ADONISの手記

主にADONISが書いた二次小説を公開しています。リンクフリーです。
ハーメルンとマルチ投稿しています。

29.ジョブ(最終幻想編)

2016年05月12日 00時31分19秒 | 小説

※29は、『ファイナルファンタジーV』の世界が舞台になります。

 

 型月世界から引き上げた私たちは『ファイナルファンタジーV』の世界に来ていた。このFF5の世界は一言で魔法といっても白魔法、黒魔法、時空魔法、召喚魔法、魔法剣、時空魔法、青魔法、歌と色々な種類があり、それらを習得するにはそれらの魔法を使うジョブ(職業)にならなければいけない。

 この辺りは以前いたDQ3の世界と共通しているし、DQ3の転職システムに相当するジョブチェンジシステムもある。そう、ここで重要なのがそのジョブチェンジだ。

 FF5ではクリスタルの欠片を集めることで様々なジョブになることができる。つまりクリスタルの欠片を集めて魔法使い系のジョブになり魔法を習得していかないとならないのだ。

 いくら私たちの魔法の才能がチートで一度でも使用した魔法は無条件で使えるといっても最初の段階で躓いたらどうしようもない。そこで原作知識を利用して主人公バッツ・クラウザーの仲間になることにした。

 つまり、原作開始直前にこの世界に来てバッツと仲間になり、原作通りにレナ・シャルロット・タイクーン、ガラフ・ハルム・バルデシオン、ファリス・シェルヴィッツを仲間にしたわけである。

 FF5では主人公たちは四人パーティであるが、この世界では私のアイシャを含めて六人パーティになっても問題なく行動できた。やはり主人公パーティだからといって人数制限があったりするわけではないのだ。

 風のクリスタルの欠片を手に入れた時には、私が黒魔道士でアイシャが白魔道士になったが、その後はちょくちょくジョブチェンジして様々な魔法を使用していった。

 とりあえず原作よりもパーティの人数に余裕があるので、私たちが魔道士系のジョブになってバッツ達には戦士系などの他のジョブに回したりできるのだ。

 FF5の魔法はショップで購入したりもできるが、宝箱、イベントで入手できるものもあった。特に召喚魔法は戦闘で習得できる魔法が多いから戦闘イベントをこなさないといけなかった。

 ここで最も問題なのが青魔法だった。青魔法は青魔道士かラーニングのアビリティをもつ者がモンスターの特殊攻撃を受けてラーニングすることで習得できるという特性から魔法を覚えるのが難しい。その為、欲しい青魔法だけに絞って他は諦める事にした。

 正直言うと、マイティガードやエアロ系辺りはともかくあまり使えない青魔法が多かったので取得する魔法を絞るのは問題なかった。

 魔法といえばこの世界の時空魔法はかなり興味深い。メテオのインパクトや攻撃力もさることながら、時間と空間をかなり自由にコントロールできるだけにこれを応用すればいろいろな事に利用できるだろう。

 また、FF5の魔法は実戦向きで、というよりもRPGの魔法なだけに実戦に特化していると言えるでしょう。呪文の詠唱もなしに魔法が使える上に赤魔道士の連続魔法にいたっては一度に二つの魔法が使用できるのだ。

 DQ3の世界では複数の呪文を融合したりしたけど、連続魔法はそれよりは難易度が低かったのでわりと簡単に習得できたのは幸いだった。

 そうして、私たちが同行することになったバッツ達のクリスタルを巡る冒険。それは彼らにとっては未知のものであろうが、原作を知る私たちには予定調和であった。その一環としてガラフが死に、クルル・マイア・バルデシオンが仲間になったが、その事に干渉しなかった。

 別にガラフがどうでもいいというわけでもないが、いくら原作キャラクターでもトリッパーでもない下位世界人を原作を捻じ曲げてまで助けるつもりはないのだ。

 そういえばGS世界はともかく、それ以外の世界では原作に関わらずに魔法を習得していたが、このFF5の世界では思いっきり原作に関わっています。まあ、魔法習得の関係上関わらざるをえないわけだから仕方ないでしょうね。

 勿論、光の戦士一向に二人も部外者が参加している関係で、原作との乖離は発生していたものの、私たちができるだけ原作を順守していた為、その影響は最小限にとどまっていた。

 余談としていうならFFシリーズの飛空艇はかなり興味があったので、シドと意気投合していろいろと専門的な話し合いに没頭してしまい、しまいには飛空艇を魔改造してしまったのはどうでもいい事でしょう。

 そしてエクスデスとの戦い、ラスボスのネオエクスデスを倒したわけです。後はエンディングとなって世界は平和になりめでたしめでたしとなった。こうなると、この世界には用はないので、私たちはこのFF5の世界から引き上げることにしました。

 この世界の魔法は研究とかではなく戦闘向き過ぎたせいで、僅か一年でやるべきことが終わってしまいましたね。今までで最短でしたよ。

 そういえば、エクスデスの使用していた無の力ですが、さすがの私たちもあれは習得できなかった。エクスデスが派手に使いまくっていたので観測する事はできたのですが、習得するにいたらなかったのだ。といっても、スレイヤーズの重破斬(ギガ・スレイブ)のようなものなので、それで代用できるからいいですけどね。

 


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ドノヴァ星人)
2016-05-12 21:16:55
>29.ジョブ・チャンジ・(最終幻想編)

>29.ジョブ・チェンジ・(最終幻想編)

>その後はちょくちょくジョブ・チャンジ・して

>その後はちょくちょくジョブ・チェンジ・して

>この『二人の魔女』・にの・デモンベイン編の前に

>この『二人の魔女』・の・デモンベイン編の前に
返信 (ADONIS)
2016-05-13 08:01:47
>ドノヴァ星人さんへ
誤字報告ありがとうございます。修正しました。
Unknown (ヤマト)
2016-05-13 18:54:00
魔法はロマンだけど究めるのは大変ですね。バスタード世界の天使軍と観察軍が戦ったらどうなる?か知りたいです
返信 (ADONIS)
2016-05-14 17:42:53
>ヤマトさんへ
おっしゃるとおり、魔法や魔術は創作物では数多出てくるだけに網羅しようとするとすごく大変です。

さて、バスタード世界の天使軍と監察軍の戦いは確かに実現すればすごく派手になりそうですね。とはいえ、監察軍は世界を破壊してあまりある大量破壊兵器を有しているので戦えば監察軍が勝利すると思いますが、そこまでやる意味はないから実現しないでしょう。

そういった意味では監察軍が避けることができない強敵としてのベヅァーの特異性が際立ちますね。

コメントを投稿