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私はどちらかと言うと、フィル・フェレルは嫌いな部類だ。
なんて言うか・・・生理的に顔が受け付けない。もちろん顔で勝負しているわけではないだろうが、彼がドアップで映るポスターを観た時、「面白そうだ」とはあんまり思わないんである。
なので、今回の映画が面白いからと言って、最新作「セミプロ」を観ようとは思わない。
それにしても邦題はダサいよね。フィル・フェレルの過去の作品の邦題を転用しただけという芸のなさ。
それにしても面白かったなぁ。
話もテンポ良く進むし、くだらなさ加減も素晴らしい。
男子ペアフィギュアスケートって、スキージャンプペアを思い出しますが、スキージャンプペアに負けず劣らず、「ありえねー!」技のオンパレード。
おかまっぽいとも思えるほどプリンス然としたジミーと、こんなにキモいのに何故モテる?なチャズとのやりとりもイイ。
一瞬ジミーの父親がチャズってアリなの?と思いましたが、映画内ではそういう話にはなりませんでしたね。あの複線、意味があったのかなかったのか・・。
2人が金メダルをかけて挑戦する荒業も素晴らしい。首がコロンだもん。北朝鮮だもん。もう北朝鮮ってアメリカ映画のコメディの定番ネタになってるよね。
その程度って事なのかも。
展開としてはお約束な流れになってますが、ギャグやトンデモなフィギュア技の数々で、飽きずに観る事ができます。
ライバルに捕らわれたチャズの必死の逃亡劇も必見!
エスカレーターに挟まるのがめっちゃウケた。ジャストフィット。
ラスト、お空を飛んでく2人に、ありえなさは最高潮を迎えるのでした・・・。
唯一ヒロインのグダグダぶりにはイライラしましたが、週末の夜、お菓子食べながらゆっくりするのにピッタリの映画でした。
