、このブログのAKB関連の主張が、他の記事とは違って、私にとって全く響かないのは何故か。
それは、ブログ主さんがただのAKBのファンだから、ではないか。
という仮説です。

秋元康は48にまだ集中してますが、運営の実験の主たる舞台は乃木坂に移ってるという事を、知らないだけならば教えてあげたい気持ちが強いです。


アンチテーゼとして乃木坂を使いましたが、じゃあ何を使えば多少なりともブログ主さんが違う視点を持つように説得できたのか、結局よく分からなかったです。


しかし、先日、嶽本野ばらさんのブログの記事「AKBやめます」を読んで、全部理解できました。

AKBがセカイ系である事が魅力ならば、私が言って来た事は全て間違いだったと言えます。

アイスコーヒーを飲んでる人に、コーヒーはホットで飲む物だと主張した所で、何の意味もありません。

何回も長々と、付き合わせてしまってすいませんでした。

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意味はあるでしょう (advanced_future)
2012-10-31 10:09:23
>株トレーダーさん
コメントありがとうございます。

>なぜ乃木坂には興味がないのか

誤解なのですが、私は乃木坂46に興味・関心を持っています。
ただ、私がネタを持っていないので語れないだけです。
それ加えて、訳あって声を大にして語るのが難しいということもあったりします。

AKB48についてよく語るのは、
ネタが豊富で、そして好き勝手に解釈して語るマージンが大きいグループだからだと思います。
語るだけの余白があることが魅力ではないかと思います。

また、AKB48には「セカイ系」の要素も強くあると思いますが、
一方で最近のAKB48は「脱セカイ系」とも言うべき変化もしています。
3.11復興支援活動もそうですし、
グループ、各メンバーの活動領域の拡大や、
アイドル・グループからエンターテイメント・グループへの移行がそうです。
心理的抵抗なり反発も受けながらといったところだとは思いますが。

今はその移行期で、バランスがよくわからない気持ちの悪いものになっている可能性はあるとは思いますが。
脱セカイ系の過程でセカイ系の押し売りになってるところがあるのかなと。
このあたり、どうバランスしていくかは見ものではあります。

それに、AKB48の目指すところは開かれたオープン・プラットフォームなのだと思うのです。
AKB48は語り場として比較的によくできていると思いますね。


>ブログ主さんがただのAKBのファンだから、ではないか。

私はAKB48のファンで、それが主張のベースにあるのは間違いありません。
AKB48を軸として様々な主張をするところに当Blogのオリジナリティがあると思っているので、
これはトレードオフになりますね。
純粋に経営や組織、社会について語ったら、他の有力ブログに負けてしまいますから。
ここは、当Blogの経営方針として、そう決めたこと、といえると思います。


>アイスコーヒーを飲んでる人に、コーヒーはホットで飲む物だと主張した所で、何の意味もありません。

私の反応が鈍いかもしれませんが、私は意味があると思っているので、時間と気持ちが続くのであれば、今後も是非お願いいたします。

ブラック無糖派の私に、カプチーノの良さを伝えてください(笑)
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